2022.11.01 更新

開放感に満たされる。できる限りシンプルに設えた住まい

ルーフバルコニーで団らん

休日の昼下がり。広いルーフバルコニーでくつろぐファミリー。キャンプかピクニックのように、家族揃ってランチを楽しんだり、爽やかな風を感じたり。そんな暮らしを手に入れたのが、Hさん家族だ。
Hさんの住まいは東京郊外東村山にある築30数年の中古マンション。居住スペースはそれほど広いとはいえないが、住まいの面積と変わらないくらいの広々としたルーフバルコニーもあり、非常に開放感がある。


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二人目の子どもが産まれる。それが背中を押して住まい探し

明るく広いリビング

明るいリビングダイニング。家族みんなで囲んでもゆとりがあります。

 

Hさんがそれまで住んでいた賃貸マンションから住まいを購入しようと思ったのは、二人目の子どもが産まれることになったため。そうすると広さももっと必要になるし、ずっと家賃を払い続けるのはもったいない、それなら自分の家を買った方が良いのではと思ったのがきっかけだという。

そこで、どういう住まいがほしいかと考えたとき、行きついたのが中古マンションを買うという選択肢だったそう。
「最初から100パーセント中古マンションの購入を考えました。新築を買う気はなかったです。新築マンションは無駄な広告費や近隣迷惑料とか、いろいろ別の経費がかかっているような気がしてね。だから都内にあって、そんなに高くない物件で、広さもちょうど良いところはどこだろうと探しました」とご主人。
一般的に中古マンションにもリノベーション済みのものと、手を入れていない古いままのものがある。そんな中古マンションも、自分でリノベするのであれば、リノベ済みのものを買うのにあまり意味がないとHさんは思ったという。自分の意思や好みが反映されないのであれば、それは単なるリフォーム。やはりリノベーションをするなら、自由設計に決めたという。

広いバルコニーがある住まいを条件に物件をセレクト

ルーフバルコニー

居住スペース以上に広さのあるバルコニーは、まさに第二のリビング。

 

それから中古マンションの物件探しを始めたが、いろいろな物件を見ていく中で、広いバルコニーがある家にしたいという気持ちが固まった。しかし、なかなか良い物件と巡り合えず、果たしてあるのだろうかと多少不安が募ったそうだ。しかし、たくさんの物件を見続けて、やっと条件に合った住まいと出会えたとき、心から安堵したとのこと。
マイホームの理想は1つの部屋、つまり間仕切らないこと。広い体育館のようなイメージで、子どもたちが帰ってきても、自分の部屋にいるのではなく、誰がどこにいるかがすぐに分かるような間取り。それが、夫婦共通のわが家像だったそう。
それからリノベーション専門会社をいくつか探し、ホームページを見たり説明会に行ったりした結果、今回依頼した会社に決めた。

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ゆとりを感じさせる工夫を随所に配した望み通りの住まい

間仕切りレス生活

玄関の広い土間からスムーズに室内へ。間仕切りがないので開放感がいっぱい。

 

ウォークスルークローゼット

ご主人お気に入りのウォークスルークローゼット。収納力にも優れています。

 

くつろぎコーナー

手前にあるのが小上がり。昼間は布団を片付けて、くつろぎコーナーに。

 

家族4人のソファ

リビングのソファは、家族4人で過ごすのに最適です。

 

住まいに対する希望を出して、設計士やインテリア担当者とのやり取りの末、マイホームはほぼ望み通りに完成した。
具体的には、広い土間のある玄関を入ると、開放感にあふれたリビング・ダイニングが広がる。さらに寝室はベッドを入れてしまうと、用途が固定されてしまう。それをなくし、空間を効率良く使うため、小上がりを設けて、眠るときは布団を敷き、使わないときは収納することにした。またトイレから寝室となるスペースまで続く、ウォークスルークローゼットを設置。そこにはいろいろなものをすべて収納できるうえ、回遊性もある。

夫婦それぞれのお気に入りは、どんなところだろうか。
奥様「私はダイニングテーブルのまわりです」
ご主人「僕はオープンなウォークスルークローゼット。一箇所に全部まとめて収納できるし、入りきらない物を所有するのは止めようと決めたアイデアはすごく良かったです。何か買ったら、何か捨てないとダメという感じになりますしね。使い勝手も良い。全体的に良いことばかりですね。部屋の中は。それに加えて、広大なバルコニーがあるので。夜ビール飲みながら過ごすのに最高ですよ」
その他、シンプルなところはシンプルにし、凝るところは徹底的にこだわってと、メリハリをつけたイメージ通りの住まいに。

「前に住んでいたところに絶対に戻れないと思いますね(笑)今は、あのときに感じていた不便なことを全部解消できた空間なので。賃貸の時には間仕切りもありましたし、キッチンも洗いにくかったり、物を置きにくかったり、収納も点在していたり。全体的に湿気が多かったとか諸々の問題が、全部クリアできた気がします」とご主人は満足げ。
奥様も「私は掃除が苦手なので、全体的にフラットなところが掃除しやすくて良いですね。ダイニングテーブルも大きいので、できあがったお料理をちょっと置いたりもできて。あとは、作業しながらでも子どもの様子が見られるので安心です」とニッコリ。

単にリフォームではなく、リノベーションをするとなると、自分の意図が入る。どういう意図でリノベするのか、しっかりと決まっていないのであればリフォームで良いだろう。でも「こうしたい」という明確な意図があるならば、リノベしたほうが絶対にいいと思うとHさんは明るく答えてくれた。

自分の住まいは自分の好みや希望の大部分を反映させたい。そんな思いを持つ人には、リノベーションは後々まで満足できる選択肢といえるだろう。

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