2023.05.10 更新

【もしもシリーズ第2弾】年収600万円、新築マンションを買ったら

新築マンションを購入したら将来どうなる?

【もしもシリーズ】とは、これからの住まいについて悩んでいる方に向けてライフプランを簡単にシミュレーションした記事です。
第1弾「賃貸しつづけると将来どうなるの?」、第3弾「中古マンションを買ってリノベすると将来どうなるの?」はこちらから。

 

本日は「新築マンションを購入した場合」です。
わかりやすくするために、第1弾と同様に数字を単純化しています。

30歳 男性 サラリーマン 夫婦二人暮らし
現在 賃貸マンション在住
家賃 15万円/月 約66平米、世田谷区経堂徒歩10分
年収 600万円* (手取り年収約500万円)

*東京都の平均年収。
通常は30歳ならばもっと年収は低いと考えますが
計算の便宜上、定年退職の65歳まで平均化して
退職金も含み年収600万円とします。

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今回は「シンチクくんのストーリー」です。
シンチクくんは、こんな考え方の持ち主です。

▼やっぱり夢のマイホームが欲しい!
▼豊かさは大事。住み心地は良くなくっちゃ
▼住むところさえあれば、いつの時代もなんとかなるもんさ!
▼財産(資産)を持つのは良いことだ

そんな彼は、念願の新築マンションを購入することを決意しました。
現在住んでいる賃貸マンションと、同じ場所と広さを基準にして、新築物件を探しました。

そして、彼は、賃貸マンションに住んでいた頃と、ほぼ同じ場所と広さの6,296万円という物件に出会い、購入を決意します!
(※実在の物件です)

全額をローンでまかなうと、毎月のローンは18.8万円。
これにマンションの修繕積立金+管理費を2万円として、合計の月々の住居費は20.8万円となります。

シンチクくんの手取り年収は約500万円。約41.6万円の月収があります。
住居費は月20.8万円。生活費は月15万円。
よって月々の合計支出は35.8万円
[支出=住居費+生活費]

月収から、支出を引くと、5.8万円。
つまり、毎月の貯金可能額は5.8万円となります。

[月収(41.6万円)- 支出(35.8万円)= 貯蓄額(5.8万円)]
さて、この生活を継続していった場合・・・

  • 1年後(31歳)の貯蓄額は70万円
  • 10年後(40歳)の貯蓄額は約700万円
  • 35年後(65歳)の貯蓄額は約2,450万円

そして、シンチクくんも、めでたく定年退職を迎えました。

退職後も「チンタイくん」と同じく生活費は月15万円。
住居費はローンが完済し終わっているので「修繕積立金+管理費」のみが、月2万円かかります。
よって、月々の支出は17万円。今後の経済情勢を考えて、年金は期待しません。

貯蓄を生活費と住居費に充てていくと、年間204万円(17万円×12ヶ月)の支出となります。

[貯蓄額(2,450万円)÷支出(204万円)=12.00…]

つまり、シンチクくんは定年退職後に12年、生きる事が出来るのです。

すなわち、77歳まで生きられる!

あれ、77歳…まで!?

男性の平均寿命は現在81.49歳、女性は87.60歳と世界一(令和4年12月23日厚生労働省発表)。
この長寿大国の日本で暮らすには、少し心もとないどころか、かなり無謀な選択になってしまうかもしれません。

さらに、将来子どもができた場合にはさらに教育費が必要になってきます。
では、他にどんな選択肢が考えられるでしょうか?

次の第3弾「中古マンションを買ってリノベすると将来どうなるの?」や第1弾「賃貸しつづけると将来どうなるの?」の記事も参考にしてみてください。

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