2024.04.05 更新

マンション1階の5つのデメリットとそれをカバーする3つの方法

いい物件を見つけたけどよく見ると1階だった。

実際1階ってどうなの?メリットデメリットは?

マンションの1階についてまとめました。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

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1階のメリットをずらっと公開

1階のメリット

ここでは1階に住むメリットをずらっと列挙していきます。意外にも自分たちに合ったメリットに気づけるかもしれません。

部屋へのアクセスがラク
エレベーターや階段などを使わず、部屋までアクセスできるのは、1階のメリットの1つです。駐車場の位置によっては、一戸建てと大差ない利便性を手に入れることができます。

エレベーター待ちがない
以外に住んでからしかわからないデメリットの1つとして上げられるのが、朝の通勤時間帯のエレベーターの混雑です。タワーマンションなどでも良く取り上げられるデメリットですが、1階や低層階に住む場合は、スムーズな通勤ができます。

災害避難
こちらも、ドアを開ければすぐに外に出られることから、高層階に比べ、逃げ遅れる可能性は低いと言えます。ベランダ側、玄関側どちらからでも出られるのはメリットと言えます。

しっかり作られている
マンションは土台が重要なため、低層階の方が堅牢に作られているケースが多いです。その分、梁や躯体が大きいこともありますが、耐震面での安全性も1つのメリットです。

庭付きでお得
四季の雰囲気やガーデニングやちょっとした子供の遊び場など、使い方が色々あるのが庭付きのメリット。開放感もあり、眺望とは違った利便性があります。

音の迷惑をかけない
子育て世代にとってはかなり大きな問題の1つである、下層階への音の問題。飛び跳ねたり、走りまわったりなどしても、下の階へ迷惑がかからない生活は、普段子供と一緒にいる親にとっては大きなメリットの1つです。

1階のデメリットを確認

1階のデメリット

では次に、デメリットも確認していきましょう。

上階の音
どんな人が住むかによって大きく変わる音の問題。ただし、50㎡以上の物件ばかりのマンションである場合、子育て世代が入ってるケースも多いため、子供の足音などの問題があります。

眺望なし
眺めの良さは、目の前が地理的に段差ができているなど、特殊な例を除いては期待できません。どうしても、眺めの良さが必要な方にとっては致命的とも言えます。

虫など
庭のあるなしに関わらず、地面と接しているため、高層階よりも虫に悩まされる確立は高くなります。一戸建てと共通するデメリットの1つです。どうしても虫が嫌な場合は、高層階に絞って物件を探す必要があります。

防犯
防犯面でも、中層階に比べると1階は不利と言えます。(最上階などはロープで降りてくる手口で被害に合うこともあるそうです)

ただし、マンションの被害は一戸建ての被害件数の半分以下。それに加え、空巣などの被害の65%以上が鍵の絞め忘れやガラス破りなどです。一階に住む場合は、防犯グッズなどで対策すると日々の暮らしも安心かもしれません。

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階数よりも、そのマンションの寿命で決めよう

マンションの寿命

階数や広さや間取り、築年数や駅からの距離など、こだわりたいポイントは様々あるかと思います。

ただし、その上で一番優先すべきことは、マンションの寿命です。こちらの「中古マンションは何年住める?「寿命と建て替え」3つのポイント」で、マンションの寿命について書いていますが、100年以上と言われています。

しかし、全てのマンションがそうだとは言えません。自分たちの寿命より、マンションの寿命が短いなんてことにならないためにも、ここはしっかりと確認していく必要があります。

そして、マンションの寿命を決めるのは管理状態です。管理状態が悪ければ、マンションの寿命は短く、自分たちよりも先にダメになってしまう可能性もあります。

管理状態は、大規模修繕が10年〜15年に一度行われているかをチェックすることでわかります。これを行っていないマンションの場合、外壁から水分が入り、中の鉄筋がサビて、老朽化する原因になります。

また、修繕積立金の滞納が多かったりすると、マンション住民のモラルが低い可能性もあります。こういった、目に見えにくい点をしっかり確認することで、後々のトラブルを回避することができます。

物件選びで悩んでしまう人の2つの特徴

実は、なかなか物件を決められない人には特徴があります。これに自分が当てはまっていないか、チェックしましょう。

また、当てはまっていたらどう明確にしていくか実際に行動しながら考えていきましょう。

価値観がはっきりしていない

自分たちが本当に望んでいる暮らしに必要なものがハッキリしていないと、いざ物件を探し始めても、決めきることができません。また、新築なら問題ないだろうと購入しても、間取りの不安や近隣トラブル、駅からの距離や周辺環境など、暮らしてから初めてわかるデメリットもあります。

そうならないためにも、自分たち家族なら問題ないこと、自分たち家族の場合は問題になることを、しっかりと自分たち自身が把握した上で物件を探す必要があります。

逆に言えば、ここがしっかりすると、自分たちにとっての掘り出し物件を見つけることも可能になります。もし当てはまったなら、「家を購入する時に、絶対に避けるべき3大失敗!」で、ひとつひとつの要素を洗い出してみましょう。

予算が明確じゃない

なんとなく、住宅ローンの月々の支払い金額が今の家賃と同じ程度なら問題ないだろうという考え方でマンションの購入をする人が多いです。しかし、子供の学費や老後資金や、もしもに備えての預金など、そういったものを除いた上で残った資金で住宅の購入をすべきです。

今より幸せになるために、住まいの購入を検討しているのに、購入によって日々の暮らしが圧迫されるようでは本末転倒です。ファイナンシャルプランナーや保険の担当者などから、ライフプランを算出してもらうことで、安心して暮らせる住宅予算がはっきりしてきます。

そうすることで、購入への不安も解消でき、暮らしはじめた後も、毎月圧迫されることもありません。

もし当てはまったなら、こちらの「住宅ローンの目安について詳しく説明している記事」で確認してみましょう。

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1階のデメリットをリノベーションで覆す

根岸のリノベーション事例

1階に住むメリットはわかるけど、デメリットはどうにかならないのか?そういった問題を解消するのに役立つのがリノベーションです。ここでは、先に上げた1階のデメリットをリノベーションでどのように解消していくかをご説明します。

上階の音
上階の音は天井を作り、防音をすることで、ある程度聞こえにくくすることができます。また、リノベーションでは一般的である天井のむき出しテイストが苦手な方にもお勧めです。

眺望なし
庭付きの物件に限られますが、庭をウッドテラスにして、屋外リビングのようにしてしまうことができます。眺望とは異なりますが、景観面ではかなり住み心地が良くなります。また、屋外リビングが設置できれば、専有部の広さを少し狭くし、予算自体を抑えることができるかもしれません。

虫や防犯
虫や防犯については、二重サッシが役立ちます。また、気密性や防音効果もあり、より室内環境を整えてくれます。

まとめ

庭

住まいは大きな買い物です。いくつかの物件で迷っているなら、それはまだ自分たち家族だけの価値基準が明確になっていないからかもしれません。

また、予算についての不安から、決めかねているのかもしれません。

そういった懸念点を解消するためにも、家族での話し合いやファイナンシャルプランナーへの相談など、買ってしまってから「こんなはずでは…」とならないように多少手間でも時間をかけて取り組んでいきましょう。

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