2024.04.05 更新

予算1000万円リノベーションで出来ることの全て!戸建・マンション

1,000万円の予算でどんなリノベーションがどこまでできるか悩んでいませんか。

実際にリノベーションを検討されているお客様からも、費用について、よくこのような質問をされます。

実は費用から見たリノベーションの上限にははっきりとした目安があり、しかも一戸建てと中古マンションではそれぞれ異なります。現場にたつリノベーション会社のスタッフとして、下記のようにお伝えしています。

予算1,000万円の一戸建てのリノベーション目安
広さ60㎡以内の内装リノベーション
*外装も含めたリノベーションは予算オーバーとなるでしょう。

予算1,000万円のマンションのリノベーション目安
広さ80㎡以内
*高価な設備や80㎡以上は予算オーバーとなるでしょう。

一戸建てとマンションの広さの目安の違いについて詳しくは2章で解説しています。

この記事では、

・1,000万円でできる一戸建てリノベーションの条件
・築年数30年以上は1,500万円以上でスケルトンリノベーションするべき理由
・ネットで1,000万円のリノベ事例をチェックするときの注意点
・1,000万円でできるマンションリノベーションの条件
・予算1,000万円以内のマンションリノベーション3つの事例

などについて解説しているため、読んでいただければ、1,000万円の予算でどんなリノベーションが可能なのかイメージをつかむことができるでしょう。

ぜひ自分たちの住まいのために、この記事をご活用ください。

一戸建ての場合→1章
マンションの場合→3章
からご確認ください。

1,000万円の事例を様々なサイトでチェックするときの注意点についてはまとめからご確認ください。

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール


\一級建築士監修のWEBセミナー/

【1,000万円】でできる一戸建てリノベーションの条件

1,000万円 戸建て リノベーション1,000万円の予算でできる戸建のリノベーションの内容は、60㎡以内の内装のリノベーションです。外装(屋根/壁)を含んだリノベーションや、60㎡以上の内装リノベーションは予算オーバーとなるでしょう。

内装のみで広さが予算オーバーとなっている場合は、設備をそのままにするか、1階のみ、2階のみなどエリアを区切ってのリノベーションも可能です。

ただし、築年数が経過した物件の場合は、予算をしっかり確保してリノベーションすることをおすすめします。次章でより詳しく解説します。

築年数30年以上は1,500万円以上でスケルトンリノベーションするべき

築年数が30年以上の場合は、予算をしっかり確保してスケルトンリノベーションすることをおすすめします。手持ちの現金だけでまかないきれないとしてもローンを組んででも予算を確保することをおすすめします。

スケルトンリノベーションとは、柱などの骨組みだけを残し、それ以外をすべて新品にするリノベーションです。

スケルトンリノベーションをおすすめする理由は、築年数が経過すると家の外壁だけでなく柱や床下なども傷んできている可能性があるからです。ここで費用を安く抑えても、数年後に雨漏りなどでまた工事をしなければならない場合もあります。

間取りを変更して快適に暮らすというのももちろんありますが、築年数が経過している場合は、今後も長くこの家で暮らすために全体的に補修しながらリニューアルするというイメージを持っておくことをおすすめします。

また、場合によってはスケルトンリノベーションよりも建て替えなどの選択肢のほうがよい場合もあります。詳しくは、戸建て住宅のスケルトンリノベーションについて解説したこちらの記事をご確認ください。

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【1,000万円】でできるマンションリノベーションの条件

1000万円のマンションリノベーションでできることできないこと

1,000万円の予算でできるマンションリノベーションの条件は80㎡以内であることです。マンションの場合は、天井や壁などの断熱素材が元から備わっており、柱の補修などもないため、同じ面積の戸建と比べリノベーション費用が安く収まる傾向にあります。

ただし、広さはあくまでも目安です。設備などのグレードをあげればすぐに100万円ほど上昇してしまうため注意しましょう。

80㎡以上の物件を1,000万円以内でリノベーションしようとする場合は、空間を区切ったリノベーションをおすすめします。浴室やサニタリールームをそのまま残し、リビングダニングや個室などの空間に区切ってリノベーションすることで費用を削減することができます。

詳しく知りたい方は、リノベーション費用を抑える方法について解説したこちらの記事をご確認ください。

予算1,000万円以内のマンションリノベーション事例

ここでは60㎡(700万円)、70㎡(972万円)、80㎡(975万円)の広さごとに予算1000万円以内のリノベーション事例をご紹介します。

60㎡で700万円のリノベーション事例

60㎡で700万円のリノベーション事例

60㎡で700万円のリノベーション事例

60㎡で700万円のリノベーション事例住まい全体をリノベーション。お風呂の位置やサニタリーの位置も変更しており、キッチンから空間全体を見渡せるように設計しました。和室や収納スペースとなっていたところも全て無垢のフローリングとなっています。

広さ:59.94㎡
費用:700万円(税別)

工夫したポイント
造作キッチンをド真ん中に配置した大きなワンルーム
将来のライフスタイルの変化を見据えたシンプルな空間構成
一部の壁やキッチンの幕板はDIYにて塗装予定。住みながら仕上げてゆくリノベーション住宅

>>この事例を詳しく見る

70㎡で費用972万円のリノベーション事例

70㎡で費用972万円のリノベーション事例

70㎡で費用972万円のリノベーション事例

70㎡で費用972万円のリノベーション事例

住まい全体をリノベーションしました。和室とリビングをつなげてキッチンを二の字の造作キッチンに。また、玄関を土間で自転車をおいても余裕があるほどに広く確保しました。

広さ:70.54㎡
費用:972万円(税別)

工夫したポイント
自転車もらくらく置ける広々とした土間玄関
光と風が抜ける回遊性のある間取り
思い切り料理ができる二の字の造作キッチン
コンクリートと無垢材を組み合わせた大人空間

>>この事例を詳しく見る

80㎡程度で費用975万円のリノベーション事例

80㎡程度で費用975万円のリノベーション事例

80㎡程度で費用975万円のリノベーション事例

80㎡程度で費用975万円のリノベーション事例

住まい全体をリノベーションしました。玄関を広くし、一部を書斎スペースに。寝室の床下は収納とし、なるべく空間全体がつながるような導線設計を行いました。そのため、サニタリーやウォークインクローゼットは出入り口がそれぞれ2つあります。

広さ:78.00㎡
費用:975万円(税別)

工夫したポイント
通り抜けられるベッドルーム
回遊できる大きな造作のアイランドキッチン
土間玄関から続く篭り感のある書斎
全体的に回遊性と抜け感を意識したリノベーション

>>この事例を詳しく見る

\一級建築士監修のWEBセミナー/

まとめ

【1,000万円】のリノベーション事例をチェックするときの注意点

事例検索で費用が1,000万円以下で極端に安い事例の場合は注意が必要です。安さにつられて申し込んでも、結果的に見積もりでは1,000万円を超えてくる可能性があります。

というのも費用が安い事例の場合、部分的なリノベーションの可能性があります。部分的なリノベーションとは、例えばリビングダイニングのみ新しくなっていたり、1階だけがリノベーションの範囲となっているものです。

チェックの方法としては、ビフォーアフターの写真だけでなく、間取り図を確認することです。間取り図では間取りがどう変化したかが描かれています。家のどの範囲の間取りが実際に変化しているのかをしっかりと確認し、安さにつられないように注意しましょう。

この記事のまとめ

1,000万円 戸建て リノベーション

1,000万円の予算でできる戸建のリノベーションの内容は、60㎡以内の内装のリノベーションです。外装(屋根/壁)を含んだリノベーションや、60㎡以上の内装リノベーションは予算オーバーとなるでしょう。

また、内装のみで広さが予算オーバーとなっている場合は、設備をそのままにするか、1階のみ、2階のみなどエリアを区切ってのリノベーションも可能です。

ただし、築30年以上の場合は、様々なところが経年劣化している可能性があるため、この機会にしっかり予算を確保し、内装も外装も新しくなるスケルトンリノベーションをおすすめします。

1000万円のマンションリノベーションでできることできないこと

1,000万円の予算でできるマンションリノベーションの条件は80㎡以内であることです。マンションの場合は、天井や壁などの断熱素材が元から備わっており、柱の補修などもないため、同じ面積の戸建と比べリノベーション費用が安く収まる傾向にあります。

ただし、広さはあくまでも目安です。設備などのグレードをあげればすぐに100万円ほど上昇してしまうため注意しましょう。

費用についてより詳しく知りたい方は、、リノベーション費用を抑える方法について説明しているこちらの記事をご確認ください。

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