2020.11.09 更新

【取材企画】住宅会社と住宅購入者のミスマッチを減らすために、ワンストップでフォローします

ゼロリノベにご協力くださっている方を取材させていただき、ものづくりへの思いや理念をお聞きする企画。今回取材させていただいたのはファイナンシャルプランナーの小日向さんです。

のべ1,000件の相談実績を持ち、家の探し方、資金、業者との付き合い方、価格交渉まで、ワンストップでフォローする小日向さん。これから家を建てたい方、リノベーションを考える方に向けて、FPとしてのアドバイスを聞きました。

満足できる家づくりを支援する理由

小日向さんがファイナンシャルプランナー(以下FP)のお仕事に就いたきっかけを教えてください。

小日向 前職は住宅会社向けのコンサルティング会社に勤めておりました。全国各地の中小の工務店やビルダーさんに対して経営指導をするのが主な業務でした。

9年のキャリアを積んで工務店経営のイロハを身に着け、この間にFPの資格も取得しました。30歳の時に、保険の代理店業を営んでいた実家の稼業を継ぐ決断をして起業に至りました。

住宅会社と住宅購入者をつなぐ家づくりを支援する。このスタイルを選ばれた理由は何ですか?

小日向 保険のお客様の中に住宅を購入される方がいらっしゃったのがきっかけでした。不動産会社の紹介や価格交渉、物件案内の同行など、前職での知識と経験を生かしてお手伝いしたところ、とても喜んでいただき、それまでにない感動体験を仕事を通じて得ることができました。

また、私自身が10年前に住宅を購入した経験も現在の業務につながっています。当時は今ほどリノベーションを手がける会社も少なかったので、自分で不動産会社を通じて中古物件を探し、プランニングも知り合いの設計士に依頼、現場監督は地元のリフォーム会社にお願いして進めました。

その際、住宅に比べてリノベーション物件の場合はリフォームローンを組むのが厳しいという現実も知りました。住宅に関してはプロだと思っていた私でも苦労しました。ましてや、初めて家を買う人が、仕事をしながらインターネットの情報を頼りにこれらをクリアし、満足できる家づくりをするのは難しいのではないかと感じたのです。

ならばそれを担うことでよりお客様満足度の高いサービスを提供できるのではないかと立ち上げたのが「おうちの買い方相談室」です。

相談実績はのべ1,000件、家づくりにおけるミスマッチを減らしたい

ゼロリノベ(当社)とは3年前からお付き合いをいただいています。

小日向 もともと家づくりに対する思いは強く、いわゆる建売住宅ではなく、自然素材を使ったオーダーメイドの家づくりをしている会社に共感していました。しかし、現実として東京や埼玉では土地が高いので、なかなか満足度の高い注文住宅を実現するのは難しいですよね。

そこでゼロリノベさんが実現されているような、価値は決して低くないけれど価格は抑えたものを使ってリノベーションしていく形に非常に共感しています。

住宅会社と住宅購入者とのミスマッチを減らすサービス提供を貴社の経営理念として掲げられていますが、起こりうるミスマッチとは具体的にどんなことですか?

小日向 例えば価格。本来その人が持っているもの以上の予算のものを買ってしまうことや、作りたい家と出来る家の違いがわからず、納得の家づくりができないこと。また、不動産契約に際してのトラブルも知識がないことで起きてしまいがちです。

家を購入するという人生において大きな買い物の入口を間違えて残念なことが起こらないように、FPとしての知識と経験をご提供しています。

小日向さんが提供されるサービスの強み、特徴を教えてください。

小日向 FPはお金のプロなのですが、実は住宅に詳しくないFPというのは結構いるんです。家の購入経験がなかったりすると、どうしても杓子定規なアドバイスになりがちですが、私は工務店の事情も、買い手(お客様)側のことも理解できるので、家の探し方、資金、業者との付き合い方、価格交渉まで、ワンストップでフォローできるのが強みです。

FPとしてこれまででどれくらいの案件を手掛けていらっしゃいますか。

小日向 のべでいうと1000件くらいになります。実はコロナ禍でオンラインでのご相談もお受けする機会が増えました。ご結婚されたばかりのお客様も増えましたね。またリモートワークなど働き方の変化で、住まいへの見直しが生じているのも背景にあるのではないでしょうか。

オンラインでFPに相談することへのハードルが下がったという面もあるかもしれません。1件あたりのご相談は、オンラインでは30分から、ライフプランのご相談は1時間半から2時間程度いただいております。

ライフプランは決断力を強めるための根拠になる

家を建てる人にとって不可欠なライフプランニングについて教えてください。

小日向 お客様の中にはご自身でライフプランを考えた上でご相談にいらっしゃる方も、そうでない方もいらっしゃいますが、実際に我々FPから質問されて初めて気づくことや認識することも多いです。

どうしてもご自身で組み立てていくと、甘めに見積もってしまったり、逆に厳しめに考え過ぎてしまったりします。また、住宅に関する税制についてアドバイスが必要になることもあります。正しい知識を持った人間から正しい質問を得て、形にしていくと、正しいプランが導き出されます。

もちろん、ライフプランは未来に続いていくことなので、100%の正解はありませんが、FPがお客様の現状を伺いながら、家計の見直しをし、無駄や無理を省いたり、逆にここはもう少し余裕を持てますよとアドバイスすることもできます。やはり家を建てる上では、FPによるライフプランニングをご活用いただきたいですね。

ゼロリノベのお客様の印象や関わり方で気をつけていることはありますか。

小日向 ゼロリノベのお客様は比較的、慎重に家づくりを考えていらっしゃる方が多いような気がします。それは予算に対して慎重、シビア、というだけでなく、しっかりと会社の理念や考え方に共感している方が多いなという印象です。

リノベーション=デザインのようなイメージで売っている会社や、性能や価格といった数値の部分だけを強調している会社もありますが、理念や考え方に共感して家づくりを考えられるというのは、素晴らしいなと思います。お客様が抱いている家づくりへの前向きな希望に寄り添えるよう心がけています。

これから家を建てたい方、リノベーションを考える方に向けて、FPとしてのアドバイスをお願いします。

小日向 家を購入する際には、あらゆる場面で決断力を要します。決断力を強めるためには根拠が必要です。プロが作ったライフプランシミュレーションはその根拠となるのです。ライフプランをシミュレーションする上でお勧めしたいのは、家計について、実際に使っているもの(用途と金額)を洗い出しておくことです。

意外と、ご自身で把握されていないことも多いのですが、この辺りの分析は事前にしておかれるほうがより正確なプランが出せます。

今後の収入や退職金については会社の規定を調べておくことも有効です。現状のご自分たちのお金の流れや、お子さんがいらっしゃるご家庭では教育費についても把握していく必要があります。もちろん、わからないことは遠慮せず、お気軽にFPにお尋ねください。

参考:ファイナンシャルプランナー小日向さんのホームページ

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