2024.04.05 更新

オープンキッチンにする?しない?判断するために必要な情報を総解説

オープンキッチンとは、リビングダイニングとの間に壁がなく空間的につながっているキッチンのことです。

文字通り開放的でおしゃれ感があり、リビングダイニングとのコミュニケーションを楽しみながら料理ができるため、とても人気があります。

しかし一方で、汚れや匂いがリビングダイニング側に流れやすい・散らかるとその様子が丸見えになってしまうなどのデメリットを気にして、オープンキッチンにすべきかどうかを迷う方も多くいらっしゃいます。

実際に、気になる点をクリアにした上で判断しなければ、オープンキッチンにしたはいいけれど後悔するという羽目になりかねません。そしてそうなってしまっても、キッチンの施工をやり直すというわけにはいきませんよね。

だからこそ、オープンキッチンにするかどうかを決めるためには、オープンキッチンの特徴やメリットデメリットを理解し、自分のケースに適しているのかどうかをよく検討する必要があるのです。

そこでこの記事では、以下について詳しく解説します。

▼オープンキッチンとは

▼オープンキッチンのメリット・デメリット

▼オープンキッチンがおすすめなケース&どの種類を選ぶべきか

▼オープンキッチンで後悔しないためのポイント

この記事を読むことで、「オープンキッチンの特徴とメリットデメリット」がよくわかります。また、デメリットへの対策やおすすめのケースについても理解できるため、自分の場合はオープンキッチンにすべきかどうかを判断する材料が得られます。

あなたにとって最適なキッチンの形状を選び、満足度の高い暮らしをするための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

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オープンキッチンとは

まずは、オープンキッチンとはどのようなものなのかという基本的な知識を確認していきましょう。

オープンキッチンとは、リビングダイニングとの間に壁がないキッチンのことで、主に3種類のレイアウトがあります。

1-1. リビングダイニングとの間に壁がないキッチンのこと

オープンキッチンの定義は、リビングダイニングなどの隣り合う部屋との間に壁がないキッチンです。

壁がないことによってリビングダイニングと空間的につながっている、つまり開かれているキッチンという意味で、「オープン」と呼ばれます。

一方、キッチンが壁で仕切られて独立しているものは、クローズドキッチンといいます。また、リビングダイニングとキッチンの間に一部仕切りがあるもの、例えば「コンロ前だけに壁がある」「吊戸棚がある」などのキッチンは、セミオープンキッチンと呼ばれます。

1-2. オープンキッチンのレイアウトは主に3種類

オープンキッチンのレイアウトには、主に以下の3種類があります。

  • アイランド
  • ペニンシュラ
  • 壁付け

アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、キッチンが壁に接することなく独立しているもののことをいいます。キッチンが空間に浮かぶアイランド(島)のように見えることから、そのように呼ばれています。

壁に接していないことによって、キッチンに360度どこからでもアクセスし、周囲を回遊することができます。そのため、複数人でキッチンを囲んで作業しても、圧迫感がありません。

アイランドキッチンを設置するためにはある程度まとまったスペースが必要になるため、LDK全体の広さとのバランスを見極めることが大切になります。

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラは、英語で「半島」という意味です。この言葉通り、ペニンシュラキッチンとはアイランドキッチンの片側が壁に接しているもののことをいいます。

アイランドキッチンのような回遊動線は得られないものの、さほどスペースを必要とせずにオープンキッチンのよさを実現することができます。

壁付けキッチン

壁付けキッチンとは、壁面に沿う形で設置するもののことをいいます。

壁付けキッチンではリビングダイニングに背中を向ける形になるため、オープンキッチンというイメージがわかないかもしれませんが、「隣り合う部屋との間に壁がない」という定義に基づくとオープンキッチンに属します。

リビングダイニングと対面になることによるメリットは得られないものの、スペースに余裕がなくても設置可能・ダイニングとの間に障害物がないため配下膳などの作業効率がよいという魅力があります。

オープンキッチンのメリット

次に、オープンキッチンのメリットを確認しましょう。

以下のうち自分にとって強い魅力を感じるメリットがあれば、オープンキッチンの設置を前向きに検討した方がよいということになります。

それぞれの内容について、解説していきます。

2-1. 開放感がある

まずなんといっても一番のメリットは、オープンであるが故の開放感だといえるでしょう。

オープンキッチンはリビングダイニングとつながった空間にあるため、LDK全体の広さを感じながら料理をすることができます。

また、対面式であるアイランドキッチンとペニンシュラキッチンには吊戸棚がないため、視界を遮るものがなく見晴らしがよいことも開放感を高めてくれます。

2-2. おしゃれ

オープンキッチンは、住宅設備というよりもインテリアの一部になります。そのため、デザイン性の高いオープンキッチンを選ぶことで、LDK全体がおしゃれな雰囲気になるのです。

実際に、おしゃれなキッチンといえばアイランドキッチンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

おしゃれなオープンキッチンは、料理をするというだけではなく、気分を上げてくれる場所になります。

2-3. リビングダイニングの様子が見える

オープンキッチンは、間に視界を遮るものがないため、リビングダイニングの様子を見ながら料理をすることができます

例えば、リビングのテレビを見たり、子供が何をしているか確認できることが、快適さや安心感につながります。

2-4. コミュニケーションが生まれる

オープンキッチンはリビングダイニングと空間的につながっているため、そこにいる人との距離が近くなり、目線を合わせたり会話しやすくなります。

また、仕切りがないことで複数人での料理や配下膳もしやすく、家族やゲストとコミュニケーションをとりながら一緒に作業することができるのです。

2-5. 配下膳が楽

オープンキッチンはダイニングと同じ空間にあり距離が近いため、出来上がった料理を運んだり下膳するときの動線が短くなります

また、対面式であるアイランドキッチンとペニンシュラキッチンでは、カウンターを設けることですぐにその場で食事をすることもできます。

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オープンキッチンのデメリットと対策

メリットと併せて、オープンキッチンのデメリットも確認しておきましょう。

以下のようなデメリットへの対策を講じることができ、さほど気にならないという場合には、オープンキッチンを設置しても後悔する可能性が低いといえます。

一方で、デメリットへの対策が難しいあるいはどうしても気になってしまうという場合には、オープンキッチンの設置に慎重になることをおすすめします。

それぞれの内容について解説し、併せて対策もご紹介します。

3-1. 水や油が部屋側にはねる

対面式であるアイランドキッチンとペニンシュラキッチンでは、前面や横に壁がないため、シンクの水や調理時の油が部屋側にはねることがあります。そのため、キッチン側だけではなく部屋側の掃除も必要になります。

【対策】

  • キッチンの幅や奥行きを長めにとる
  • 水・油はねガードを設置する
  • 食洗機を設置して洗い物の頻度を減らす
  • 強力な換気扇を設置して油煙をしっかりと排気する
    水や油はねを抑える便利グッズも!

    シンク内に敷くことで水はねを抑えるマット、シンクや食器を傷から守る効果もあります。

    出典:サナダ精工株式会社

    鍋やフライパンに被せて油はねを抑えるネット、湯切りにも使えます。

    出典:ニトリ

     


上記のようにリビングへの油汚れを実感しているケースもありますが、多数の人が同じ悩みで盛り上がるという状況ではなさそうです。ちなみに、実際にはどのくらいの人がオープンキッチンからの水・油はねに悩まされているのかということですが、Twitter上では飲食店での油はねについてのツイートがほとんどで、マイホームでの水・油はねについてのツイートはほとんどありませんでした。

参考までに、筆者の自宅はペニンシュラキッチンで、コンロ前に高さ約30cmの油はねガードを設置しています。また、天板がフルフラットではなく手元に15cm程度の立ち上がりを設けていることもあり、リビングダイニング側への水・油はねはほとんど気になりません。

水や油の使い方や汚れがどの程度気になるかにもよりますが、しっかりと対策を講じれば事前に心配していた程ではないという結果に終わる可能性も高いため、これだけでオープンキッチンを諦めてしまうというのはもったいないかもしれませんね。

3-2. 匂いや煙が部屋側に流れる

リビングダイニングとの間に仕切りがなく同じ空間にあるオープンキッチンでは、調理中の匂いや煙・ゴミの匂いなどが部屋側に流れてしまうことがあります。匂いを感じて不快だというだけではなく、ソファやカーテンなどの布製品に匂いが染みつかないように対策を講じる必要があります。

【対策】

  • 強力な換気扇を設置してしっかりと排気する
  • 調理中は換気扇に加えて窓も開けて風通しをよくする
  • ゴミ箱は蓋付きで密閉度の高いものを選ぶ
  • 生ゴミ処理機を使用する
  • ソファカバーやカーテンなどのファブリックは洗えるものにする
  • 消臭剤や空気清浄機を使用する

しかし残念ながら、この匂いに関しては、ある程度は仕方がないと割り切る必要があります。調理中は、いくら換気をしても全く匂わないという状態にするのは難しいためです。一方で、しっかりと対策を講じることで調理後しばらくすれば匂いは消えるため、常に悩まされるということは少ないでしょう。

ただし、以下のツイートのように匂いに敏感であったり、来客が多いなどかなり厳重に匂い対策をしなければならないケースでは、気になるデメリットだといえます。

3-3. 収納スペースが少なくなりがち

対面式であるアイランドキッチンとペニンシュラキッチンには吊戸棚がないため、その分収納スペースが少なくなります。オープンキッチンの場合は、整理整頓されていないとその様子がリビングダイニングから丸見えになってしまうため、いかに収納スペースを確保するかが大切なポイントになります。

【対策】

  • 収納力の高いキッチンキャビネットを選ぶ
  • 大型の壁面収納を設ける
  • パントリーを設ける
  • 床下収納を設ける
  • 隙間収納を活用する
  • 食器や家電は必要最小限の数に抑える

システムキッチンの収納術について詳しく知りたい方は「システムキッチン 収納」をご覧ください。

3-4. 生活感を隠すのが大変

オープンキッチンはリビングダイニングから中の様子が見えてしまうため、散らかっているとおしゃれ感が台無しになります。生活感を隠すためにいつも綺麗にしていなければならないということが負担になりがちな点は、デメリットだと捉える人が多いです。

【対策】

  • 物は全て収納スペースに入れ、見えないようにする
  • 家電など収納できないものには布をかけて目隠しする
  • やむを得ず出したままにするものは、色や素材のテイストを揃える
  • 食洗機を設置し、洗い物をシンク内に溜めない
  • 調味料や洗剤は統一感のある容器に詰め替える 
  • ペニンシュラキッチンであれば腰壁(ダイニング側を天板よりも少し立ち上げる)で手元を隠す

生活感のないおしゃれなキッチンを作るポイントについて詳しく知りたい方は、「キッチン おしゃれ」をご覧ください。

オープンキッチンがおすすめなケースと選ぶべきレイアウト

ここまでに解説したオープンキッチンの特徴とメリットデメリットを踏まえると、以下のようなケースにはオープンキッチンがおすすめだといえます。

それぞれの内容について、どのレイアウトを選べばよいかも併せて解説していきます。

4-1. とにかくおしゃれなキッチンにしたい

誤解を恐れずに言うとすれば、とにかくおしゃれなキッチンにしたいというケースではオープンキッチン一択と言っても過言ではありません。特におすすめなのは、やはりアイランドキッチンです。

なぜなら、オープンキッチンは開放的で洗練された雰囲気がとてもおしゃれで、人気があるからです。実際に、SNS上に「おしゃれキッチン」として投稿されている画像の多くはオープンキッチンです。

またオープンキッチンは、デザイン性の高いものを選ぶことでLDKのインテリアの要を担ってくれます。そのため、見栄えのよいオープンキッチンを設置するだけで空間全体をおしゃれにすることができるのです。

4-2. リビングダイニングの様子を確認しながら料理したい

オープンキッチンはリビングダイニングと同じ空間にあるため、そちらの様子を確認しながら料理をしたいというケースに適しています。例えば、小さな子供がいる・家族やゲストが食事している最中にキッチンに立つことが多い人などにおすすめです。

この場合にはアイランドキッチンかペニンシュラキッチンを選び、リビングダイニングを見渡せる配置にしましょう。

筆者にも小さい子供がいるのですが、コンロ前に壁があるセミオープンキッチンからオープンキッチンに替えたところ、移動しなくても目線を上げるだけで子供の様子が見えるようになり、料理中の負担が減りました。

子供やペットの立ち入りを制限したい場合にはペニンシュラキッチン

子供やペットがキッチンに入ってくるのを制限したいという場合には、ペニンシュラキッチンがおすすめです。

アイランドキッチンや壁付キッチンにはあらゆる方向からアクセスできてしまうのに対して、ペニンシュラキッチンの入口は壁に接していない一ヶ所のみなので、そこにゲートを設けることで立ち入りを防ぐことができます。

4-3. 家族やゲストと一緒にキッチンに立ちたい

オープンキッチンではリビングダイニングとの行き来がしやすく、コミュニケーションもとりやすいことから、家族やゲストと一緒にキッチンに立ちたいというケースにも適しています。

この場合には、アイランドキッチンか壁付けキッチンがおすすめです。

アイランドキッチンは周囲を自由に回遊できるため、複数人で様々に作業することができます。また壁付けキッチンでは通路スペースが広いため、複数人が行き来しても圧迫感がありません。

4-4. 家事の動線を短くスムーズにしたい

オープンキッチンはダイニングと隣り合っているため、配下膳を楽に行うことができます。そのため、家事の動線を短くスムーズにするための一つの方法として活用できます。

この場合に特におすすめなのは、ペニンシュラキッチンにダイニングテーブルを横付けしたりカウンターを設けることです。

ダイニングテーブルが横付けになっていることで、ほとんど移動せずに配下膳することが可能になります。またカウンターがあれば、そこに料理を置いてダイニング側から受け取ってもらったり、その場で食事をすることもできます。

そして、横付けのダイニングテーブルやカウンターは料理中の物置きや作業スペースとしても使えるため、効率的に家事を進める助けにもなるのです。

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オープンキッチンで後悔しないためのポイント

最後に、オープンキッチンにしようと考えている方へ向けて、後悔しないためのポイントをお伝えします。

キッチンの施工は「気に入らなければやり直し」ということが難しいため、以下のポイントをしっかりとおさえることをおすすめします。

それぞれの内容について、解説していきます。

5-1. 生活スタイルに適しているかどうかをよく検討する

まずは、自分たちの生活スタイルにオープンキッチンが適しているのかどうかをよく検討しましょう。

オープンキッチンはなんといってもおしゃれで、その他のメリットも様々ありますが、安易に採用してしまうと後悔する可能性があります。

例えば、キッチンにいる時間が長く掃除も苦にならないという場合や、家族との交流などのためにどうしてもオープンな環境が欲しい場合、家事動線をうまく設定できる場合、予算やスペースに無理がなく設置できる場合であれば、オープンキッチンが適しています。

一方で、キッチンにそれほどこだわりがない場合や使用頻度が低い場合、整理整頓が苦手であったりその時間が確保できない場合、予算やスペースに余裕がない場合には、無理に設置する必要はないでしょう。オープンキッチンにしたはいいものの、掃除が大変だったり部屋に圧迫感が出ることでストレスを感じたり、必要なかったと後悔するはめになりまねません。

このような事態を防ぐために、自分の場合にはどのようなキッチンが使いやすいのか、それはオープンキッチンである必要があるのか、ということをよく考えてみることをおすすめします。

5-2. 収納と通路スペースを十分に確保する

オープンキッチンを採用することに決まったら、収納と通路スペースについてもよく検討し、十分な広さを確保しましょう。

収納スペースが少ないと、必要な分の物をもてないだけではなく、隠しきれなかった物がオープンキッチンの上に溢れておしゃれ感が台無しになる可能性があります。

また通路スペースが狭いと、複数人でキッチンに立とうとしたときに圧迫感があったり、家電や扉の開け閉めが窮屈になるかもしれません。

「おしゃれで開放的」というオープンキッチンのよさを損なわないために、収納と通路について必要かつ確保可能なスペースをしっかりと確認し、施工してもらうことをおすすめします。

5-3. 換気扇や照明も含めて総合的に施工計画を立てる

オープンキッチンの施工にあたっては、キッチンそのものだけではなく、換気扇や照明も含めて総合的に計画を立てましょう。

オープンキッチンでは匂いや煙が部屋側に流れやすいため、強力な換気扇を設置する必要があります。また、換気扇のデザインにも様々なものがあるため、インテリアとしての側面も考えながら選ぶのがよいでしょう。

照明に関しても、手元をどのように照らすのか・キッチンおよびダイニングとテイストの合うデザインはどれか、などのような検討が必要です。

オープンキッチンをおしゃれにデザインして快適に使うために、周囲の設備も含めて様々な観点から施工内容を検討することをおすすめします。

5-4. 施工会社と納得がいくまで打ち合わせを重ねる

オープンキッチンの施工にあたっては、依頼する業者と綿密な打ち合わせをしましょう。

なんとなくこうしたいと曖昧に伝えてあとはお任せにしてしまうと、出来上がったキッチンがイメージと違ったり、使い勝手が悪いということになりかねません。

このような事態を防ぐために、要望や疑問点を施工会社に全て伝え、納得できる回答が得られるまで話し合うことをおすすめします。その際には、真似したいキッチンの写真を見せたり、施工に使用する素材をなるべく実物で確認させてもらったりすると、お互いに具体的なイメージが湧きやすくなります。

オープンキッチンの特徴をよく理解してベストな選択をしよう

ここまで解説してきたように、オープンキッチンは見た目にも機能的にもメリットが多いキッチンです。しかし一方で、管理に少々手間がかかるというデメリットも存在します。

また、キッチンは家の中でも特に使用頻度が高い場所なので、なんとなく合わないという感覚があると頻繁にストレスを感じてしまいます。

だからこそ、「オープンキッチンにするかどうか」「どのように施工するか」については、慎重かつ十分に検討する必要があるのです。

ぜひ、この記事の内容を参考にして、あなたにとってベストなキッチンを選んでください。

まとめ

この記事では、以下について詳しく解説しました。

◎オープンキッチンとは

  • リビングダイニングとの間に壁がなく、空間的につながっているキッチンのこと
  • レイアウトには「アイランド」「ペニンシュラ」「壁付け」の3種類がある

◎オープンキッチンのメリット

  • リビングダイニングとの間に仕切りがないため、開放感がある
  • おしゃれでインテリアの一部になる
  • リビングダイニングの様子を見ながら料理できる
  • 複数人で会話したりキッチンに立てるため、コミュニケーションが生まれる
  • ダイニングとの距離が近いため、配下膳しやすい

◎オープンキッチンのデメリット

  • キッチン前や横に壁がないため、シンクの水や調理時の油が部屋側にはねる
  • リビングダイニングとの間に仕切りがないため、匂いや煙が部屋側に流れる
  • 吊戸棚がないケースが多いため、収納スペースが少なくなりがち
  • リビングダイニングから丸見えになるため、生活感を隠すのが大変

◎オープンキッチンがおすすめなケースと選ぶべきレイアウト

  • とにかくおしゃれなキッチンにしたい⇒アイランド
  • リビングダイニングの様子を確認しながら料理したい⇒アイランドまたはペニンシュラ
  • 家族やゲストと一緒にキッチンに立ちたい⇒アイランドまたは壁付け
  • 家事の動線を短くスムーズにしたい⇒ペニンシュラにダイニングテーブルまたはカウンターをつける

◎オープンキッチンで後悔しないためのポイント

  • 自分たちの生活スタイルにオープンキッチンが適しているのかどうかをよく検討する
  • 収納と通路スペースについてもよく検討し、十分な広さを確保する
  • キッチンそのものだけではなく、換気扇や照明も含めて総合的に施工計画を立てる
  • 施工にあたっては、依頼する業者と納得がいくまで打ち合わせを重ねる

オープンキッチンは見た目にも機能的にもメリットが多い一方で、管理に少々手間がかかるというデメリットも存在します。その両面についてよく検討した上で、「オープンキッチンにするかどうか」「どのように施工するか」を決めましょう。

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