2021.05.31 更新

ロフトリノベーションの事例を6つ紹介!ロフトの増設や費用相場を解説

秘密基地のようなたたずまいが魅力的なロフト。「我が家にもあったらいいな」と考えている人も多いのではないでしょうか。

現在住んでいる部屋にはロフトはないけれど、リノベーション(リフォーム)をする際に設置をしたい場合は、ぜひ今回の記事でロフトのメリットや費用相場、施工例をチェックしてみてください。

Advisor

一級建築士 アドバイザー 西村 一宏

[監修]一級建築士

西村 一宏

リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。著者の詳しいプロフィール

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

元銀行員・宅地建物取引士・一級建築士が在籍して「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール



\一級建築士監修のWEBセミナー/

狭いマンションでもロフトのリノベーションはできるのか?

狭いマンションでもロフトのリノベーションはできるのか?一戸建ての場合は部屋にそのまま増設したり、屋根裏スペースを活用してロフト空間を作れます。では、マンションはどうでしょうか?

天井まである程度の高さがあれば、ロフトを設置すること自体は可能です。しかし、増設の際は構造上の問題でロフトを支える柱を設置する必要があります。柱ができることによって必然的に床側のスペースが狭くなってしまったり、柱が邪魔になってしまうかもしれないことは考慮しておきましょう。

もちろんマンションの部屋の状況や構造によって工事方法は変わるので、まずはリノベーション・リフォーム会社などに工事内容を相談してみましょう。

リノベーションでロフトを増設するメリットとは?

リノベーションでロフトを増設するメリットとは?

ロフトをどう使うかは自分次第です。ここではロフトのある部屋の具体的なメリットを見てみましょう。

2-1.広い収納スペースを確保できる

ロフトはもちろん物置として活用できますし、床側に収納用の家具を置くよりもすっきりとした印象を与えられます。

2-2.コスパの良い子ども部屋になる

子ども部屋などが不足した場合、間取りを変更することなく部屋の数を増やせるロフトを増設するのも一つの手です。

大きめのロフトを増設して1つの部屋を上下2つの空間に分ければ、まるで秘密基地のような子ども部屋が2つ完成です。大人にとっては少し狭いと感じられるロフトも、育ち盛りの子どもにとってはちょうどよい高さ。よい遊び場になるでしょう。

そもそも20歳前後で巣立っていくケースが多いので、子ども部屋は10年くらいしか使わない場合がほとんどです。よって、子ども部屋はこれくらいが丁度よいのかもしれません。大きな子ども部屋を与えると、部屋から出なくなりコミュニケーションが取れなくなる可能性もあります。

また、子ども部屋を想定したロフトならリビングに設置することで家族の目が届くので安心感があります。

2-3.書斎・趣味部屋にも最適

自分だけの空間を確保したい人にもロフトは最適です。個室を増設するとなると、費用もスペースもそれなりに用意する必要がありますが、ロフトならそれらを比較的おさえられます。

また、ロフトを書斎や趣味の部屋などにして、家族の気配を感じつつも気兼ねなく仕事や趣味に取り組める空間があるのは、とても幸せですよね。

\一級建築士監修のWEBセミナー/

リノベーションでロフトを増設する際の費用相場は?

ロフトを増設する場合のリノベーション費用は、50~100万円程度が相場と言われていますが、広さや工事内容によってかなり幅があります。

ロフトの基本工事として含まれる内容は、床施工・はしごや階段の取り付けなどで、内装工事や断熱工事などはオプション扱いとなるケースが一般的です。しかし、ロフトは熱や空気がこもりやすいため、断熱工事や換気対策も必要になる場合も少なくありません。特に部屋として使用する場合は、これらの対策をきちんとしておく必要があります。

下記は断熱や換気工事の目安です。

工事内容 返せる額(月返済)
窓の取り付け 5万円~10万円
換気扇の取り付け 5万円~6万円
屋根断熱 2.5万円~4.5万円
天井断熱 2万円~4.5万円

リノベーションでロフトを増設した施工事例6選

リノベーションでロフトを増設した施工事例6選マンションの一室をリノベーションする際に部屋面積を十分に取りにくい場合も、空間を有効活用できるロフトがおすすめです。

また、メリットでご紹介したように、他とは違ったワクワク感を味わえるロフトは、子ども部屋にしても楽しい空間です。実際にどのようなロフト事例があるのかを見て、参考にしてみてください。

4-1.【事例①】現在は収納場所、将来的には子どもの秘密基地に

ロフトリフォーム事例06

ロフトの用途を子どもの成長過程に合わせて変化させる事例です。

子ども部屋が必要のない現在は収納スペースとして使い、将来子どもが大きくなった際には子ども部屋として活用する想定です。

4-2.【事例②】上段で就寝して、下段は収納となる機能的なロフト

ロフトリフォーム事例02

子どもの就寝場所としてロフトを活用している事例です。

ロフトの上段はベッドとして使い、空洞になっている下段は収納スペースとして空間を有効活用しています。

4-3.【事例③】上の左右2部屋が子ども部屋、下は子ども関係の収納

ロフトリフォーム事例05

ロフトを半分に分け、左右がそれぞれ子ども部屋になっている事例です。

ロフトの壁には突起が付いており簡易的な遊び場に、中は収納スペースとして活用しています。

4-4.【事例④】子どもの想像力を豊かにするフリースペース

ロフトリフォーム事例03

ロフトをフリースペースとして活用している事例です。

現在は子ども用の遊び場として使われており、将来的には収納場所や子ども部屋としての活用も可能です。

4-5.【事例⑤】下は子どもの勉強机、上はロフトベッド

ロフトリフォーム事例04

ロフトを子ども用のスペースとして活用している事例です。

ロフトの下段は子どもの勉強机などが置かれており、半個室で集中できる空間を実現しています。

4-6.【事例⑥】時に収納スペース、時に就寝スペースとして

ロフトリフォーム事例01

ロフトをフリースペースとして活用している事例です。

収納や就寝スペースなど必要な用途に合わせて柔軟に空間が使われています。

\一級建築士監修のWEBセミナー/

ロフトを増設できないときはどうする?アイデアを紹介

ロフトを増設できないときはどうする?アイデアを紹介ロフトを増設したくてもできないときはどうすればよいのでしょうか?

空間を生み出すアイデアを3つ紹介します。

5-1.広い収納スペースをマルチ使いする

ウォークインクローゼットや他の広い収納スペースを用途を変えて兼用することは、ロフトを増設できないときに有効なアイデアです。例えば、ウォークインクローゼットの中にデスクスペースを作れば、プライバシーが保たれた個室の書斎に一瞬で変身。

1つの部屋で2つの役割を果たすことで、効率的に使えるだけでなく、将来的に使用しなくなっても無駄になりません。

5-2.間仕切りで空間を使い分ける

ロフトのようなコンパクトなプライベートスペースを作りたいなら、リビングを間仕切りで使い分けることもおすすめです。普段はオープンにして広く使い、在宅勤務や趣味の時間には間仕切りを閉めて個室化するととても便利です。

リビング間仕切りはキッズスペースや物置としても使えるので、さまざまなライフスタイルの方におすすめできます。

5-3.ロフトベッドを配置する

造作ロフトを作ることが難しい場合でも、市販のロフトベッドを利用すれば同じように空間の重なりを作り出せます。

組み立て式のロフトベッドなら移動や撤去も簡単で、ライフスタイルの変化にも対応しやすいでしょう。広さや耐荷重は限られていますが、マンションなどの貴重な床面積を活用するアイデアとして有効です。

ロフトの増設リノベーションでよくある注意点

ロフトの増設リノベーションでよくある注意点

とても魅力的なロフトですが、増設する際に注意しなければいけない点もいくつかあります。

6-1.法律上の制限がある場合も

建築基準法では、ロフトは「天井高1.4m以下、面積は下の階の2分の1未満まで」と定められています。もし天井高1.4mを超えると、それはロフトではなく居室扱いになり、増築に分類されます。増築によって容積率(土地に対する建築物の延べ面積の割合)の基準を超えてしまうと建築基準法に違反することになるので、ロフトを作る際には高さと面積に注意が必要です。

6-2.利用方法をしっかり考えておこう

ロフトを造る前に、しっかりと考えておきたいのがどのような目的で使うかです。収納場所として使いたいのか、子ども部屋や自分だけの趣味のスペースなどの部屋として使うのか…その用途によって工事の内容も変わってきます。

特に収納場所として使う場合にまず考えておきたいのは、ロフトに何を収納するのか。はしごの上り下りがありますから、重かったり、長さがある物は収納しにくく、想像していたよりも使い勝手が悪く感じられるかもしれません。収納した物をどの部屋で使うかも重要で、移動距離が長くなってしまうと、出し入れを面倒に感じることもあるでしょう。

また、「3.リノベーションでロフトを増設する際の費用相場は?」で解説したように、ロフトの特徴として、熱や空気がこもりやすいことが挙げられます。

部屋として利用するときは適切な断熱と換気工事が必要ですから、工事前に用途を定めておかなければなりません。収納場所として使う場合でも、湿気や高温に弱い物を置くのは避ける必要があります。後から「仕舞いたい物が仕舞えなかった」「部屋として使えなかった」ということがないようにしましょう。

6-3.通気性や断熱も考慮する

マンションは一般的に断熱性が高い作りになっているものの、高い位置にあるロフトは熱がこもりやすいため適切な対策が必要です。

たとえば最上階でロフトを作ると、天井からじわじわと熱が伝わってきて居室や寝室で過ごすのが快適でなくなってしまう可能性もあります。

外気に面した天井や壁もしっかりと断熱処理を行い、外部の気温の変化が内部に伝わらないようにしましょう。さらに、室内から発生した熱気も高い場所に溜まってしまうため、ロフト内の換気やエアコンの配置にも注意が必要です。

ロフトのリノベーションに関するよくある質問

ロフトのリノベーションに関するよくある質問最後に、ロフトのリノベーションに関するよくある質問を2つ紹介します。

  • 狭い部屋にロフトを作ることは可能?
  • リビングにロフトを作ることは可能?

7-1.狭い部屋にロフトを作ることは可能?

狭い部屋やマンションでもロフトを作ることは可能です。

ただし、すでに家具や導線で空間が埋まっている場合はロフトを作れないと判断されることもあるでしょう。

もしロフトが作れないほど部屋が狭い場合は、ロフトベッドの設置がおすすめです。

ロフトベッドであれば下段に空間を作れるため、空間を有効活用できるでしょう。

7-2.リビングにロフトを作ることは可能?

リビングにロフトを作ることは可能です。

リビングにロフトを作ると、家族同士のコミュニケーションが取りやすかったり開放感が演出できたりするメリットがあります。

一方で、冷暖房の効率が下がったり移動が大変になったりするデメリットもあるため、慎重に検討しましょう。

まとめ

ロフト リノベーション

リノベーション(リフォーム)でロフトを造る際にはいくつか考えておくべき点がありますが、ちょっとした収納場所として、またはまだ小さな子どもの子ども部屋として、個室とは一味違った魅力がありますよね。

ロフトだけでなく、もう少し広範囲にわたって部屋を改修したい場合は、部分リノベーションではなくスケルトン・リノベーションを検討してみるのも良いかもしれません。住宅全体を見直す機会にもなりますから、安心性、経済性の面から考えてもおすすめです。

中古マンションリノベーション!賢い住宅予算でオシャレに暮らす

【一級建築士監修】中古戸建リノベーションの完全解説(選び方・費用・注意点など)

投稿者

無料オンラインセミナー開催中!

無料セミナー

友だち追加

お問い合わせ