2023.05.05 更新

ディテールに個性。内装やインテリアにこだわったオリジナルな住まい空間

室内に明るい窓を

新築分譲マンションは、すべてが新しくてきれいです。でも概して、同じ広さのところは同じ間取り、レイアウトであるだけでなく、ドアなどの建具、壁の設えなど、大体において画一的でしょう。

もしもリノベーションなら、どんなオーダーも基本的にお望み次第。普通の形でもいいけれど、ここはアクセントに何か凝ったディテール、個性的な内装をプラスしたい。いろいろと細部にこだわることで、住まいのアクセントになったり、使いやすさがプラスされたりします。そんなこだわりを加えて、思い通りの居住空間をつくりあげた事例をご紹介しましょう。


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間仕切りに窓を設けて。住まいのアクセント&明るさの演出

一般的な感覚では、窓というのは外と屋内を隔てるものという位置づけでしょう。しかし、屋内の部屋と部屋との仕切りの壁に窓をつけるというのも、なんだか新鮮。目に入るシーンも変わります。全面を壁にすると閉塞感があったり、光が入らず部屋自体が暗くなってしまったりします。でも、たとえば間仕切りの一角に窓があれば、屋外に面した窓から入る日差しが届き、部屋自体を明るくすることができます。しかも、一面壁より変化があって、視覚的にも楽しめるかも。
ご紹介の事例では、それぞれ目的やインテリアに合った窓を設けています。外壁に新たに窓をつくるのは既存のマンションでは不可能ですが、室内の窓なら自由。サッシではなく、木枠でできたちょっと懐かしい窓も可能です。

室内窓

リビングに設けた窓。バルコニーからの光が入って、ベッドルームも明るい空間に。

 

突き出し窓

リビングの壁につくられた突出し窓。室内にこういう形の窓は新しい感覚では。

 

外窓のような室内窓

個室から見た室内の窓。カーテンもつけられ、外窓のよう。

 

アングルを変えた室内窓

リビング側から見た同じ窓。インテリアに溶け込んで、おしゃれなアクセントに。

 

アーチ型小窓

ガラスの入っていないアーチ型。この小窓を通して見える景色は絵のようです。

 

開口部は四角でなくてもいい。だから優しい印象のアーチ型

間仕切りに開口部をつける場合、長方形に開けることがほとんど。でも、長方形に開けるのが絶対的なルールではありません。

ならば少し形を変えて、上の部分をアーチ型にしてみる。別に丸くアールをつけても用途は変わりませんが、視覚的に優しい印象になり、中に入るのが楽しくなったりするかもしれません。アーチ型の開口部にはドアをつけてもいいし、壁とカラーをコーディネートして、色合いをあわせたカーテンを吊るすのもいいでしょう。カーテンなら季節ごとに生地の質感や色を変えて、夏は寒色にして涼しげに、冬は暖色でぬくもりを演出するのも。

空間のイメージを損なわない範囲で、いろいろと変えられるのもインテリアにこだわる人には楽しい時間では。

開口部と壁のバランス

アーチ型の開口部のカーテンと、対面する壁のカラーバランスの妙。

 

明るさも調整

室内の窓とアーチ型の開口部の組み合わせ。手前のリビングも個室も明るい居室に。

 

アーチ型引き戸

アーチ型の開口部にナチュラルな素材の引き戸を使った、優しい印象のコンビ。

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フローリングだけではない。床の素材を使い勝手で考えるアプローチも

現在、ほとんどのマンションの床にはフローリングが使われています。やはり工事、手入れのしやすさという点では、フローリングに勝るものはないようです。ただ、使いやすさを目的に考えるなら、別のアプローチがあってもいいかもしれません。

たとえば、土間。バルコニーと続く部分や玄関から、あるいは特別な部屋の床などにも使う。靴のまま上がれる、床が汚れたりする可能性があるから掃除がしやすい方がいいなど、いくつか選ぶ理由はありますが、その他にも夏はひんやりとして足触りがいいなど、木の床にないメリットも。床のテクスチャーの違いを楽しんでみるのも、自由に望みの素材が選べるリノベーションならではでしょう。

異素材床

右側の作業スペースの床が土間に。同じ空間でありながら、別の部屋に思えます。

 

室内バルコニー

バルコニーに続く土間。室内とスムーズに行き来ができます。

 

中古マンションをフルリノベーションする際には、いろいろな可能性が無限にあります。もちろん、資金的な点、スペース上難しい点など、いくつかの制約はあるものの、希望があれば考える余地は十分あります。

既存のマンションにない、楽しくて個性的な内装、インテリア。こういうアイデアが楽しめるのも、リノベーションならではですね。

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