A.住宅ローン減税を使うことができる物件には条件があります。
・購入する、または新築する物件の面積が50㎡以上(登記簿上)であること。増改築の場合は対象範囲が50㎡以上あること。
・ローンの名義人本人が居住する家であること。親や子供が住むために組むローンの場合は対象外となります。
・木造などの耐火建築物以外は築20年以内、鉄筋コンクリートなどの耐火建築物は築25年以内であること。また、この限りでなくても耐震適合証明証を取得できる物件であること。
これらが、物件の条件になります。
それ以外にも下記のような条件に、ご注意ください。
・年収から各種控除を引いた合計所得金額が3,000万円以下であること。
・10年以上の住宅ローンを組んでいること(バリアフリー改修促進税制、省エネ改修促進税制の場合は5年以上)。
・リフォームやリノベーションなどの改築の場合は、費用が100万円以上であること。
以上が住宅ローン減税を受けるための条件です。しかし、住宅ローン減税を受けるために物件探しをするとなると、わざわざ価格の高い物件を探すことになりかねなく、住宅ローン減税を受けたとしても、結果合計の支払額が大幅に大きくなってしまう可能性があります。住宅ローン減税を受けるために、物件探しをするのではなく、購入可能である予算内で物件探しを行った結果、たまたま住宅ローン減税も受けることができる物件であった。という考えをお勧めしています。
住宅ローン減税に関してのより詳しい内容は「リノベーションやリフォームに使える補助金や減税の種類」をご確認ください。