2022.11.01 更新

空を感じて家族でなごむ、青空リビングのある住まい

リビングのようなルーフバルコニー

落ち着いた雰囲気の住宅が立ち並ぶ大田区馬込。自然も多く、都心へのアクセスもよいわりにゆったりとした環境で、暮らしやすいと評判の街だ。
この馬込にCさん家族が移り住んだのは、2017年夏のこと。1972年築の中古マンションをフルリノベーションした2軒目のわが家だという。


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馴染みのあったエリアで、予算内の物件に買い替え

光の入る玄関

明るい印象の玄関。スペースを広めに取り、風も通る空間になっています。

 

そもそもはご主人が独身のときに都営浅草線の隣駅「西馬込」に暮らしており、エリアとしても馴染みがあったそう。
ご主人いわく「前に住んでいたのが隣の駅でしたし、実家も都内台東区根岸でいわゆる下町。子どもと老人が多く、東京でも静かで落ち着いた街でした。この辺は、その根岸に雰囲気が近いので親近感もあり、気に入りました」。
奥様も、実家が横浜市戸塚で、できれば神奈川県に近い城南エリアに住みたかった。そこで二人の希望を前提に大田区、品川区、世田谷区、港区、目黒区あたりの城南エリアで物件をリサーチ。希望する価格で選ぶと大田区が最適だったと話す。
転居を考えるようになったのは、子どもが産まれることになり、それまで暮らしていたご主人所有の分譲マンションが手狭になるから。そこで新居を探すことになったという。

中古マンション購入ならフルリノベに、というのは事前に決めていた

白が基調のリビングルーム

明るいリビングで家族団らん。清潔感のある白が基調の空間です。

 

新婚あるいは初めて子どもが産まれる時期は、その家族にとって住まいの購入を検討するタイミングでもある。その際、最も考えられる選択肢は新築分譲マンションが多い。しかしCさん夫妻は、最初から新築の購入は考えていなかったという。
「私の仕事の関係で、フルリノベーションを請け負う専門会社の設計士さんと数年前に知り合ったんです。それでリノベのメリットや実際の例も知っていたので。自分たちの住まいを買うならば、中古マンションを購入してフルリノベしようと決めていました。それしか最初から念頭になかったというのが正しいですね」と奥様。
ご主人も、以前の住まいも分譲マンションでローンを払っていたので、二重ローンを組むのは無理がある。それなら所有していたマンションを売って、それにプラスして新たな物件が購入できるのであれば、奥様の意見に異存はないとの立場だった。そのため、中古マンションをリノベすることは、二人にとってなんの問題もなくスムーズに決定したそうだ。

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広いルーフバルコニー、白が基調の気持ちいい室内空間がお気に入り

青空リビング

居住空間より広いルーフバルコニー。お天気のいい日はもうひとつのリビングに。

 

Cさんの住まいで特筆すべきは、なんといっても広いルーフバルコニー。居住スペースの面積約50平米に対して、ルーフバルコニーは約60平米ある。まるで、もうひとつ開放的な空間の住まいがあるようなイメージ。
「住まいを購入するなら、なにか付加価値がある物件しか買わないと決めていました。だから、ルーフバルコニーがついていたのが、まさに選んだポイントです」とは奥様の言葉。
ご主人も、ルーフバルコニーの広さがお気に入りで、お天気のいい日は家族でくつろいだり、あるときは友人を招いてバーベキューやガーデンパーティーを楽しみたいと話す。

L字カウンター

L字型のキッチンカウンターには、コーヒーやお茶などを飲んで小休止できるコーナーも。


独立洗面台

キッチンの横に独立して設けられた洗面台。帰宅したらすぐに手洗いができます。

 

もちろんルーフバルコニーは選ぶ大きなポイントとなったが、住まいに対するこだわりはそれだけではない。予算内で自分たちの理想をできるだけ実現できるよう、設計担当と一緒に考え抜いたそうだ。
「私たちはもちろん予算重視。今あるものは有効的に利用しようというのが基本でした。それで、キッチンは元あったものを使うつもりだったのですが、新しいキッチンが意外に安く入れられるということがわかり、そちらを選択しました。できるだけシンプルに、清潔感のある空間にして、後は家具など、こだわりのものを選んで魅せられればいいなと思ったので」と奥様。
そこで住まいの室内空間は、白を基調とした清潔感のあるものに。広いルーフバルコニーともう一つある通常のバルコニーからも入り込む明るい日差しが、気持ちのいい空間をつくりだしている。また、一般的に風が通りにくく明るいイメージの少ない玄関サイドにも光と風が届くよう、あえてドアなどを設けずオープンな設計にした。
キッチンは使い勝手を考えて、L字型のカウンターを設置。最小限の動線で、シンクとコンロの間を移動でき、機能的・合理的にお料理などの家事ができる、奥様お気に入りの設えだ。
リビングにも食事用のダイニングテーブルを置いているが、お茶を飲みながら小休止しておしゃべりしたいときには、カウンター前に座ってちょっとノンビリできるコーナーも設けられている。
他には、ゆったり入浴できるように浴室をできるだけ広めに。洗面台は、浴室やトイレなどが集まった水回りスペースに置かず、玄関から入ってすぐのところに設置。これは帰宅したらすぐに手洗いができるように考えられたという。
「購入自体のハードルはあまり高くなかったですし、中古マンションを買ってリノベーションしていい住まいになるかどうかわからないという不安は一切なかったです。そんな中でいちばん気にしたのはマンション自体の場所。それから主人所有のマンションが売れるかどうかだけが心配でした。ですから今、賃貸マンションに住んでいる方なら、リノベーション専門会社をよく選ぶこと。そして気に入った物件を選んで、設計士さんと相談しながら、自分たちの住まいへのこだわりを実現していければ、大して不安はないだろうと思います」と、中古マンション購入からフルリノベーション完成に至るまでの思いを奥様は明るく話す。

住みたいエリアと選ぶポイント、Cさんの場合はルーフバルコニーがあるなど付加価値の高い物件を選ぶ点など、住まいへの思いは、最初は曖昧でも進めていくうちに徐々に具体的に明確になっていくもの。これさえクリアになっていけば、中古マンションのリノベーションは、きっと満足度の高いこだわりの住まいを実現できるだろう。

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