2022.09.12 更新 2018.01.23 公開

マンションのフルリフォームの費用相場は?必要な期間や注意点

マイホームを考えるときに、新築マンションではなく手頃な価格の中古マンションを購入し、内装や間取りを自由にリフォーム・リノベーションすることを選ぶ人が増えています。フルリフォームにかかる費用や期間はどれくらいなのか、最近よく聞く「リノベーション」とはどう違うのか、気になっている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、以下のような内容を紹介します。

  • マンションをフルリフォームする費用や期間の目安
  • フルリフォームとフルリノベーションの違い
  • マンションをフルリノベーションする費用や期間の目安
  • マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するメリット・デメリット
  • マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するポイントと注意点

中古マンションを購入し、フルリフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。

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マンションを「フルリフォーム」する費用相場と期間の目安

フルリフォームという単語は、施工する会社によって定義があいまいです。たとえば、トイレ、キッチン、お風呂の設備を入れ替えて、フローリングの張替、壁紙を新品に替えたらフルリフォームとする場合もあれば、間取りの変更まで(畳の部屋をなくして、大きなリビングにするなど)含む場合をフルリフォームとすることもあります。

会社によってフルリフォームの定義が異なるため、検討している会社のフルリフォームに、どんな内容が含まれていて、何が含まれていないのかを、しっかりと把握することが大切です。

なお、フルリフォームとフルリノベーションの主な違いに関しては、「2-1.フルリフォームとフルリノベーションの違い」で解説します。

1-1.マンションのフルリフォームにかかる費用相場

住宅リフォーム推進協議会の調査結果よると、マンションのリフォームにかけた費用の割合は以下のようになっています。

  • 100万円以下:16.3%
  • 100万円から300万円:28.6%
  • 300万円~500万円:19.1%
  • 500万円~1,000万円:23.3%
  • 1,000万円超:10.2%

平均約490万円が、マンションのリフォームに使われている金額となります。

しかし、これはあくまで平均であり、実際にかかる費用はマンションの広さや希望する工事内容により異なります。

水まわりや壁紙など、設備交換や内装をまとめてフルリフォームする場合は300万円〜と考えておくとよいでしょう。

実際にかかる費用を把握したいときには、自分たちが望む住まいの完成形や、どこまでリフォームしたいのかを明確にしたうえで、見積もりを取りましょう。

1-2.マンションのフルリフォームにかかる期間の目安

マンションの水まわりの設備交換や内装を一新する場合のフルリフォームにかかる期間は、1か月半~2か月程度が目安です。

ただしこの期間についても、工事の規模や内容によって多少前後することは留意しておきましょう。

マンションの「フルリノベーション」にかかる費用相場と期間の目安

フルリフォームと似た言葉に、フルリノベーションがあります。ここではフルリフォームとフルリノベーションの違い、そしてフルリノベーションにかかる費用相場と期間の目安を紹介します。

2-1.フルリフォームとフルリノベーションの違い

リフォームとリノベーションに厳密な定義や明確な線引きはないものの、あえて分けるとすれば、リフォームは現状復帰の意味合いが強く、住み始めた当初のものに戻していくことを指し、対してリノベーションは、住む人のライフスタイルに合わせ、建築当初の思惑とはまったく別の新しい間取りに変更していくことを意味します。

通常、フルリフォームでは、トイレ、キッチン、お風呂設備を新しいものに入れ替え、畳部屋をフローリングにし、クロスを張り替える全面リフォームをおこなうケースが多いようです。既存の間取り自体はほとんど変更せず、設備や見た目だけを新しくするイメージです。

一方フルリノベーションでは、住む人の趣味やライフスタイルに合わせた間取りへと大幅に変更します。たとえば一部屋分くらいある土間の玄関を作る、窓のあるお風呂や個室を極力なくした大空間にするなど、住む人の意思が大きく反映される点が、フルリフォームとは異なります。

リノベーションとリフォームの違い

自分たちが求めているのはフルリフォームなのか、フルリノベーションなのか、まずははっきりさせておきましょう。

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2-2.マンションのフルリノベーションにかかる費用相場

リノベーションの費用は、正直なところ、会社や工事内容によって大きく差があるのですが、、およそ12万円/㎡~程度とされているのが一般的です。60㎡の場合は、720万円(税別)〜と予想がつけられるようになっています。

ただし使う材料や、キッチン・お風呂などの設備のグレードによっては青天井になるケースもあります。おおよその相場としては、60㎡なら720万~1,200万円程度を見積もっておくとよいでしょう。

詳しくは中古マンションのリノベーション費用についてリアル調査したこちらの記事をご覧ください。

2-3.マンションのフルリノベーションにかかる期間の目安

リノベーションの設計・工事期間

リノベーションの場合、ヒアリングを通して間取りの設計から行い、ひとつひとつの設備やドアノブ、コンセントの位置などを決めていきます。

設計の打ち合わせに3か月、そこから内装を解体し、工事が完了するのに3か月程度かかるのが一般的です。工事の内容や規模にもよりますが、合計期間としては、6か月程度必要になると考えておきましょう。

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するメリット・デメリット

マンションをフルリフォームやフルリノベーションするのには、メリットもあればデメリットもあります。両者を理解したうえで、どの範囲まで修繕するか、リフォーム内容を検討しましょう。

フルリノベのメリット・デメリット

3-1.マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するメリット

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するメリットは、2つあります。

3-1-1.間取りを大きく変更できる

フルリノベーションを選択した場合、内装や間仕切り壁をすべて撤去し、スケルトンの状態から新しく作り変えられるのがメリットです。

たとえば和室を撤去して広々としたLDKにする、壁付けキッチンを移動して対面キッチンにし、子どもを見守りながら料理できるようにするなど、現在の家族構成やライフスタイルにあった間取りへ変更できます。

動線を考慮して間取りを考えることで、住み心地のよい住まいへと刷新できるのです。

3-1-2.好きなデザインや機能を取り入れられる

間取り変更をともなわないフルリフォームを選んだ場合でも、劣化した内装を新しくすることで、部屋の雰囲気を大きく変えることが可能です。間取りはそのままでも、床を無垢材に張替え、壁を塗り壁に変更すれば、自然素材の家にイメージを一新できます。

システムキッチンやユニットバス、洗面所、トイレなどの水回り設備を最新式のものに入れ替えれば、大きく機能性や快適性を向上できるのもメリットです。

3-2.マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するデメリット

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するのには、デメリットも2つあります。

3-2-1.工期と工事費がかかる

フルリフォームやフルリノベーションは、部屋の一部の補修やリフォームと比較すると、工事期間や費用が多く必要になるのがデメリットです。部屋がおしゃれに刷新されることで、ハイグレードの設備を入れたくなる人もいるでしょう。

また工事する範囲や規模が広くなるため住みながらの工事が難しく、仮住まいが必要になることも。その場合、引っ越しや仮住まいの家賃もかかります。

3-2-2.見えない床下や壁内のメンテナンスに費用がかかる場合がある

工事をおこなうマンションの築年数によっては、床下や壁にカビが発生していたり、断熱が不足していたりすることで、想定外の費用がかかる場合があります。

ただ、費用はかかってしまいますが、築年数が古いマンションならあわせて配管も交換するなど、目に見えない部分もメンテナンスしておくことをおすすめします。

壁や床に隠れた部分の修繕は、すべて取り払うフルリフォーム時におこなうほうが、効率的であるためです。

工事の内容によっては補助金や減税制度を利用できるので、検討するのもおすすめです。

たとえば、「住宅ローン控除(減税)」はリフォームローンでも利用できます。
詳しく知りたい方はリフォーム減税に該当する記事について解説しているこちらの記事をご覧ください。

マンションをフルリフォーム・フルリノベーションする際の注意点とポイント

マンションをフルリフォームやフルリノベーションするときの注意点とポイントを4つ紹介します。

  • 複数の会社に見積もりをもらう
  • マンションのリフォームやリノベーションは目的ではなく手段と理解する
  • フルリフォームとフルリノベーションで迷ったときの選び方
  • フルリフォーム(フルリノベーション)を依頼する会社の選び方

順番に説明します。

4-1.複数の会社に見積もりをもらう

マンションのリフォームやリノベーションを依頼するときには、複数のリフォーム会社やリノベーション専門店に見積もりを依頼しましょう。リフォームやリノベーションには「定価」がなく、見積り内容は会社により大きく異なるためです。

そのときに、どれだけ細かい依頼をするかにより、見積もりの比較のしやすさが違ってきます。できるだけ細かな内容や条件・要望を伝えると、見積もり金額はもちろん、提案されるプランを比較しやすくなるでしょう。

ただし、見積もりを取るより先にやるべきことがあるので紹介します。

4-2.マンションのリフォームやリノベーションは目的ではなく手段と理解する

大前提として、今以上に幸せになるために「家」という「道具」を購入することを検討していることを理解しましょう。道具である家にお金を使いすぎて、日々の暮らしが圧迫されるようでは本末転倒です。

そのためまずは自分たち家族が住まいに使っていい予算をしっかり把握することが重要です。リフォームとリノベーションのどちらを選ぶかは、予算を決めてから検討すればよいでしょう。

リノベーション会社によっては、ファイナンシャルプランナーが無料で予算立てをしてくれるところもあるので、そういったところを選ぶのもおすすめです。

住宅ローンの借入目安について、詳しく書かれたこちらの記事をご覧ください。

4-3.フルリフォームとフルリノベーションで迷ったときの選び方

フルリフォームとフルリノベーションのどちらを選べばいいのか迷ったときには、住まいへのこだわりが低ければフルリフォームを、高ければフルリノベーションを選ぶのがおすすめです。理由を解説していきます。

4-3-1間取りへのこだわりが低ければフルリフォーム

これから中古マンションを探し、きれいな内装で暮らしたい、けれども工事の期間や予算は抑えたいという場合は、リフォームを選びましょう。

間取り変更をともなわないリフォームは、リノベーションに比べると、費用や時間を圧縮できるためです。

ただしフルリフォームをおこなうとしても、大幅な間取りの変更はしないため、自分たちのライフスタイルにあった住まいとはなりにくいことは理解しておく必要があります。

逆に言えば、住まいへのこだわりがそれほどない場合には、リフォームが1番の選択肢となるでしょう。

4-3-2.間取りやデザインへのこだわりが高ければフルリノベーション

中古マンションを購入し、自分たち家族のライフスタイルにあった理想のデザインや間取りで暮らしていきたい場合は、フルリノベーションが適しています。

リフォームやリノベーションが済んだ物件の販売サイトを見ても「なにか違う」と感じる場合は、好みの間取りや内装を実現できるリノベーション会社を選び、自分でフルリノベーションしましょう。

また、築年数が古い物件の場合は、間取り変更に合わせて配管や見えない部分もリノベーションで刷新することが可能です。

ただしリノベーションは、リフォームに比べると多くの予算や期間がかかります。どちらが自分たち家族に向いているのかを、優先順位をつけたうえで話し合い、決めることが大切です。

4-4.フルリフォーム(フルリノベーション)を依頼する会社の選び方

フルリフォームやフルリノベーションを検討するときには、まずは使っても大丈夫な適正予算をしっかり決めることがもっとも大切です。そのうえで、コンセプトやサービス、事例をよくチェックして、自分たちにあったリノベーション会社を選びましょう。

フルリフォームやフルリノベーションの会社選びについては、以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてください。

参考)こんなリノベーション会社は要注意!ハズレを見分ける3つの視点
参考)【リノベーション依頼先6種比較】コスト最優先なら工務店を選ぶべき理由と9つの見極め方

まとめ

マンションを購入してフルリフォームすると、劣化した部分を刷新し、機能性を大きく向上できます。間取り変更などをともなうフルリノベーションであれば、自分たち家族のライフスタイルにあわせて住空間をゼロからつくりかえることも可能です。

フルリフォームとフルリノベーションのどちらが適しているかは、住まいへのこだわりによって異なります。リノベーションはリフォームよりも間取り変更を費用がかかる傾向があるため、予算も大きく影響するでしょう。

ただし設計や選ぶ設備によっては、同じ予算であってもリフォームではなく間取り変更を含むリノベーションができる場合も少なくありません。予算内でどこまで理想に近づけるかは、工務店やリノベーション会社の提案力によって大きく異なることから、パートナー選びが重要です。

ゼロリノベでは、ファイナンシャルプランナーが無理のない予算を立てるところから物件選び、理想に近づけるプラン設計、実際の工事までをワンストップでサポートしています。ミュート&顔出し不要で参加できるオンラインセミナー「小さなリスクで家を買う」も毎週開催していますので、まずは気軽に参加してみてくださいね。

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