2021.11.07 更新 2021.11.05 公開
対面式キッチンにカウンターはつけるべき?メリットとおすすめな人

「対面式キッチンにする場合カウンターを取り付けた方が良い?」
「対面式キッチンカウンターにはどのようなものがある?」
このように対面式キッチンにカウンターを取り付けるべきなのか悩んでいませんか?
対面式キッチンカウンターには、メリットとデメリットがそれぞれあります。
これらのメリット・デメリットを理解して対面式キッチンカウンターをどのように使っていくべきなのか明確にする必要があります。
対面式キッチンカウンターの使い方として、主に3つの使い方があります。
このように様々な使い方ができる対面式キッチンカウンターですが、何に使うのか始めに決めておかないと上手く活用できず付けない方がよかったと後悔してしまうでしょう。
そこで、この記事では
- 使用シーン別の対面式キッチンカウンターの実例
- 対面式キッチンカウンターのメリット・デメリット
- 対面式キッチンカウンターがおすすめな人・おすすめできない人
- 使用シーンごとの適切な高さと奥行き
をご紹介します。この記事を読めば、対面式キッチンカウンターを設置するべきかどうか、またどのように使うかが明確になるでしょう。
キッチンカウンターの実例などを参考に理想のキッチンカウンターのイメージを膨らませてください。
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目次
【使用シーン別】対面式キッチンカウンターの実例
まずは対面式キッチンカウンターがどのような対面式キッチンカウンターがあるのかみていきましょう。
対面式キッチンカウンターの主な使い方として、以下の3つの方法があります。
様々な使い方ができることが魅力のキッチンカウンターですが、まだまだイメージが湧いてこない方もいるのではないでしょうか。
実際の写真を見ながらどのようなキッチンカウンターが良いのか、イメージを膨らましていきましょう。
1-1.カウンターをテーブルとして使う
対面式キッチンカウンターの活用方法1つ目は、テーブルとして使うことです。
対面式キッチンカウンターをテーブルとして使うメリットは3つあります。
このように対面式キッチンカウンターをテーブルとして使うことで、できたての料理を並べることができ、運ぶ手間も省けます。
そしてキッチンカウンターで食事ができれば、ダイニングテーブルを置く必要がなくなります。
お部屋を広く見せることもできますし、空いたスペースを別のことに有効活用もできるでしょう。
食事を同じタイミングでとると横並びになり顔を見ながら食べることはできませんが、料理をしながら・洗い物をしながら、面と向かって家族とコミュニケーションをとることができます。
食事のタイミングが合わないというご家庭は、コミュニケーションの場として上手く活用することができるでしょう。
1-2.カウンター下を収納棚として使う
2つ目の使い方は、カウンター下を収納スペースにすることです。
特にキッチン上部に吊戸棚などを設置できないペニンシュラキッチンやアイランドキッチンは、収納スペースが少なく悩まれる方も多いです。
対面式キッチンカウンターの下を収納スペースにすることで、キッチンに収納できなかったものを収納することができます。
例えば以下のようなものを収納するとキッチン側の収納スペースにもゆとりが生まれるでしょう。
このようにキッチンカウンター下の収納は、使う頻度が少ないものを入れておくと良いです。
よく使うものをしまっておくと、出し入れする際にわざわざカウンター側に回らなければならず効率的ではありません。
キッチンの収納で十分収納できるという場合は、リビングやダイニングで使うものを収納していおいても良いです。
キッチンカウンター下は、デッドスペースになりがちなので収納棚を設置することで有効活用することができます。
また、カウンターの奥行によって収納できるものも変わってくるので、「5. 対面式キッチンカウンターの高さと奥行きは活用方法によって決めるべき」を参考に収納しやすい奥行のキッチンカウンターを選びましょう。
1-3.植物や小物を置き飾り棚として使う
3つ目は、植物や小物を置いて飾り棚として使う方法です。
インテリアが好きでこだわりのある方は、キッチンカウンターもインテリアの一部として使いたいですよね。
あまりごちゃごちゃ物を置きすぎると散らかった印象になってしまうので、厳選した小物などを置くと良いです。
植物を置く際は、お手入れを怠らないことです。食べ物を扱うキッチンということで、不衛生にならないよう気を付けておきましょう。
対面式キッチンカウンターの4つのメリット
3つの使い方できる対面式キッチンカウンターのメリットは、以下の4つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
2-1.料理や食器を運びやすい
対面式キッチンカウンターがあると、キッチン前面が広くなるのでできたての料理や食器類を並べることができます。
キッチンカウンターの前にダイニングテーブルがある場合、カウンターに料理や食器を置けばダイニング側にいる家族がすぐにダイニングテーブルに運ぶことができ、とても効率的です。
子供も積極的に手伝ってくれそうですよね。
また、片付けを行う際も一旦カウンターに食器などを置き、キッチンに回ってまとめて片付けることができ、キッチンとダイニングを行ったり来たりすることがなくなります。
今までは、ダイニングテーブルに置きっぱなしにされていた食器などもカウンターに運ぶだけなら家族も協力してやってくれるでしょう。
このようにキッチンカウンターがあることで、料理や食器を並べることができ誰でも運びやすい、手伝いやすい導線をつくることができるのです。
2-2.ワークトップが広がる
対面式キッチンカウンターがあれば、料理をするスペースが広がります。
カウンターとキッチンがフラットになっているフルフラットのキッチンでは、キッチンを囲んで何人かで一緒に料理を楽しむことも可能になります。
複数人がキッチン内で作業するとなると狭くて動きにくいですが、キッチンカウンター側から一緒に料理をすることができれば料理の幅も広がりますね。
また、できた料理はカウンター上に並べていくことができるので、キッチン側のワークトップも広く使えます。
ご家族と一緒に料理を楽しみたいという人やたくさんの料理を作ることが多いという人は、対面式キッチンカウンターを設置することで効率的に料理をすることができるでしょう。
2-3.おしゃれなカフェ風キッチンになる
対面式キッチンカウンターを上手く活用するとおしゃれな雰囲気を演出することができます。
対面式キッチンは、おしゃれで開放的な空間になることが魅力の1つです。おしゃれなキッチンにしたいと思って対面式キッチンを検討している人も多いのではないでしょうか。
キッチンカウンターをテーブルとして使うことで以下のようにおしゃれなカフェ風キッチンになります。
開放感もあり、できた料理をすぐに出せるという対面式キッチンならではのメリットを活かしたカウンターテーブルはとてもおしゃれですよね。
また、カウンターの上にアンティーク調の小物を置いたり、ワインなどを置くだけでもおしゃれ感がでます。
このようにキッチンカウンターをインテリアの1つとして考え、おしゃれなキッチンにすることができるのです。
2-4.収納スペースが増える
対面式のオープンキッチンでは、上部に吊戸棚を置かないので収納スペースが少ないことが難点です。
そこで対面式キッチンにカウンターを設けその下を収納棚にすれば、収納スペースがとても広がります。
キッチンカウンターがない場合は、このようにキッチン本体か背面の収納棚を利用する方法があります。
このように背面に収納棚を置くことでキッチンのものを全て収納することができれば良いですが、ホットプレートやカセットコンロなど収納スペースを大きくとってしまうようなものがある場合、全てを収納するのは難しいという家庭もあるでしょう。
そこで、キッチンカウンターの下に収納棚を設けることで十分な収納スペースが確保できるはずです。
対面式キッチンにして収納ができるかどうか不安な人は、カウンター下に収納棚を設置することを検討してみてください。
対面式キッチンカウンターの2つのデメリット
対面式キッチンカウンターには、メリットだけでなくデメリットもあります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
3-1.キッチンスペースを広くとらなければならない
対面式キッチンカウンターを設置するとキッチンのスペースを広くとる必要があります。
カウンターを設置する分のスペースが必要となるからです。
以下のようにカウンターをテーブルとして設置する場合、カウンターのスペースだけでなく椅子を置くスペースや椅子をひいても当たらないようなスペースを確保する必要があります。
このスペースがないだけでもダイニングやリビングスペースが広くとれ、開放感が変わってくるでしょう。
しかし、カウンターをダイニングテーブルとして利用する場合は、ダイニングテーブルを別で設置する必要がなくなるため、リビングは広くなります。
このようにリビングを広くとりたいという人は、カウンターをダイニングテーブルとして使うような工夫をするとリビングスペースが広くとれるのでおすすめです。
3-2.物を置きやすくごちゃつくこともある
対面式キッチンカウンターがあると、必然的に物を置くスペースができてしまいます。
例えば、郵便物や学校からの手紙などあとで確認しようと思ってキッチンカウンターの上に置いておくということもあるでしょう。
「とりあえずキッチンカウンターに・・・」というように一時的な物の置き場所をキッチンカウンターの上にしてしまうとだんだんと物がたまっていきます。
そういった積み重ねにより、キッチンカウンターが片付かず、物がたくさんのっているという状態に陥ってしまうのです。
このような状態にならないように物を出したらすぐにしまう習慣をつけたり、物を片付ける場所を決めておく必要があります。
より詳しくは、オープンキッチンの収納について書かれたこちらの記事をご確認ください。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人・おすすめできない人
対面式キッチンカウンターを付けたけど結局使わなかったという人も少なくありません。
本当に対面式キッチンカウンターを活用することができるのかしっかり考えて判断しましょう。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人とおすすめできない人をそれぞれご紹介します。
ご自身がどちらに当てはまるのか考えてみてください。
4-1.対面式キッチンカウンターがおすすめな人
対面式キッチンカウンターがおすすめな人は、以下のような人です。
対面式キッチンカウンターを設置するには、キッチンカウンターの使い方が明確になっていることが大前提となります。
キッチンカウンターは料理を置くなどカウンターとして使うだけでも良いですが、カウンター下のスペースがデッドスペースになってしまいます。
そこでテーブルとして使ったり、収納棚として使うことでさらにキッチンカウンターを有効活用することができます。
使い方を考えずにとりあえず対面式のキッチンカウンターをkitchen-count付けておこうというような流れで付けた場合、収納したかった物が収納できなかったり活用されず無駄になったと後悔することもあります。
必ずどのように使うかを考えてからキッチンカウンターを付けるようにしましょう。
また、たくさんの料理を作ることが多い人は、キッチンカウンターに料理をのせることができるのでキッチンカウンターを付けておいた方が良いです。
このようにできた料理をそのままカウンターに出し、カウンターで食べるといったこともできます。
カウンターで料理を食べる人とキッチンで料理をする人とで同じ空間で楽しむことができるので、料理をしながらコミュニケーションをとりたいという人にも最適でしょう。
ただ、キッチンカウンターは適宜片付けを行わないとごちゃついてしまい見た目が悪くなってしまうため、きちんと片付けができるという人におすすめです。
4-2.対面式キッチンカウンターをおすすめできない人
一方で対面式キッチンカウンターをおすすめできない人は、以下のような人です。
対面式キッチンカウンターを設置することで、ダイニングやリビングスペースが狭くなってしまいます。
もともと間取りがそこまで広くないというご家庭はどのくらいのダイニング・リビングスペースがほしいのかを考えてからキッチンカウンターを設置するようにしましょう。
ただ、キッチンカウンターをダイニングテーブルとして使いリビングスペースを広くとるという方法もあるので、工夫次第でスペースを確保することもできます。
また、片付けを後回しにしてしまいがちな人はキッチンカウンターに物があふれ片付かないという状態に陥ってしまうこともあります。
キッチンカウンターはそれなりにスペースが必要となるので、上手く活用できる自信がない人はあまりおすすめできません。
片付けが苦手な人は、以下のような腰壁を設置してキッチンを上手く隠してしまうという方法もあります。
キッチンカウンターがあった方が使いやすいのか、なくてもそこまで不便ではないのか考えてみてください。
対面式キッチンカウンターの高さと奥行きは活用方法によって決めるべき
対面式キッチンカウンターは、活用方法によってカウンターの高さや奥行を変える必要があります。
例えば、テーブルとして使うことを考えていたが、スペースがなかったため奥行きを短くしたらお皿が置けず結局テーブルとして使えなかったということもあり得ます。
対面式キッチンカウンターを設置する際には、活用方法を明確にしそれに合わせて適切な高さや奥行きを設けるようにしましょう。
ここでは、活用方法別の適切なキッチンカウンターの高さと奥行を解説していきます。
キッチンカウンターを設置する場合には参考にしてください。
5-1.テーブルとして使うケース
まずテーブルとして使うケースでは以下の高さ・奥行きが目安となります。
対面式キッチンカウンターで食事をとる場合には、一汁三菜が並んだとして奥行きは40~45㎝ほどあると安心です。
さらに勉強やパソコン作業をしたいという場合は、奥行50cmほどあれば十分です。
また、高さは対面式キッチンの高さと同じ高さにすると、ダイニングテーブル用の椅子よりも高めの椅子にしなければなりません。
一般的にキッチンは立って作業するので、ダイニングテーブルよりもやや高めに設定されているものが多いです。
キッチンと同じ高さでカウンターをつける場合には、椅子を高くすることになります。
小さな子供がいて高い椅子に座るのは難しいというご家庭は、カウンターの高さを低めにすると良いです。
このようにテーブルとして使う場合は、誰が使うのか、どのように使うのかを考えて高さと奥行きを設定しましょう。
5-2.収納棚として使うケース
収納棚として使う場合は、カウンターの高さに特に決まりはありません。
大きければ大きいほど収納量が増えるので無駄なくカウンター下を使うためには、キッチンと同じ高さか少し高めに設定すると良いです。
そして、収納棚として使う場合には奥行きの長さが重要です。
いくら棚数が多くても奥行きが短いと、お皿が収納できなかったりホットプレートなどの家電が収納できなかったりと収納したい物が収納できなくなってしまいます。
何を収納するかによってキッチンカウンターの奥行きの長さを考える必要があります。
収納棚の内寸は、収納する物+5mmほどの余裕があれば十分です。
例えば、30cmのお皿を収納したいという人は、カウンターの収納棚の内寸は、だいたい35〜40cmほどあれば良いです。
カップだけの収納であれば、20cmほどで大丈夫でしょう。
キッチンカウンターのデメリットでもお話しましたが、キッチンカウンターを設けるとダイニングやリビングスペースが少なくなってしまうため、使わない収納スペースはとてももったいないです。
収納する物を決めてから奥行きを決めれば、無駄なスペースも生まれずキッチンカウンター下を有効活用できます。
5-3.飾り棚として使うケース
最後に飾り棚として使う場合を考えていきましょう。
飾り棚として使う場合もカウンターの高さに特に決まりはありません。
対面式キッチンとしての良さをなくさない程度の高さが良いですね。奥行きは30cmもあれば十分です。
あまり奥行きがあると、飾りが奥まって見えにくくなってしまうからです。
さらに飾り棚の背面の壁紙にもこだわるとオシャレ感を演出することができます。
何を飾るのかどのように見せるのか考え高さや奥行き、デザインを考えてみてください。
まとめ
対面式キッチンカウンターの主な使い方は、3つあります。
このように対面式キッチンカウンターを使うことのメリット・デメリットは以下の通りです。
これらのメリット・デメリットを踏まえてキッチンカウンターを設置した方が良いのか考えてみましょう。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人とおすすめできない人は以下になります。
キッチンカウンターの使い方をきちんと決めている人は、設置しても上手く活用していくことができます。
さらに有効活用するためには、使い方によって高さや奥行きを変えることが重要です。
これらを参考に、適切な対面式キッチンカウンターを取り付けてみてください。
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