スタッフBlog 2019.06.05 更新 | 2017.05.28 公開
貯金って良いことじゃないの?

自宅から、会社の事務所に行く途中に国立印刷局東京工場があります。
何をしているところかというと、日本銀行券(お金)を印刷している工場です。
そこを通るたびに、「俺にも印刷させろ〜!」って心の中で思っています。
日本円とかドルとかユーロとか紙に印刷されたお金って、今の印刷技術でも偽札を作るは難しいみたいですよね。
国の印刷製造機ってすごい機械なんですね〜。
その印刷製造機買えるなら、いくらで買いますか?
1千万?1億?10億?100億?1000億?1兆?・・・・
だって、いくらでも印刷できるのだから、どんなに高くても買っちゃうかも(笑)
そもそも、お金があればですが。
って、よくよく考えてみると単なる紙に印刷しているのだから、そりゃーいくらでも印刷出来ちゃいますよね。
誰かが、今年は何兆円印刷するぞーとか決めてやっちゃえばいいですもん。
でも、それって、ちゃんとした価値があるのでしょうかね?
どんどんお金を印刷するって、世の中にどんどんお金が増えていくのですよね。
例えば、わかりやすくするために、世界に太郎君と花子さんと良夫君の3人しか居なく、世界にはお金が3000万あって、3人で1000万円ずつ分けて貯金があったとします。
また、世界に土地(不動産)が1つしかない場合を想定します。
太郎君は1000万円を使って、土地を買い、自分の居場所を確保しました。
1年後に、国が追加で3000万円印刷して、また3人で1000万円ずつわけました。
太郎君は世界に一つしかない土地と1000万円の貯金を持っています。
花子さんと良夫君は貯金を2000万円ずつ持っています。
花子さんは、自分の居場所が無いので、土地が欲しいなーと思いました。
そこで、太郎君に掛け合って太郎君の土地を購入したいと申し出たら、太郎君は2000万円だったら売るよって言いました。
花子さんは「そんなのずるいじゃん!だってその土地は1000万円だったでしょ!」と言いましたが、太郎君は「だって良夫君が1900万円で買うといってくれてるもん。」と言って結局花子さんは2000万じゃないと買えない状況です。
こんな単純な世界では無いですが、やっぱり紙に刷られたものを資産と言えるのか?
考えなくちゃいけないと思うのです。
ちなみに実物資産とは不動産、貴金属、クラッシックカー、アンティークコイン等の事を言い、それに対局されるのが、印刷されたお金、株、投資信託等の金融資産だったりします。
一説にはクラッシックカーが一番毎年の値上がり率が高く年30%位で安定的に上がっていくなんて言われています。
なぜかというと、まずはクラッシックカー愛好家達がいることが大前提で、クラッシクカーは未来永劫製造出来ず、数が決まってしまっているからです。
勝手に新しく作ってしまっては、クラッシックカーになりませんよね。
また、年々壊れて数が減り続けるし、年々お金が印刷されるので、金額は上がる一方なのです。
ある程度の貯金は大人を自由にするためには必要なのですが、貯金だけするのは本当は怖いのが現実なのですね。
そうは言ってもね〜って言う気持ちはわかります(笑)
ゼロリノベ 鰭沼 悟