2020.08.31 更新

【取材企画】どんな人生を送りたいか考えるところから、ファイナンシャルプランナーがお手伝いします

ゼロリノベにご協力くださっている会社様を取材させていただき、ものづくりへの思いや理念をお聞きする企画。今回取材させていただいたのは株式会社ライフフォースサポートです。

ファイナンシャルプランニング事業・保険事業・不動産事業を柱に、ライフステージに関わるあらゆるサポートを提供している株式会社ライフフォースサポート。全社員がファイナンシャルプランナーの資格取得を目指し、社名の通り、人々のLife(人生・生活)のForce(力・活力)をSupport(支援・援助)する“生活総合商社”です。

ファイナンシャルプランナーである奥村美津子さん、柴田徹矢さんに、ライフプランを立てる意味や相談する際のポイントを伺いました。

理想のライフプランを叶えるためのお手伝い。FPとは?

はじめに、ファイナンシャルプランナーとはどんなお仕事ですか?

奥村 お客様の人生設計に即した資金計画の立案やアドバイスを行う仕事で、略称をFPといいます。人生で一番大きな買い物といえるのが住宅の購入です。このタイミングでFPに相談することで、客観的で無理のない、家の購入に使ってもいいお金が算出できます。

柴田 当社は、北は札幌から、南は鹿児島まで全国に11支社があり、全社員がファイナンシャルプランナーの資格取得を目指しています。お客様の生き方や理想とする暮らしについて十分にヒアリングして、アドバイスさせていただいています。

FPのお仕事に就いたきっかけを教えてください。

奥村 前職はテレビ番組制作会社のディレクターでした。転職を考えるなかで、社会勉強だと思って、保険会社の方に話を聞いたんです。

ライフプランニングについて伺った時に、「いろんな人の生活をよりよく変えることができるFPって、なんていい仕事なんだろう」って思ったんです。ちょっと照れ臭いですが、私でも人の役に立てることができるんじゃないかと。

実際、「奥村さんのおかげで家が買えました」と喜んでいただけるとシンプルに嬉しいですね。

柴田 「誰かの人生に関わる仕事」という想いは私も同じですね。私の場合は、前職が広告代理店の営業職でした。ある保険会社に営業に行った時に「柴田さんは保険に入ってる?」と逆セールスされちゃって(笑)。

その際に、世帯主が加入している2000万円の終身保険の場合、世帯主が亡くなった時に遺族がもらえる金額は200万円という事例を聞き、驚きました。保険会社がだましているわけでなく、60歳までに亡くなった場合は2000万円だけど、60歳以上の場合は200万円になるという保険商品だったんです。

お客様自身がその契約内容を認識していればいいけど、そうでないことが多い。本当にお客様の役に立つことを伝えたいと思い、保険会社に転職したんです。ただ、A社という保険会社の社員だと、お客様にとってベストな保険がB社の場合でも、自社の保険商品しかご案内できません。

そこでいろんな保険を取り扱える保険代理店業務も行っているライフフォースサポートに入社し、保険業務だけではなくFPとしてお仕事するようになりました。

ライフプランを立てるとお金を使う優先順位が見えてくる

ライフプランを立てる重要性はどんなところですか?

柴田 住宅の購入を検討している人は、いくらの家が買えるのかということに意識がいくと思います。もちろん高い金額の住宅のほうが魅力的に見えますよね。年収がわかればローンの借り入れ可能額がどれくらいになるのか検討がつきます。でも、ここで大事なのは、借りられる額=返せる額ではないということです。

お金を使うのは住宅だけではありません。生活費はもちろん、子どもの教育費や老後資金、趣味のお金、病気やケガにも備えなくてはなりません。せっかく家を買ったのに、ローンが支払えなくなって手放すことにならないために、ライフプランを立てることが重要になります。

奥村 私の場合、「家を買う目的はなんですか?」とお客様に質問するんです。そうすると「家賃を支払い続けるよりいいから」とか、「35年ローンを組むならこのタイミングだから」とか、いろいろな答えがありますが、実ははっきりしない場合も多いんです。

目的が今は曖昧だったとしても、「じゃあ家は買わなくていいや」とはならない。考えを突き詰めると、たとえば、「子どもが安心して暮らせる環境にしたい」というような譲れない条件が出てきて、なぜわざわざ高いお金を出してまで家を買いたいのか見えてきます。

まずは家族で話し合う場を持つことが大事。お金を使う優先順位を決めるためには、将来をイメージすること=ライフプランを立てることが重要だと思います。

相談する時、事前に準備するものや気を付けるポイントはありますか?

奥村 源泉徴収票や給与明細といった年収がわかるもの、預金通帳、年金手帳、保険証券、株式証券を準備していただくといいと思います。また、生活費を何にいくらぐらい使っているかもわかるといいですね。ご相談時に家計チェックシートをお渡しして、収入・支出のバランスを分析します。

柴田 ポイントは遠慮せずに何でも話し合うことです。どんな家がいいかという話し合いは夫婦でされていることが多いのですが、人生設計の細かいことまではお互いの考えを知らない場合がほとんど。

自分としては配偶者と違うことを考えていたのだけど、言えないままに進められて、思い描いていたのと全然違うライフプランができあがったというのでは不満が残ってしまいます。

第三者のFPがいると遠慮して言えないことがあるかもしれませんが、そこは遠慮無用です。時には夫婦ケンカのようになってしまうかもしれませんが、体裁を気にせず、何でも話し合ってください。

FPとして相談を受ける時に心掛けていることは?

奥村 何歳で何人子どもがほしいか、子どもの学校・教育について、叶えたい夢など…、細かいことまで聞いていきますが、考えて答えを出すのはお客様自身です。質問を投げかけられると真剣に考えるようになり、将来のイメージが見えてきて、お金を使う優先順位がつけられるようになります。

住宅購入の金額だけなら、数字を入力してネットで簡単にわかりますが、FPとして私がお手伝いする意味は聞き出すことにあるのだと思います。

柴田 堅実なプランを作ることをおすすめしています。子どもがまだ生まれていなかったとして、その子が将来大学に進学するのか、それが私立なのか国公立なのか、現時点で予想するのは難しいですよね。

また、昇進して年収が上がるかもしれないけど、もしかしたら会社が倒産するかもしれない。なので、たとえば、支出に関しては国公立より学費が高い傾向のある私立大学に行った場合として、収入に関しては現状の年収が維持できるとして、考えるのがいいと思います。

また、当社には独自のライフプランソフトがあります。一般的な保険会社の場合、万が一の事態が起こった時にいくら必要になるのかという保険用のライフプランになる場合が多いのです。

ですが、当社のライフプランソフトは、健康で働き続けた場合の夢を叶えるプランと、万が一の事態が起こってしまった場合のプランと両方を提案できるのが強みです。

住宅購入時だけでなく、人生の節目に相談できる長いお付き合いを

FPのお仕事の魅力・やりがいはどんなところですか?

奥村 いろいろなお客様と出会えることは楽しいし、私自身も成長できるお仕事だなと思います。ライフプランを立てる上で、さまざまなお話を伺って、よりよい方法を検討して、最終的に家が決まったら、本当に嬉しいです。

お子さんが生まれたご家庭の新居に招待していただいた時には、ご家族の幸せに一役買えたかもしれないと思って、私も幸せを感じます。

柴田 お客様とのお付き合いは、検討中の家が買えるのかどうかというところからスタートします。ライフプランは一度作って終わりではなく、ライフイベントごとに見直しが必要になるので、長いお付き合いになることが多いんです。

実際、住宅購入から数年後に、「子どもが生まれました」というご報告をいただいて、学資保険の相談を受けることも。長いお付き合いになると、お客様やご家族のお役に立てていると実感できて嬉しいですね。

相談するお客様へメッセージをお願いします。

柴田 「ライフプランを作ってもらうと、保険を押し売りされるのでは?」というイメージがあるかもしれません。でも大抵の方はなんとなく保険に入っていて、見直す必要がある方がほとんど。叶えたいライフプランに沿って、納得してご自身で選んでいただくのでご安心ください。「説得はしない、納得していただく」がモットーです。

奥村 保険を取り扱っているので、保険代理店と思われがちですが、保険もライフプランもトータルでご提案するファイナンシャルプランニング会社です。ゆりかごから墓場まで、ずっとお付き合いのできる関係性を築いていきたいと思っています。何でもお気軽にご相談ください。

取材・文:伊藤あゆ

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