2023.03.10 更新 2021.11.04 公開
オープンキッチンの目隠しアイデア!手軽にできる方法とリフォーム例

「オープンキッチンに目隠しをしたいけどどうやったらいい?」
「来客時にだけオープンキッチンの目隠しができる?」
このように来客時にオープンキッチンが整理されていないと恥ずかしかったり視線が気になったりすることがあり、何か目隠しできる方法はないかと思っていませんか。
オープンキッチンは、壁で仕切られず開放的でおしゃれな空間になることで人気の高いキッチンです。しかし、その反面リビングやダイニングから丸見えになるので来客時にはきれいにしておかないと恥ずかしい思いをしてしまいます。
また、料理中も手元が見えるので料理に自信がない人は隠したいと思うこともあるでしょう。
オープンキッチンを目隠しする方法はいくつかあり、置くだけでキッチンが隠れる便利なアイテムもあります。
ただ、キッチン全体を隠してしまってはせっかくのオープンキッチンが台無しになってしまいます。そこで、必要な箇所や必要な時にだけ目隠しをすることでオープンキッチンの雰囲気を壊さずにおしゃれなまま目隠しすることができます。
この記事では、
- オープンキッチンの目隠しアイディア例
- 目隠しするときに注意するべきこと
- リフォームで目隠しを作る方法
をご紹介していきます。この記事を読めば、あなたのキッチンにぴったりの目隠し方法が分かるはずです。
自宅のオープンキッチンを目隠ししたい、来客時にだけ目隠ししたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
オープンキッチンの目隠しアイディア例
さっそくオープンキッチンの目隠しアイディアをご紹介していきます。
オープンキッチンを目隠しする方法として、以下の5つの方法があります。
- 水はね防止パネルで目隠しする
- 収納棚で目隠しする
- おしゃれな小物を置いて目隠しする
- カーテンで目隠しする
- パーテーションで目隠しする
水はね防止パネルや、収納棚といったように実用性があるものも目隠しアイテムには最適です。目隠しの機能だけではなく、これがあったら便利だな!と思えるものをぜひ取り入れてみてください。
それでは、順にみていきましょう。
1-1.水はね防止パネルで目隠しする
水はね防止パネルで目隠しすると、水回りの目隠しにも水はね防止にもなり一石二鳥のアイテムです。
水はね防止パネルとは、以下のようにシンクの前に付けて洗い物をした際の水はねを防止するものです。
出典:Rakuten
洗い物の際にうっかり水をじゃーっと出してしまい、床がびしょ濡れになってしまったなんてこともよくあるのではないでしょうか。
水はね防止パネルを設置することで、そういったことも防ぐことができます。前だけでなく横にも置けばさらに水はねを防止でき、手元も見えにくくなるので気になる人はシンクの前と横に置くと良いでしょう。
出典:Rakuten
素材はアクリル製のものが多く、お掃除も簡単です。水はねが気になるという人や手元を目隠ししたいという人は、水はね防止パネルと置いてみましょう。
【水はね防止パネルでの目隠しがおすすめの人】
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1-2.収納棚で目隠しする
オープンキッチンのカウンターの上に収納棚を置くと便利な上に手元の目隠しにも役立ちます。
出典:Rakuten
オープンキッチンの難点として挙げられるのが、収納スペースが少ない点です。
壁を向いてレイアウトされている壁付キッチンは吊戸棚もあり収納スペースを十分確保することができますが、オープンキッチンの場合はシンク・コンロ下か背面収納を利用するしかありません。
そこで目隠しすると共に収納ができる収納棚をカウンターに置けば、キッチンの上に出していたものも収納できスッキリ見えます。
ただ収納棚で目隠しをする場合は、閉塞感が出てしまわないように低めの収納棚を置くのがおすすめです。
【収納棚での目隠しがおすすめの人】
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1-3.おしゃれな小物を置いて目隠しする
キッチンをおしゃれに目隠ししたいという場合は、小物や植物を置いて目隠しすることができます。
写真のように鏡や植物を置くだけでもおしゃれに目隠しができていますよね。
ただし、物が置かれているだけでまとまりがないとごちゃごちゃしたキッチンになり、見た目もよくありません。
統一感のある物を置くことでおしゃれなキッチンになるので、置くものにはこだわってみてください。
おしゃれなキッチンになるか自信がないという人は、花瓶に入れた植物をいくつか置くだけでも雰囲気が変わりますよ。
【小物で目隠しがおすすめの人】
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1-4.カーテンで目隠しする
キッチン全体を隠したいという人は、カーテンで目隠しすることもできます。
突っ張り棒を使ってカーテンレールを作ったり、ロールカーテンを設置してみましょう。
出典:Amazon
カーテンで目隠しするメリットは、来客等があった時にだけ目隠しができる点です。基本的には目隠しをせずに過ごしたいという方におすすめの方法です。
オープンキッチンのメリットの中に、リビングやダイニングにいる人と会話がしやすい点が挙げられます。家族しかいない時には目隠しの必要がないのであれば、カーテンやロールカーテンを検討してみてください。
【カーテンでの目隠しがおすすめの人】
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1-5.パーテーションで目隠しする
パーテンションは、置くだけで目隠しができさらに移動もできるので使い勝手の良いアイテムです。
出典:Rakuten
パーテーションは、大きさを選ぶことができるので必要な箇所に必要な大きさのパーテーションを設置でき、無駄な空間を作りません。
そして来客のあるときだけパーテーションを設置でき、必要に応じて使いわけできるのでとても便利です。
【パーテーションでの目隠しがおすすめの人】
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オープンキッチンに目隠しするときに注意するべき4つのこと
続いてオープンキッチンに目隠しをする時に、気を付けたい4つの注意点をお話していきます。
- 目隠しは最小限にする
- コンロ周りは素材を考える
- 子供がいる家庭は固定式のものを選ぶ
- カーテンなどは防カビのものを選ぶ
とにかく目隠しができれば良いというわけではなく、火や水を扱うキッチンならではの注意点もあります。
どこを隠したいのかによっても目隠しするものや方法が変わってくるので、1つ1つ確認していきましょう。
2-1.目隠しは最小限にする
まず隠したい場所を明確にし、目隠しを最小限に設置することを心がけます。
オープンキッチンはリビングやダイニングにいる人が見える、会話ができるという解放感が魅力です。
全て目隠しをしてしまったら、その良さが無くなってしまいます。
手元を隠したいのであればカウンタースクリーン、サイドを隠したいのであればパーテーションやついたてといったように、隠したいところを絞って目隠しを設置するようにしましょう。
できれば前面に目隠しを置くならサイドは開放、サイドに目隠しを置くなら前面は開放といったようにメリハリをつけると良いです。
2-2. コンロ周りは素材を考える
コンロ周りに目隠しを置く場合は、素材を考える必要があります。
火の近くに置くものなので、火がうつりにくい素材でなければなりません。そこで、スチールや耐熱ガラスなどがおすすめです。
油はねガードをついたてのように利用するのもありです。
出典:dinos
来客がある時だけコンロを隠したいのであれば、目隠しを置くのではなくコンロをすっぽりと覆うコンロカバーを利用するのも良いでしょう。
2-3.子供がいる家庭は固定式のものを選ぶ
子供がいるご家庭は、固定式のものを選びましょう。置くだけで目隠しができるものも多くありますが、ネジなどで固定できるものの方が動かず安心です。
例えば収納棚を目隠しにした場合、固定されていないと倒されてしまう可能性があります。
マグカップなどの陶器が収納されていると割れてしまい危険ですよね。
また、コンロまわりにパネルを置いていたが、子供がキッチンの方に乗り出して倒してしまい火傷するといった危険もあります。
このような危険も考え、子供がいるご家庭は特に注意して目隠しを設置するようにしましょう。
2-4.カーテンなどは防カビのものを選ぶ
カーテンを目隠しアイテムにする場合は、防カビのものを選びましょう。
キッチンは水と火を使う場所なので湿度が上がります。特にじめじめした季節はカーテンにカビが生えてしまうこともあります。
見た目だけでなく、調理をする場が不衛生になってしまいます。
防カビ用のカーテンはホームセンター等で手に入りますので、必ず素材をチェックしてから購入するようにしましょう。
このような場合はリフォームも視野にいれよう!
防水パネルのように手軽に設置できる目隠しもありますが、見た目を重視する人はリフォームを検討してみましょう。
ただ、安易にリフォームをしてしまうと今までのオープンキッチンに戻すことは難しくなってしまうので慎重に考える必要があります。
オープンキッチンの目隠しするためにリフォームするメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 見た目がきれい
- 固定されるため安全
- 長く使える
腰壁を付けたり壁を取り付けたりするようなリフォームをすると見た目も自然できれいです。リフォーム業者に頼めばプロですので、安全に長く使える目隠しを設置することができます。
デメリット
- 費用が高め
- 時間がかかる
- キッチンが使えないときもある
- 元に戻せない
一方でリフォームするデメリットとして、ある程度日数も費用もかかります。さらにキッチンが使えない日も出てくるので心づもりしておきましょう。
【リフォームで目隠しを取り付けた方が良い人】
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リフォームでオープンキッチンの目隠しをつくる方法
最後にリフォームでオープンキッチンの目隠しをつくる方法をお話します。
費用の目安やどのくらいの日数がかかるのかも併せてお話していきますので、予算に合わせてどのような目隠しをつくると良いか検討してみてください。
4-1.ロールカーテンやブラインドをつける
1つ目はロールカーテンやブラインドをつける方法です。キッチンの上部にロールカーテンやブラインドをとりつけ、必要に応じて開閉することができます。
自分で取り付けることも可能ですが、きちんと固定されていないと落ちてくる可能性もあるので、心配な人はリフォーム会社に頼むと良いでしょう。
ロールカーテンやブラインドは、比較的簡単なリフォームで済みます。取り付けたい場所にレールを設置しあとはカーテンやブラインドを取り付けるだけです。
費用の目安 | 1〜4万円/1箇所 |
工事期間の目安 | 1日程度 |
【このような人におすすめ!】
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4-2.腰壁をつける
2つ目は、キッチンの前に腰壁をつける方法です。腰壁とは、床から腰ぐらいの高さまで板材を貼り付けて作った壁のことです。
キッチンの周りを囲うように腰壁を付けると手元を目隠ししつつ、開放感も損なわれません。
腰壁をつけることで調理する際の水はねや油はねなども回避するのに役立ちます。
以下のように腰壁を高めに設置すると手元もしっかりと隠れるのでおすすめです。
さらに腰壁をつけると、目隠しの他にもさまざまな使い方ができます。
腰壁の主な使い方として、以下の3つのケースがあります。
- カウンターテーブル
- 収納棚
- 飾り棚
腰壁の幅を太めに作ることで、カウンターテーブルとして使えます。
カウンターテーブルとして使う場合には、使い方によって必要な奥行が違うのでどのように使うのか始めに決めておくと良いでしょう。
使い方 | 奥行の長さ |
飲み物などを飲む | 30cm程度 |
食事を摂る | 40cm程度 |
勉強やパソコンなどの作業をする | 50cm程度 |
また腰壁の背面を収納棚として作れば、収納スペースの確保にもなり便利です。
こちらは、本を収納していますが食器やホットプレートなどの普段使わない家電を収納しても良いでしょう。
以下のように小物などをおしゃれに飾ることもできます。
このように腰壁と言ってもさまざまなスタイルがあります。腰壁を設置することが決まったらどのように使うと良いのか考えてみてください。
腰壁を取り付けるリフォームは、キッチンの前面や周りに壁を設置します。収納棚やカウンターテーブルにする場合は10万円ほど、オーダーメイドになると20万円ほどプラスで考えると良いでしょう。
費用の目安 | 1〜2万円/㎡ |
工事期間の目安 | 1〜3日程度 |
【このような人におすすめ!】
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4-3.扉をつける
3つ目は、扉をつける方法です。キッチンの周りに扉をつけてキッチン全体を隠してしまうこともできます。
これは、間仕切り戸と呼ばれるもので扉で部屋を仕切ります。扉なので必要なときに開け閉めすることができ、普段は開けっ放しで来客時にだけ閉めることで見られたくないキッチンを隠すことができます。
すりガラスなど半透明のものであれば、光を通すので部屋全体も暗くならずおすすめです。
間仕切り戸を設置する場合は、部屋にレール枠を取り付け戸を取り付けるといった方法になります。
費用の目安(本体+設置費) | 15〜20万円 |
工事期間の目安 | 1〜3日程度 |
【このような人におすすめ!】
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4-4.キッチン全体を囲む
4つ目は、キッチン全体を囲むように壁をつけ別の部屋を作る方法です。
こちらのキッチンは、周りを壁で囲み間に窓を挟んでいます。全て壁にして囲っても良いですが、窓にすることでリビングやダイニングの様子も見ることができます。
キッチン全体に壁を作るので、費用も高めで工事期間も長くキッチンを使えない日も出てくるでしょう。
費用の目安 | 8〜23万円 |
工事期間の目安 | 4〜6日程度 |
【このような人におすすめ!】
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まとめ
オープンキッチンを目隠しする方法は、以下の5つの方法があります。
これらの方法で目隠しを行う場合には、以下の点に注意しましょう。
しっかりとした目隠しをしたいという人や長期間目隠しを使いたいと思っている人は、以下のようなリフォームを考えてみてください。
オープンキッチンを目隠しする方法はいくつかありますが、家庭の状況や部屋の雰囲気などを考え適切なものを選びましょう。