2022.05.24 更新 2022.05.24 公開

ベランダのリノベーションでできること|種類や事例、費用を解説!

「古くなったベランダはリノベーションできれいにできるの?」
「リノベーションに制限があるマンションでもベランダをおしゃれにしたい」
「雨の日でも洗濯物ができるベランダにリノベーションできるの?」

など、戸建てやマンションの古くなったベランダを、自分好みにリノベーションしたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

ベランダのリノベーションは大きく分けて以下の2種類あります。

  • 生活の質の向上が目的のリノベーション
  • 防水などのメンテナンスを目的としたリノベーション

ベランダをおしゃれにしたいなどの生活の質の向上を目的としたリノベーションが多いかと思いますが、ベランダの劣化状況によってはメンテナンスも必要になることがあります。

ここで注意しておきたいのが、戸建てとマンションではリノベーション内容が異なるということです。マンションのベランダは共用部分になるので、戸建てとは違って基本的にリノベーションすることができません。

リノベーションの目的や予算・建物の種類など、さまざまな条件がある中でベランダのリノベーションを検討していると思うので、この記事では以下の内容について解説していきます。

  • ベランダのリノベーションとは?
  • 生活の質の向上を目的としたベランダのリノベーション内容と費用
  • メンテナンスを目的としたベランダのリノベーション内容と費用
  • リノベーション不可のマンションベランダのリノベーション事例
  • ベランダをリノベーションする時の注意点

ベランダの使い方は人それぞれなので、目的に合ったリノベーション内容を選ぶことが大切です。使いやすい自分好みのベランダにリノベーションできるように、ぜひ最後まで読んでみてください。


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ベランダのリノベーションとは?

ベランダのリノベーションとは、冒頭でも紹介したように「生活の質の向上」と「メンテナンス」を目的とした2種類があります。

ベランダの劣化状況や、ベランダをどのように使いたいのかによってリノベーションの内容が異なるので、どんなリノベーションをすればいいのかわからないという方は参考にしてみてください。

1-1.生活の質の向上を目的としたリノベーションとは?

生活の質の向上を目的としたリノベーションとは、

「ベランダをおしゃれにしたい」
「雨の日でも洗濯物を干したい」
「遊べる空間を作りたい」

など、ベランダを生活の一部として価値あるものにするためのリノベーションです。

戸建てとマンションとでは、リノベーションできる内容が異なるので、それぞれどんなことができるのか解説していきます。

1-1-1.戸建てのリノベーションでできること

戸建てのベランダは自由にリノベーションすることができるので、以下のような工事内容から好みのベランダを作ることができます。

例えば、上記の画像のようにベランダの床材を変えたり、上部に屋根を設置することが可能です。
その結果、おしゃれな空間になったり、夏場の日差しや冬場の寒さを和らげたりして、より快適で心地よい空間に変えることができます。

リノベーション内容や費用については「3.生活の質の向上を目的としたベランダのリノベーション内容と費用」の章で詳しく解説しています。

1-1-2.マンションのリノベーションでできること

マンションのベランダは共用部分なので、基本的にメンテナンスを含むリノベーションを行うことができません。

なぜベランダが共用部分なのかというと、「区分所有法」という建物の中のものの1つひとつが誰の物かを定義した法律で定められているからです。

しかし、家の中から見えるベランダが古いままでは、不便というだけでなく気分が上がらないという人もいるのではないでしょうか?

せっかくなら使い勝手が良く、自分好みのベランダにリノベーションしたいですよね。実際に中古マンションを購入された方のベランダを以下のように手を加えた事例があります。

詳しい内容を知りたい方は「4.【事例】リノベーションできないマンションのベランダをおしゃれにする方法」を確認してください。

大きな工事をしなくても画像のようにおしゃれなベランダにすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

1-2.メンテナンスを目的としたリノベーションとは?

メンテナンスを目的としたリノベーションとは、ベランダを安全に使える状態にするためのリノベーションです。

劣化したままのベランダを使い続けていると、雨漏りや手すりの落下などの危険性が高まるので、メンテナンスも重要なポイントになります。

ベランダのメンテナンスとは主に3種類あり、ベランダの状態によって必要なメンテナンス内容が異なります。

ただし、マンションの場合はベランダが共有部分なので勝手にリノベーションすることができません。マンションのベランダは、管理会社により数年ごとに定期的なメンテナンスが行われているので、亀裂などが気になる場合は管理会社に問い合わせてください。

各メンテナンスの詳しい内容や費用については、「2.メンテナンスを目的としたベランダのリノベーション内容と費用」を確認してください。

生活の質の向上を目的としたベランダのリノベーション内容と費用

理想のベランダのイメージはあっても、どんなリノベーションができるのかわからないという人も多いのではないでしょうか?

戸建てのように自由にリノベーションができる場合は、大きく分けて以下のリノベーションを行うことができます。

ベランダでできるリノベーション内容がわかると、理想のベランダを具体的にイメージすることができるので、リノベーション内容や費用について解説していきます。

2-1.床材の変更

床材の変更とは、既存の床を取り外して新たに床材を取り付けるリノベーションです。

ベランダの床は基本的にコンクリート仕上げになっているケースが多く、おしゃれな物をベランダに置いてもパッとしないということはありませんか?

そこで、以下の画像のように床材をプラスすることで、一気におしゃれな空間になっていることがわかるかと思います。

床材の種類によって素材の費用は様々ですが、1㎡(0.5畳)あたり3万円前後が費用相場となっています。

工事費用を抑えるために、床材を買って自分でリノベーションしたいという方は、ジョイントで繋げるタイプの置くだけで完成する商品もあります。

床材に飽きても簡単に別の物に取り替えられるというメリットはありますが、隙間にホコリや落ち葉が入って汚れてしまうので、掃除をこまめにしないと排水溝が詰まってしまうので注意してください。

床材の変更は費用面や手軽さからリノベーションしやすいので、

  • 簡単に安くベランダをおしゃれに変えたい
  • ベランダの雰囲気をガラッと変えたい

という方におすすめです。

2-2.ベランダの拡張

ベランダの拡張とは、既存のベランダを広くすることができるリノベーションです。

建築基準法で建てられる大きさが決まっているので、2階部分のベランダを大きく拡張することはできませんが、少し拡張するだけでも動きやすくなって使い勝手が良くなります。

大きく拡張できないといっても、拡張する大きさが10㎡(畳5畳程度)以内であれば問題ないケースが多いので、費用面に余裕があればある程度自由に好みの大きさにすることが可能です。

ただし、2階以上部分に関しては費用の割にはあまり拡張することができないので、

  • 洗濯物を干すときにストレスを感じる
  • くつろぐために椅子を置きたい

など、あと少しベランダが広ければ利便性が高まるという方におすすめです。

2-3.ベランダの増設

ベランダの増築とは、ベランダがない場所に新たなベランダを増築するリノベーションです。

2階部分でも増築することができるので、ベランダがなくて不便だった部屋でも、洗濯物を干したりプランターを置いたりと、ライフスタイルにあった使い方ができるようになります。

ただし、2階にベランダができると1階の日当たりが変わるので、日陰になってしまわないかを確認しておきましょう。

2階部分に増築する方法は以下の3種類があります。

どの方法も外観が変わってしまうので、家の全体像も把握しておくとアンバランスになるという失敗を防ぐことができます。

ベランダを増築するリノベーションは、

  • 家族が増えてベランダを増やしたい
  • 各部屋のベランダで布団が干せるようにしたい
  • 自分だけの空間をベランダに作りたい

など、ベランダを個人で活用できるようにしたい方におすすめです。

2-4.屋根の設置

屋根の設置とは、屋根のないベランダに日除けになる物を取り付けるリノベーションです。

ベランダに屋根がないと直射日光が当たるので、ベランダの床や室内が暑くなってしまいますが、屋根を取り付けることで直射日光を防ぐことができます。

後付けの屋根としてよく使われるのが画像のようなアクリル板の屋根で、取り付け費用は10〜20万円程度です。

できるだけ費用を抑えて見た目をおしゃれにしたいのであれば、下記画像のような布製のサンシェードもあります。

サンシェードは2〜3万円程度で取り付けることができるので、安くおしゃれに仕上げたい方におすすめです。

ただし、出しっぱなしにしていると、劣化したりカビが生えたりしてしまうので、手間をかけたくないという方はアクリル素材を選びましょう。

屋根を取り付けるリノベーションは、

  • 部屋への直射日光を防ぎたい
  • ベランダで快適に過ごしたい
  • 夏場にプールを出したい

など、直射日光を防いで快適な環境を整えたいという方におすすめです。

2-5.サンルームの設置

サンルームとは、画像のように日光を多く採り入れるために、屋根や壁などをガラス張りにした部屋のことです。

環境に影響されないので、雨が降っていても花粉が多い時期でも、ベランダを快適に使うことができるのが特徴です。

費用はベランダのリノベーションの中でもっとも高額で、1階のベランダに画像のような大きなサンルームを作る場合は100万円前後、2階のベランダに既存のサンルームが入る場合は40万円前後かかります。

費用は高額ですが、洗濯物が多いご家庭の梅雨時期や、花粉症の方など外に洗濯物が干せないというのは不便ですよね。

  • いつでも洗濯物を干したい
  • 生活空間に洗濯物を干したくない
  • 雨の日でも子供を遊ばせる空間が欲しい

など、雨や花粉などのストレスをなくしたいという方は、サンルームのリノベーションがおすすめです。

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メンテナンスを目的としたベランダのリノベーション内容と費用

生活の質を向上させるリノベーションについて紹介しましたが、ベランダのメンテナンスが必要な状態かを確認することも大切です。

ただし、ベランダの劣化具合は見た目にわからない場合もあります。劣化しているのに見落としてしまうと、雨漏りや落下の危険性があるので、過去のメンテナンスの有無については、修繕履歴を確認しましょう。

修繕履歴とは、過去のメンテナンスの時期や内容を記載したもので、基本的に自己管理しておく書類です。

中古物件の場合は前の家主に確認する必要がありますが、修繕履歴がない・わからないという場合も多いと思うので、マンションなら管理会社・戸建てならリノベーション業者にベランダの状況を確認してもらうと安心です。

それでは、各メンテナンスの詳しい内容と費用について解説していきます。

3-1.防水工事

防水工事とは、雨水を遮断して雨漏りを防ぐために行う工事です。ベランダの塗装は、薄い防水の層を塗り重ねて作られていますが、劣化すると塗装がはがれて雨が浸透しやすくなり、家の中にも雨漏りを引き起こす原因になります。

  • 10年以上防水工事をしていない
  • ベランダの床に亀裂や剥がれがある

という場合は、防水工事の検討をしてみてください。

防水工事には3種類あり、費用はあまり変わりませんがベランダの形状や状態によって施工内容が異なります。

防水の種類は専門的でわかりにくいのでプロにお任せするのが一番です。ちなみに、どの種類も基本的に10年ごとのメンテナンスが推奨されているので、一般的なベランダではFRP防水が採用されています。

防水工事を怠ってしまうと、雨漏りだけでなく家の見えない部分にも水が浸透して、家の木材の腐食・シロアリやカビの発生により、家が傷んでしまうので要注意です。

見た目でわからない場合もあるので、ベランダの劣化状況をリノベーション業者に確認してみてください。

3-2.錆防止塗装

錆防止塗装とは、手すりが錆ないように塗装を施すメンテナンスです。すでに手すりが錆びている場合は効果がないので、錆びる前の手すりが対象となります。

常に雨風に晒されている手すりは錆びて腐食しやすいので、5年以上手すりの錆防止塗装をしていない場合は、錆防止塗装がおすすめです。

手すりの錆防止塗装の費用はそこまでかからないので、定期的にメンテナンスを行うことで綺麗な状態を保つことができます。

綺麗な状態の部分をメンテナンスするというのは後回しになりがちですが、手すりが錆びてしまうと見た目が悪いだけでなく、手すりの再塗装や手すり交換など出費がかさんでしまうので、錆が出る前に塗装しておくことをおすすめします。

3-3.手すり交換

すでに手すりが錆びている場合は、手すりの交換が必要となります。手すりが錆びていると、見た目が悪いだけでなく手すりごと落下する危険があるので注意してください。

手すり交換はメンテナンスではありますが、好みの素材やデザインにできるのでリノベーションとしてもおすすめです。

手すりは素材やデザインが豊富で価格がバラバラなので、よく使われる素材を抜粋して費用を算出しました。

ベランダの手すり部分は家の見た目に大きく反映するので、家全体のバランスも考慮して選んでみてください。

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【事例】リノベーションできないマンションのベランダをおしゃれにする方法

共有部分であるマンションのベランダはリノベーションできないことがわかっていても、ベランダだけ古いままというのは残念ですよね。

そこで、リノベーションに制限のある中古マンションでも、使い勝手やおしゃれをプラスした事例を紹介していきます。

〈住宅情報〉
場所:東京都
築年月:1977年
面積:48.31平米
家族構成:3人

リノベーション内容を紹介するのは図面のルーフバルコニーです。

3人家族には若干手狭な大きさの家だったので、ベランダに室内と似たような色合いの床材を設置して、リビングの延長線上として使えるようにしています。

屋根も設置することができないので、手すりに支柱を建ててタープを屋根として採用。日陰を作ることができるので、ベランダでゆったりと過ごせる空間にしました。

簡単なリノベーションしかしていませんが、ガラッと雰囲気が変わっていることがおわかりいただけるかと思います。

このように、マンションのベランダをリノベーションする基本は「置く・取り付ける」ことで、いつでも撤去できることを前提としたものとなります。

「マンションだから…」と諦めずに、どのようなベランダにしたいのかをリノベーション業者に相談してみてください。

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ベランダをリノベーションする時の注意点

ベランダのリノベーションを行う時は、以下の2点に注意してください。

  • リノベーションが可能な物件か確認する
  • リノベーション前に修繕履歴を確認する

記事の中でも何度か説明をしてきましたが、より詳しく上記の内容について解説していきます。

5-1.リノベーションが可能な物件か確認する

リノベーション後に「実はリノベーションができない物件だった」となると、元に戻すという費用も新たに発生してしまいます。

無駄な出費を防ぐためにも、そもそもリノベーションをしても良い物件なのかどうかを必ず確認しましょう。

冒頭でも説明したように、マンションのベランダは共用部分なので、基本的に工事が必要となるリノベーションはできません。

しかし、マンションの管理組合によって、できること・できないことが異なる場合もあるので、リノベーション内容を伝えて、OKかどうか判断してもらうことをおすすめします。

5-2.リノベーション前に修繕履歴を確認する

ベランダの劣化は目に見えるものだけではないので、リノベーションを行う前に必ず修繕履歴を確認しましょう。

修繕履歴には、「いつ・どの部分に・どんな修理をしたのか」が記載されているので、次の修繕時期の目安になります。

マンションの場合は定期的に検査や修繕を行っているので問題はありませんが、戸建ての場合は自身で修繕履歴を確認する必要があります。

特に戸建てを中古で購入した方は、以前の家主が記録した修繕履歴が頼りです。しかし、前の家主が修繕履歴を保管していなければ確認するすべがありません。

もし、家を建てたメーカーに修繕を依頼していれば記録が残っているかもしれませんが、個人で業者に依頼していたら確認のしようがありません。

そうなった場合は、リノベーション業者やベランダの修繕業者に、メンテナンスが必要かどうかを確認してもらいましょう。

ベランダが劣化すると、雨漏りやシロアリの発生など家が大きく傷む原因になるので、リノベーション前にベランダの状況を確認しておくことをおすすめします。

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まとめ

いかがでしたか? ベランダのリノベーションについて理解が深まり、建物の種類や自分の理想に合ったリノベーション内容が見つけられたのではないでしょうか。

生活の一部であるベランダをリノベーションすることで、快適なライフスタイルが送れるようになります。

しかし、生活の質の向上だけを目的としてリノベーションをすると、雨漏りや腐食などベランダの劣化を見逃してしまうこともあります。

そうならないためにも、リノベーション前に修繕履歴を確認するか、リノベーション業者にベランダの状況を確認してもらいましょう。

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