2021.09.10 更新 2021.09.10 公開

ユニットバスはDIY可能?素人にもできる部位や方法をまとめて解説

「ユニットバスをリフォームしたいけど、DIYできるの?」

「ユニットバスのDIYってどこまでできるの?」

ユニットバスの浴槽や壁、床、水栓などが古くなり汚れが目立つようになると、交換やリフォームを検討する時期ですよね。古いタイル張りの浴室をユニットバスに変えたいという人もいるでしょう。

「業者に頼むのはお金がかかりそう」「DIYで安く気軽にリフォームできたら良いな」と悩む方も多いと思います。

結論を言うと、ユニットバスのDIYは部位や方法によっては可能です。ただ、ユニットバスの構造は複雑でどの部位でも簡単にできるわけではありません。

ユニットバスにおいてDIYができることは、パーツ交換や壁・床にパネルやシートを貼る方法です。

一方、DIYができないのは壁や床、浴槽の交換です。なぜなら、ユニットバスは壁・天井・床・浴槽が一体化している構造で、パーツはすべて規格品です。基本的に床だけ・壁だけを交換するということは、ユニットバスを一度分解しない限り、構造上できないからです。

そして、DIYが不可能ではないけれども専門知識や技術が必要になるのは、ユニットバス全体の交換です。

このように、ユニットバスのDIYにはできることとできないことがあります。ユニットバスのDIYに失敗しないためにもユニットバスDIYの難易度を知り、自分にできる部位や注意点をしっかりと理解してから挑戦するかどうかを判断することが大切です。

そこでこの記事では

◎ユニットバスのDIYができる部位とできない部位

◎【難易度別】ユニットバスをDIYする方法

◎ユニットバスをDIYする際の費用相場

◎ユニットバスをDIYするメリット・デメリット

◎ユニットバスのDIYがおすすめな人・おすすめできない人

◎ユニットバスをDIYする際の注意点

をまとめて解説します。この記事を最後まで読むとユニットバスのDIYがどこまでできるのか、費用やメリット・デメリット、注意点などを知ることができ、自分がDIYすべきかどうかを判断できます。

満足できるバスタイム空間にリフォームするために、ぜひチェックしてみてください。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

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ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

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ユニットバスのDIYができる部位とできない部位

冒頭でもお話した通り、ユニットバスのDIYにはできる部位とできない部位があります。さらに、不可能ではないけれども、専門知識や高い技術が必要になる部位もあります。

そこでこの章では、できる部位・できない部位・できるけれども専門知識や技術が必要になる部位について詳しく説明していきます。

まず、DIYができることパーツ交換や壁・床のシート貼りです。

パーツ交換とは、シャワーヘッドやタオルハンガー、鏡、水栓など浴室内のパーツを交換すること。壁・床のシート貼りとは、本体そのものを交換せずに本体の上にシートなどを上貼りして、傷を隠したり雰囲気を変えるということです。

一方、DIYができないのは、壁や床、浴槽などを部分ごと交換することです。

なぜなら、ユニットバスは壁・天井・床・浴槽が一体化している構造で、パーツはすべて規格品です。そのため、基本的に床・壁・浴槽だけを交換するということは、ユニットバスを一度分解しない限り、構造上できないからです。

ごく稀に、部分ごとの交換ができる場合もあります。それは、既存のユニットバスのメーカーで交換できるものを出している場合で、同じサイズの商品がある場合に限ります。

その場合、防水施工のコーキングを一度外して既存のものを取り外し、再度取り付けてコーキング処理をすることになります。

部位によっては電気工事や配管工事などを伴うなど複雑な作業になるので、せっかく頑張ってDIYで交換しても後々になってカビや水漏れなどのトラブルが発生し結局業者に依頼することになる可能性が高いでしょう

そもそもユニットバスのどこかの部位にトラブルがある場合、一体化しているほかの部位にも問題がある可能性が高いです。トラブルがどの範囲にまで及んでいるかは素人には判断できないので、一度専門家に見てもらった方が良いでしょう。

最後に、不可能ではないけれども専門知識や高い技術が必要になる部位をお伝えします。それは、ユニットバス全体の交換です。

浴室の規格に合えば、一体となっているユニットバス全体を交換することは可能です。その場合は防水のために施工されているコーキングを外して本体を取り外し、再度新しい本体を組み立てていくことになります。

ユニットバス全体の交換は、「可能か」「不可能か」という点では「可能」となりますが、DIYできるのはあくまでも専門知識や技術をお持ちの場合に限ります。

なぜなら、ユニットバスの設置には電気工事や配管・排水工事など大掛かりな工事が必要だからです電気工事は電気工事士の国家資格を持っていないと行えないので、専門的な知識や資格がない場合はDIYで交換するのは難しいでしょう。

【ユニットバスの浴槽のみの交換はできない】

ユニットバスの浴槽のみの交換ができないという事についてもう少し具体的に説明します。

まず、浴槽には「据え置き型」と「埋め込み型」の2つの設置方法があります。

【据え置き型】

【埋め込み型】

このように、据え置き型は床面にそのまま設置しているので浴槽のみの交換は簡単です。しかし、ユニットバスの場合は半埋め込み型」が主流で、浴槽を床面から1/3程度埋め込み、床面から40cm程度の高さに設定しています。

仮に「半埋め込み」や「埋め込み」の浴槽を交換するとなると、浴槽周辺のパネルを分解して既存の浴槽を撤去し、新しい浴槽の設置や配管工事などが必要になります。

さらに、新しい浴槽がドアから通常搬入できない場合は、ドアや壁を壊す作業を伴うこともあります。また、新しい浴槽をセットした後は分解した壁や床の再構築も必要です。

このような理由から、床や壁、天井などと一体化しているユニットバスは浴槽のみの交換が難しいのです。

まとめると、

◎ユニットバスのDIYができる部位はパーツ交換、壁・床のシート貼り

◎ユニットバスのDIYができないのは部分ごとの交換

◎ユニットバスのDIYができるけれども専門知識・技術が必要なのは全体の交換

となります。

難易度別】ユニットバスをDIYする方法

前章で、ユニットバスのDIYができる部位とできない部位、できるけれども専門知識が必要になる部位についてお話しました。

できる部位の中にも簡単にできるものから多少知識が必要なものがあり、どの部位でも簡単にできるわけではありません。難易度が高い場合は、業者への依頼を考えた方が良い場合もあります。

そこでこの章では、ユニットバスのDIYができる部位について難易度別にDIYの方法を解説していきます。

2-1.【難易度☆】浴室内のパーツ交換

浴室内のパーツ交換は部品があれば簡単に交換できるので、素人でもDIYができる部位です。具体的には、シャワーヘッドや鏡の交換、水栓などです。

それぞれの交換方法について説明していきます。

2-1-1.シャワーヘッド

最初にお使いのシャワーヘッドが取り外し可能か見てみましょう。シャワーヘッドが外れるタイプのものであれば、交換はとても簡単です。

特別な工具などは不要です。シャワーヘッドはクルクルと回すと外れる構造なので、外したら新しいものを取り付けるだけで完了です。

新しいシャワーヘッドを用意する際は既存のホースのメーカーを確認し、対応するものを購入するようにしましょう。シャワーヘッドのメーカーは、ホースとの継ぎ目や止水板の脇、蛇口水栓のハンドルの脇などに記載されています。

2-1-2.鏡

鏡の交換も簡単です。こちらも水栓と同じように特別な工具は必要ないので、DIYの経験が少ない人でも挑戦しやすい部位になります。

まず準備するものは次の通りです。

【必要なもの】

  • カッター
  • マイナスドライバー
  • ハサミ
  • ミラーマット(接着用材料)
  • 新しい鏡
  • PPバンド(ピアノ線でも代用可)

※PPバンド

PPバンドとは、荷物の梱包などに使われるザラザラしたバンド上の紐のことです。

それでは具体的なDIYの方法について説明していきます。

1)鏡の取付け金具をずらす

既存の鏡を取付けている金具を、マイナスドライバーなどであおり上にずらします。

2)接着剤を切断して鏡を外す

鏡の後ろにピアノ線かPPバンドを潜らせ、壁と鏡を接着させているミラーマットやミラーボンドを切断します。

3)残った接着剤を取る

既存の鏡が外せたら、壁に残っているミラーマットやミラーボンドをカッターで剥ぎ取ります。

4)鏡の取付け

新しいミラーマット(接着剤)を貼り、鏡を取付けます。

となります。取り付け金具から鏡を外すことができれば、あとはスムーズに作業が進むでしょう。1人でも作業はできますが、可能であれば2人くらいでの作業をおすすめします。

2-1-3.水栓

水栓には2種類あり、交換する種類によって作業の内容が変わってきます。

まず水栓について説明すると、ユニットバスの水栓の種類は2種類で、

  • 2ハンドル混合水栓
  • サーモスタット式混合水栓

があります。

2ハンドル混合水栓とは、水とお湯を混ぜて温度調整を行う水栓のことです。

このように、2つのハンドルを開閉し温度を確かめながら調整していく水栓です。昔の住宅で多く採用されています。

サーモスタット式混合水栓は、温度調節用のハンドルでお湯の温度を調節するタイプです。

レバーを動かすだけで温度を調整できるので、操作が便利です。最近の住宅ではほとんどがこの水栓を採用しています。

では、水栓を交換する方法について説明していきます。まず最初に、準備するものはこちらです。

【必要なもの】

  • モンキーレンチ
  • スパナ
  • ブラシ(汚れ除去用)
  • シールテープ
  • 新しい水栓

具体的な交換方法は次の通りです。2ハンドル混合水栓からサーモスタット式混合水栓に交換する流れを見ていきましょう。

◎2ハンドル混合水栓からサーモスタット式混合水栓に交換する場合の流れ

1)元栓を閉め、ユニットバスの点検口を開ける。水用・お湯用のフレキ管(パイプ)を外す。

※家全体の元栓を必ず閉めましょう。

※フレキ管とはパイプのようなものです。フレキ管を外す際は、手で確かめながらナットの位置を確認し、モンキーレンチやスパナを使ってナットを緩めていきます。ある程度まで緩むと手動でも外せます。

※ナットとは、ボルトのネジ棒を固定するものです。

この写真の丸で囲った部分がナットです。

2)水栓を外す

水栓はナットやリング、パッキンなどで固定されています。フレキ管を外す時と同じように水栓の裏側を手で触りながらナットの位置を確認して緩めましょう。

3)サーモスタット式混合水栓を2本の穴にはめ込む

既存の水栓を外すと壁に2つの穴ができます。そこに、新しい水栓をはめ込みます。

4)水栓を固定し、水栓と給水管をフレキ管でつなぐ

水栓を固定する際ナットはしっかり閉め、パッキンのつけ忘れに注意しましょう。また、フレキ管は一度曲げると癖がつき、そこから水漏れする可能性あるため、これを機に新しいものに変えるのも良いでしょう。

5)蛇口の吐水部分を水栓に取り付ける

蛇口の吐水を水栓に取り付けます。パッキンのつけ忘れに注意しましょう。

6)シャワーホースを水栓に接続する

7)水漏れがないか確認して点検口のフタをする

となります。次に、サーモスタット式混合水栓を交換する方法を説明します。モンキーレンチとシールテープのみで交換が可能です。

◎サーモスタット式混合水栓を交換する場合の流れ

1)元栓を閉める

2)水栓本体と取付け脚を取り外す

壁付きサーモスタット式混合水栓は壁に取付け脚が2本設置されています。まずはモンキーレンチを使い、本体と取付け脚のナットを緩めて外します。

3)配管内をキレイにしたら取付け脚を固定する

配管内の汚れやサビは水漏れの原因になることがあるため、ブラシで軽く綺麗にしておきましょう。取付け脚を設置する際は接続部分にシールテープを巻くと水漏れ対策(下の画像参照)になります。取り付ける際は、真上から見て水平に取り付けられているかを確認しましょう。

※接続部分にシールテープを巻いた画像

4)水栓本体を接続する

取付け脚と本体を固定します。パッキンを付け忘れないように注意しましょう。最後にきちんと水が流れるか、水漏れしないかを確認します。

となります。自分で水栓を取り付ける際に注意することは

  • パッキンの付け忘れがないか
  • 水平に取り付けられているか

という点です。また、部品に同封される説明書をよく読み、手順を間違えないよう慎重に作業しましょう。

2-2.【難易度☆☆】壁

ユニットバスの壁のDIYには、バスパネルやシートを使うのが一般的です。

ユニットバスは床や壁、天井が一体化している構造なので全体を分解しない限り壁だけを交換することはできませんが、バスパネルやシートなら大掛かりな作業や専門知識がなくても挑戦することが可能です。

では、それぞれの具体的なDIYの方法を説明していきます。

2-2-1.バスパネル

バスパネルは、防水や耐熱、耐火、耐衝撃、抗菌・防カビ加工など、水気が多い浴室に適した性質が備えられているものが多くあります。また、木目調や大理石調などデザインが豊富なので、浴室インテリアを楽しみたい人にはピッタリです。

素材はカッターで切ることができ、ボンドや接着剤で貼り付けることができます。特別な工具が不要なのでDIYでチャレンジしやすい部位です。

それではユニットバスの壁をDIYする方法を説明していきましょう。最初に、準備するものはこちらです。

【必要なもの】

  • カッター
  • ハサミ
  • モンキーレンチ
  • 長いものさし
  • コンパスカッター
  • コーキング剤
  • コーキングガン

コーキングガンはコーキングする際に使用するものです。

次に、具体的なDIYの流れを説明していきます。

1)DIYしたい壁の汚れやカビを除去

汚れが残っていると、施工後に壁の内部でカビが増殖する原因になります。汚れやカビはしっかりと落とし、乾燥させてから作業に移りましょう。

2)鏡や水栓、タオルハンガーなど壁に取付けられているものがある場合は外す

3)メス型の見切と入隅を接着

見切と入隅とは、バスパネルと壁や床の境目の隙間を埋めるために使用する施工部材です。バスパネルを購入した際に付属してきます。

4)パネルを貼り付ける面積のサイズを計測

壁全体に貼る場合は、型紙の使用がおすすめです。換気扇や水栓の位置は、型紙を使って位置取りしましょう。

5)パネルを壁のサイズに合わせてカッターで切断

配管部分を円形にカットする場合はコンパスカッターを使用すると便利です。

6)ボンドや粘着シートなどでバスパネルを貼り付け

バスパネルを貼る際は隙間が出ないように慎重に行いましょう。

7)オス型の見切や入隅を取り付け

3で接着したメス型の見切・入隅に合わせるように取り付けます。

8)パネルの接着剤が固まる前にジョイントを取り付ける

ジョイントとは、自分で加工したパネルとパネルの間に使用する施工部材のことです。バスパネルを購入した際に付属してきます。

9)水栓や照明などを取り付ける

10)隙間部分はコーキングで仕上げ

しっかりとコーキングすることでバスパネルの隙間から水が侵入することを防ぎます。

となります。

バスパネルを貼り付ける際に注意することは、

  • 下地となる壁の汚れを落とし、しっかり乾燥させてから作業する
  • 仕上げのコーキングを丁寧に行う

という点です。水分が残るとカビの原因になりますので、乾燥・防水は徹底して行いましょう。

2-2-2.浴室用壁シート

浴室用壁シートの素材の性質はバスパネルと同様、防水・防火・防油・耐衝撃・難燃性などの性能を備えています。天井と併用できるなど幅広い用途で使用できるのが魅力です。

バスパネルよりも扱いやすく安価というメリットがありますが、貼り付けの際に空気を抜く工程があるため、バスパネルよりも作業の難易度が上がります。

浴室壁シートのDIYに準備するものはこちらです。

【必要なもの】

  • カッター
  • ハサミ
  • モンキーレンチ
  • 長いものさし
  • プラスチック製のヘラ、立ち上げ(シートの場合。シートを切断、押し込む場合に必要)
  • プライマー(ホームセンターで購入可)
  • スキージー

スキージーとはこの写真のように、シートと壁の空気を抜くために使います。

では、具体的な方法をご説明します。

1)DIYしたい壁の汚れやカビを除去

汚れが残っていると、施工後に壁の内部でカビが増殖する原因になります。汚れやカビはしっかりと落とし、乾燥させてから作業に移りましょう。

2)鏡や水栓、タオルハンガーなど壁に取付けられているものがある場合は外す

3)シートを貼り付ける面積のサイズを計測

壁全体に貼る場合は型紙の使用がおすすめです。換気扇や水栓の位置は、型紙を使って位置取りしましょう。

4)シートを壁のサイズに合わせてカッターで切断

配管部分を円形にカットする場合はコンパスカッターを使用すると便利です。

5)シート貼り付け

貼り付ける前にプライマーを使用すると接着性が高まります。貼り付けはボンドや接着剤を使用するか、シートに糊が付いている商品もあります。シートはプラスチック製のヘラを使い、空気を抜きながら押し込むように貼り付けましょう。

6)スキージーで空気を抜く

仕上げにスキージーで空気を抜きます。

7)水栓や照明などを取り付け

となります。

浴室用壁シートを貼り付ける際は

  • 下地部分の清掃と乾燥
  • 空気が入らないように貼り付ける

という点に注意しましょう。

バスパネルや浴室用壁シートは、amazonやホームセンターなどで手軽に購入することができます。

◎バスパネル

出典:amazon

こちらはamazonで購入できるバスパネルです。おしゃれな木目調デザインは、表面にエンボス加工が施されていてリアルな質感を表現しています。さらに防水で温度変化に強い素材なので浴室での使用も安心です。

薄型・超軽量のパネルなのでDIYにはぴったり。浴室以外にも使えるので浴室とサニタリールームのテイストを揃えたいという人にもおすすめです。

購入はこちら

◎浴室用壁シート

(出典:amazon

こちらは大理石調の壁紙シートです。高品質のビニール素材で防水加工が施されていて、浴室にぴったり。厚みがあり耐摩耗性を兼ね備えているので拭き掃除を繰り返す浴室でも安心して使えます。

購入はこちら

2-3.【難易度☆☆☆】床

ユニットバスの床も壁と同様、構造上それだけ取り外すことができないため床用シートを使うDIYが主流です。

ユニットバスの床のDIYに使うシートは、必ず浴室用のものを使いましょう。浴室用は、防水・防カビはもちろん滑り止め加工も施されています。

また、壁のDIYに使用するシートは天井と併用できるものも多いですが、床に使うシートは床専用になっています。なぜなら、浴室の床は直接身体に触れる部分であり、素材や安全性を高める必要があるからです。

浴室床シートを選ぶポイントは

  • 滑りにくさ
  • 保温性の高さ
  • クッション性
  • 手入れのしやすさ

です。特に転倒防止の点から、滑りにくさは重要です。あとは万が一転んだ時の怪我防止としてクッション性も外せません。さらにユニットバスの床はカビや皮脂汚れが付きやすい場所なので、手入れのしやすさも重要です。

それでは、ユニットバスの床をDIYする手順を説明します。

まず、準備するものは次の通りです。

【必要なもの】

  • ハサミ
  • カッター
  • コーキングガン
  • コンパスカッター
  • ジョイントローラー

ジョイントローラーを使うことで、下地とシートの間の空気やシワを抜くことができます。

次に、ユニットバスの床を浴室床シートでDIYする流れは次の通りです。

1)浴室の床のサイズを計測

2)浴室の床を丁寧に清掃

石けんカスや皮脂汚れ、カビなどもしっかり落としましょう。

3)シートを大きめのサイズに切る

足りないと付け足せないので、大きめにカットすることがポイントです。

4)浴室の床にシートを広げ、床の形に合わせて切る

5)排水口用の穴を切り取る

あらかじめコンパスカッターで排水口の半径を測っておくと便利です。

7)排水口にマスキングテープを貼る

8)接着剤を床に塗る。パテを使って全体に広げる

シート裏面に接着剤が付いている商品もあります。

9)接着剤を塗ったらすぐに、シートを貼る

ジョイントローラーで圧着します。ジョイントローラーの代わりに、角材にタオルを巻きつけたものでも代用できます。

10)排水口部分、壁との隙間をシリコンコーキング

隙間から水が入るとシートの内部でカビが増殖してしまいます。丁寧にコーキングをして、防水施工を徹底しましょう。

となります。DIYが得意な人であれば半日ほどで完成できる場合もあります。大掛かりなDIYが初めての場合は、1〜2日を見ておくと良いでしょう。

作業のポイントは

  • 下地部分の汚れをしっかり落とす
  • 下地部分は完全に乾燥させてから施工する
  • シートと下地部分に空気が入らないようにする
  • 仕上げにコーキング処理を施し、防水対策を徹底する

という点です。一番のポイントは下地作りで、下地作りが適当だとシートが上手く貼れなかったり後々カビが増殖してしまうことになりかねません。

まずは下地の汚れやカビをしっかりと落とし、場合によってはパテなどで床面を平行にする作業も必要です。元々がタイル地の場合はタイルの目地を丁寧に埋めておきましょう。

パネルやシートを貼る際は浴槽や壁、ドアとの接合部分に隙間ができないようしっかり貼り付け、仕上げにコーキングをしましょう。

壁のシートと同様、浴室床用シートもamazonなどで気軽に手に入れることができます。デザインも豊富で、大理石や木目調、カラフルなものなど、浴室のインテリアに合わせて選ぶことが可能です。

(出典:amazon

こちらは素材や質感にこだわっている浴室用床シートです。クッション性のある素材を採用しているので肌触りが柔らかく、凹凸のあるエンボス形状で滑りにくさも実現しています。

さらに優れた断熱性で素足で触れても冷たすぎず、冬場のヒートショックリスクを軽減します。特殊加工により水はけが良く汚れも落ちやすいので、お手入れのしやすさは抜群です。

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2-4.【難易度☆☆☆☆☆】全体

ユニットバス全体を交換する場合、不可能ではありませんが専門知識が技術が必要になり、難易度はかなり上がります。

ユニットバスは床や壁、天井などと一体化しているため一部分だけを交換することは難しいですが、全体を丸ごと交換することは可能です

ユニットバス交換の大体の作業の流れを説明すると、

1)浴室の解体

2)浴室周辺の補修

3)給排水の配管工事

4)土間打ち

5)電気配線工事

※電気工事士(国家資格)のみが行える作業

6)ユニットバスの組み立て

7)給水の接続工事

8)電気配線の接続工事

9)壁やドア周りの新設

10)クロス工事

このような流れになります。ユニットバス全体の交換を業者に依頼した場合は、大工、給排水工事者、電気工事者、左官、クロス職人が必要になります。つまり、ユニットバス全体のDIYは不可能ではないものの、限りなくプロの仕事に近い内容になるということです。

専門的な知識やスキルがあり、ユニットバス全体のDIYをしてみたいという場合、次の点に注意が必要です。

◎工期が長くなり、その間お風呂に入れない

└業者に頼んだ場合の工期は4日程度です。一方DIYの場合、仕事を連続して休めない時は2ヶ月ほどかかることもあります。

◎1cmでも採寸を間違えられない

└ユニットバスは既製品なのでサイズ調整ができません。そのため、採寸には細心の注意が必要です。

◎ユニットバスの仕様は正確に

└ユニットバスのドアの位置はかなり重要です。もし位置を間違っても現場での調整は不可能なので、脱衣所に向いているかを間違いなく確認しておく必要があります。

このように、ユニットバスのDIYができる部位にも難易度があり、DIYが可能であっても業者に依頼した方が良い場合もあります。

DIYをする際は、すべて自己責任になりメーカー保証はつかないことを承知の上、作業を進めていきましょう。

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ユニットバスのDIYの費用相場

ここまで、ユニットバスをDIYできる部位や方法について解説してきました。

「パーツの交換ならできそう」

「浴室パネルやシートを貼るのは面白そう!」

と、ユニットバスのDIYに前向きになった人も多いのではないかと思います。

では、実際にDIYをするとどのくらいの費用が必要になるのか気になりますよね。せっかく手間暇をかけるのですから、業者に依頼するより安く済ませたいものです。

そこでこの章では、ユニットバスをDIYした際の費用相場について、業者に依頼した場合と比較して説明していきます。

3-1.パーツの交換

全部の項目に言えることですが、ユニットバスをDIYする際は基本的に材料費しかかかりません

そのため、費用の相場は材料費の相場ということになります。

パーツの交換で代表的な、シャワーヘッド、鏡、水栓の例にあげてみましょう。

◎シャワーヘッド (DIYする場合)1000円程度〜 (業者に依頼する場合)8000円〜11000円

◎鏡 (DIYする場合)5000円程度〜 (業者に依頼する場合)10000円〜50000円

◎水栓 (DIYする場合)10000円程度〜 (業者に依頼する場合)22000円〜40000円

3-2.壁

ユニットバスの壁をパネルやシートでDIYする場合、解体工事が発生しないので業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。

バスパネルによるDIYの相場は47000円〜60000円程度です。

内訳は

  • 壁天井パネル 15000円〜×広さ分
  • パネル専用接着剤 6000円
  • パネル用出隅 13000円
  • パネル用ジョイント 13000円

です。

シートによるDIYの相場は20000円程度です。

内訳は

  • シート 8000円〜×広さ分
  • 材料費 7000円程度

となります。シートはバスパネルよりも費用を抑えられるというメリットがあります。

一方、業者に依頼した場合は、材料費と施工費合わせてパネルが12万円、シートが15万円ほどになります。

3-3.床

ユニットバスの床をシートでDIYする場合、壁と同様、解体工事が発生しないので業者に依頼するよりも安く施工することができます。

浴室用床シートによるDIYの相場は、16000円程度です。

具体的には、

  • 浴室床シート 8000円
  • 浴室床専用接着剤 7000円
  • コンパスカッター 600円
  • 抑えローラー 400円

となります。

一方業者に依頼した場合は、材料費と施工費合わせて30000円〜60000円程度が相場です。

3-4.全体

ユニットバス全体を交換する場合、

  • ユニットバス本体の価格
  • 浴室の広さや構造
  • 作業の煩雑さ

といった点で価格が変動します。

平均的な数値をお伝えすると、

ユニットバスの交換費用は業者に依頼した場合、45万円〜150万円以上とされています。

業者に依頼した場合の内訳は、

  • 本体価格
  • 解体、運搬
  • 内装補修
  • 電気工事
  • 配管工事
  • 施工費

となります。

一方ユニットバスをDIYで交換する場合は、本体価格が25万円〜80万円程度です。これに工具や施工するための材料費が加算されることになります。

ユニットバスをDIYするメリット・デメリット

前章でユニットバスをDIYした際の費用相場をお伝えしました。ユニットバスのDIYは業者に依頼するよりも費用を抑えられるというのは大きなメリットですよね。

では、ユニットバスのDIYにはほかにどんなメリットがあるのか、またデメリットは何かをお伝えいたします。

この章のメリット・デメリットの解説が、ユニットバスをDIYするかどうかの判断に役立てば幸いです。

4-1.ユニットバスをDIYするメリット

ユニットバスをDIYするメリットは

  • 安い
  • タイミングが自由
  • 楽しい

です。もう少し詳しく説明すると、

まず一番のメリットは費用を抑えられることです。ユニットバスをDIYすれば、基本的には資材・部品代しかかかりません。工具や材料も購入しなければならない場合もありますが、それほど高価なものはないので資材・部品代以外の大きな加算はないでしょう。

ほかのメリットとして、壁や床をパネルやシート貼りをすることで解体して交換するよりも工期を短縮できるということです。

また、業者の見積もりや日程調整なども必要ないので、自分の好きなタイミングでDIYができるというメリットがあります。

さらに、日曜大工が好きな人にとっては、ユニットバスのDIYが時間を忘れるほど楽しい作業になるでしょう。趣味の経験値が上がるというのも外せないメリットです。

4-2.ユニットバスをDIYするデメリット

ユニットバスをDIYするデメリットは

  • 難しい
  • 工期が長くなる
  • 後々不具合が出る場合がある

です。もう少し詳しく説明すると、

ユニットバスをDIYするデメリットは、業者に依頼した時に比べて作業の完成度が低くなってしまうという点です。

例えば壁や床のシート貼りの際、下地の清掃や乾燥、排水口部分のカット作業、隙間がないように貼り付けたり空気を抜く作業、コーキング剤で防水処理をするといった作業は実際にやってみるとかなり難しい作業です。

プロに勝ることは難しくどうしてもどこかに粗が出てしまいます。仕上がりが後々気になってしまったり、カビや雑菌が繁殖してしまう可能性も。水漏れや配線の不具合などが起きる場合もあります。

DIYは自己責任となり、メーカーの保証はつきません。何か不具合が起こった場合は、最悪の場合業者に修理を依頼することになり、費用負担が大きくなってしまいます。完璧な仕上がりを希望する人やずっと安心して使いたいという人は、費用がかかっても業者に頼んだ方が良いかもしれません。

さらに、浴室を工事している期間はお風呂を使えないという点も大きなデメリットです。作業が1日〜2日ほどですぐに終われば良いですが、仕事をまとめて休めず空いた時間でDIYをする形になると、長ければ数ヶ月かかってしまう人もいます。

業者に頼めば簡単な作業だと1日、ユニットバス交換でも4日〜5日程度で完成することが多いです。

◎ユニットバスをDIYするメリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
安い 難しい
タイミングが自由 工期が長くなる
楽しい 後々不具合が出る場合がある

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ユニットバスのDIYがおすすめな人・おすすめできない人

工事費用を抑えられることが最大の魅力であるユニットバスのDIYですが、実は誰にでもおすすめなわけではありません。

どんな人におすすめなのか、おすすめでないのかを知り、自分がユニットバスをDIYするのに適しているかどうかを判断することが大切です。

5-1.ユニットバスのDIがおすすめな人

ユニットバスのDIYがどんな人におすすめなのかと言うと、

  • 日曜大工が好き
  • 細かい作業が得意
  • 根気強い
  • チャレンジ精神がある
  • 時間がある

といった人です。もう少し詳しく説明すると、

 ユニットバスのDIYは普段触らない部分の取り外しや難しい作業を伴います。さらに正確な作業を求められるので、神経をすり減らすこともあるでしょう。

単に「安いから」という理由だけで挑戦すると、「難しすぎる…」「お金を払ってやってもらった方が精神的・体力的に楽だったかも」という結果になりかねません。

そのため、ユニットバスのDIYが向いている人は、普段から日曜大工が好きで簡単な工作だけでなく大掛かりな大工仕事をやってみたかった人や、新しいことに挑戦するのが好きで壁にぶつかっても粘り強く頑張れる人です。

5-2.ユニットバスをDIYするのにおすすめできない人

おすすめできない人は

  • 安いからという理由だけでDIYを選んでいる
  • 仕事が忙しい、休みが不定期
  • 高い完成度を希望している
  • 日曜大工が得意ではない

です。もう少し詳しく説明すると、

「おすすめな人」でもお話したように、ユニットバスのDIYは素人にはかなり難しい作業になるため安いから」という理由だけではモチベーションが保てないことが多いからです。

また、仕事が忙しく残業が多かったり休みが不定期だったりすると十分な作業時間を確保することができません。

作業期間は浴室を使えませんので、その期間はお風呂に入れないことになります。お風呂に入れないのが何週間も続くことは現実的ではありませんよね。

 高い完成度を期待している場合も、ユニットバスのDIYはおすすめできないと言えます。ユニットバスのリフォームのような専門的な分野になると、精密度や完成度はやはりプロの仕事には勝てません

 ユニットバスのDIYは、「自分が手がけたユニットバスで毎日リラックスできるなんて最高だ!」というような、自分の満足のために挑戦する人の方が向いているのです。

 ユニットバスをDIYするのにおすすめな人・おすすめできない人をまとめると、

おすすめ おすすめできない
日曜大工が好き 安いからという理由だけでDIYを選んだ
細かい作業が得意 仕事が忙しい
根気強い 休みが不定期
チャレンジ精神がある 高い完成度を希望している
時間がある 日曜大工が得意ではない

このようになります。自分がおすすめな人に当てはまっている場合は、ぜひチャレンジしてみてください。おすすめできない人に当てはまっている場合は、業者への依頼も検討してみましょう。

ユニットバスをDIYする際の注意点

ユニットバスをDIYする際に、注意しておくべき点があります。注意点を知っておくことで、後々後悔せずユニットバスのDIYに満足することができるでしょう。 

ユニットバスDIYの注意点を具体的に説明すると、

  • 20年以上経っているのなら、一度専門家に見てもらう
  • 水気は大敵、防水施工を徹底する

 という点です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

6-1.20年以上経っているのなら、一度専門家に見てもらう

ユニットバスの寿命は15年〜20年です。仮に現在の浴室の部品に不具合を感じてDIYを考えているのであれば、それは交換対象なのかもしれません。

 特にこれまで説明した中で、壁や床についてはパネルやシートを貼るDIY方法をご紹介しました。

下地部分に問題がなければそのような方法で雰囲気の変化を楽しんだり、新しい素材で気持ち良くバスタイムを過ごすことができるでしょう。

しかし、実は下地部分に亀裂が入っていた、カビが内部に広がっていたとなると、パネルやシートを上貼りしたことでさらに問題が悪化することがあります。せっかくDIYを楽しんでも、後々になって交換が必要になり費用も時間も無駄にしてしまうかもしれないのです。

 素人の目では下地の問題を断定することは不可能なので、不安な場合は一度プロに判断してもらうことをおすすめします。

6-2.防水施工を徹底する

 もう一つの注意点は、防水施工の徹底です。

ユニットバスのDIYをする際、水気は大敵です。なぜなら、水気が残ったまま作業を進めたりコーキングが甘く水が侵入してしまうと、カビの繁殖を招くからです。

 そのため、ユニットバスのDIYは部品を取り付ける作業自体よりも、前準備の下地の清掃や乾燥と仕上げのコーキングがもっとも重要な工程だと言えるのです。 

このように、ユニットバスのDIYで気をつけるべき点は、

  • 本体自体に問題がないかプロに確認してもらう方が良い
  • 防水加工を徹底しコーキングを怠らない

という2点です。

注意点をきちんと知り、ぜひユニットバスのDIYに生かしてくださいね。

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まとめ

いかがでしたか?ユニットバスのDIYについて、DIYができる部位や方法、注意点などを知り、ユニットバスをDIYするかどうかを検討できたかと思います。

最後にこの記事の内容をまとめると

◎ユニットバスのDIYは部位や方法によっては可能

可能なのはパーツ交換、壁や床のパネルまたはシート貼りです。

できないのは壁だけ、床だけ、浴槽だけ、といった部分ごとの交換です。

DIYが不可能ではないものの、専門知識や技術が必要とされるのがユニットバス全体の交換です。

◎ユニットバスをDIYする方法は

部位ごとに説明すると、

◎ユニットバスをDIYする費用の相場は業者に頼むよりも安くなる

具体的には次の通り

◎ユニットバスをDIYするメリットは次の3つ

  1. 安い
  2. タイミングが自由
  3. 楽しい

◎ユニットバスをDIYするデメリットは次の3つ

  1. 難しい
  2. 工期が長くなる
  3. 後々不具合が出る場合がある

◎ユニットバスをDIYするのにおすすめな人は

  • 日曜大工が好き
  • 細かい作業が得意
  • 根気強い
  • チャレンジ精神がある
  • 時間がある

ユニットバスをDIYするのにおすすめできない人は

  • 安いからという理由だけでDIYを選んでいる
  • 仕事が忙しい、休みが不定期
  • 高い完成度を希望している
  • 日曜大工が得意ではない

◎ユニットバスをDIYする際の注意点は

  • 20年以上経っているのなら、一度プロに見てもらう
  • 水気は大敵、防水施工を徹底する

です。この記事をもとにユニットバスのDIYについて理解し、ユニットバスのDIYをするべきかを判断できることを願っています。

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