更新:2022.06.13 公開:2022.06.13

キッチンリノベーションは難しくない!おしゃれな空間をつくる3つの方法

キッチンリノベーション

「中古物件のキッチンをそのまま使うのはちょっと……」
「どうせリノベするなら、おしゃれで使いやすいキッチンにしたい」
「写真でよく見るキッチン、憧れるけど実際にどうやってつくればいいの?」

中古物件のキッチンは使用感があったり、古いモデルのキッチンで使い勝手が悪かったりと、中古物件購入を機に一新したいと思う人が多いでしょう。

キッチンを交換する場合、一般的にはまずキッチンメーカーのサイトを見たり、ショールームで最新のシステムキッチンを触ってみたりすることが多いと思います。

それもいいのですが、どうせならもっと気分が上がる、自分らしいキッチンをリノベーションでつくってみませんか?

そのコツをお伝えします。

SNSやリノベーション会社の事例などで見るキッチンは、バリエーション豊かに見えますが、実は3つのシンプルなつくり方にパターン分けすることができるのです。

この記事では、実際のキッチン事例を元に、おしゃれなキッチンがどうやってできているのかを紐解いていきます。

また、後半では、

  • リノベでできること・できないこと
  • レイアウトのポイント
  • 収納計画のコツ
  • かかるお金の話

など、キッチンリノベを成功させるポイントについても解説していきます。

ありきたりのキッチンにサヨナラして、オリジナリティ溢れるキッチンをつくりたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

    1.おしゃれなキッチンをつくる3つのシンプルな方法

    おしゃれなキッチンリノベの方法は、バリエーション豊かに見えて実はとってもシンプルな3つの方法でつくられています。

    [方法1]一般的な壁付けのシステムキッチンに「造作」をプラスする
    [方法2]絵になるシステムキッチンを厳選して「そのまま」配置する
    [方法3]キッチン自体を造作して、完全オリジナルにする

    それぞれの方法について、実例を参照しながら説明しましょう。

    [方法1]一般的な壁付けのシステムキッチンに「造作」をプラスする

    システムキッチンに造作をプラスする

    今、リノベーションでも対面キッチンが人気です。家族のほうを向いて作業ができるので、会話をしながら洗い物などができるし、小さな子どもがいる家庭では安心ですよね。

    おしゃれなキッチンをつくる、1つ目の方法は、壁付け用のシステムキッチンを用いて、腰壁(こしかべ)などの造作を加えるというやり方です。

    実はこの方法が、リノベーションではとても多く採用されています。

    壁付けのシステムキッチンは価格的にもリーズナブルなものがあり、コストを重視してごく一般的なデザインのものを選んでも、上図のように腰壁を造作してデザインすれば隠れてしまうので、部屋のインテリアにはほとんど影響しません。

    また、腰壁などの造作費用は仕上げ方にもよりますが、リノベーション会社に造作してもらえば、コストは数万円〜10万円程度と、それほどかかりません。にもかかわらず造作しだいで個性的なキッチンがつくれるのが、この方法の魅力です。

    では、実際に、壁付けのシステムキッチンに造作を加えた事例を見ていきましょう。

    事例1:ナチュラルなカフェ風キッチンに

    ナチュラルなカフェ風キッチン

    一段高くした木製カウンターを設け、テーブルとしても使えるようにした事例です。

    ナチュラルテイストのおしゃれなカフェのように、むくフローリングの味わい深い空間にしっくりはまっていますね。

    柱を立てて、木造住宅のような趣も。カウンターの下にはコレクションした洋酒を入れる棚もつくっています。

    キッチンを横から見た写真

    キッチンの両サイドも腰壁で覆い、壁付けキッチンをアイランドキッチン風に演出しています。

    キッチン内部

    キッチン側から見ると、一段高い腰壁に覆われてシンクの中や手元が見えないので片付けに神経質にならずに済みますね。

    事例2:背面収納も同じ材質でコーディネート

    モルタルで腰壁を造作したキッチン

    腰壁のいいところは、どんなキッチンを採用していても、腰壁自体の素材とデザインで、部屋の雰囲気をガラリと変えてしまえること。

    この実例では腰壁をモルタルで仕上げ、クールな印象にしています。

    また、最近はオープンなキッチンが好まれ、吊り戸棚を省くケースがとても多いのですが、その場合、キッチン背面の収納がデザイン的にも部屋の雰囲気を決めるポイントになってきます。

    モルタルのキッチン背面収納

    この実例では、棚などの背面収納もモルタル仕上げとして、キッチンとなじませています。

    腰壁を木材で施工した後モルタルで仕上げ、むき出しのコンクリートの壁や白くペイントしただけの天井ともマッチさせ、ざっくりした魅力のある雰囲気の空間に。カウンター下部はとくに造作は行わず既成の収納グッズを利用しています。

    事例3:スペースに合わせてダイニングテーブルを造作

    カウンターを造作したキッチン

    ダイニングのスペースが狭いというときは、腰壁の前に造作したカウンターテーブルを延長し、そのままダイニングテーブルを造作してしまう方法でスペースセービングができます。

    事例では、カウンターから「くの字」につながったダイニングテーブルを造作。テーブルを斜めに配置することで空間にゆとりが出ました。

    リビングから見たキッチン

    見た目にもカフェ風のおしゃれな空間になりますね。

    事例4:他空間のデザインに溶け込むキッチンに

    空間に溶け込んだキッチン

    既製品のシステムキッチンは、考え抜かれた機能性や収納力をもっているという利点があります。その一方で、デザインが画一的な場合が多く、できれば既製品ぽい存在感を払拭したいという人もいるでしょう。

    腰壁に強烈な存在感を与えることで、システムキッチンの存在感を払拭した実例がこちらです。

    リビング・ダイニングから見ると、2つ並んだ黒いタイル張りの腰壁に目が行きます。パッと見ではキッチンがどこにあるのかわかりませんね。

    キッチンを背面から見た写真

    腰壁の裏側にまわると、同じ腰壁で覆われているのが、キッチンと寝室であるとわかります。片側だけだったらキッチンの存在感が強く出たでしょうけど、寝室と並べたことで、想像を上回る「擬態」効果が出ました。

    [方法2]絵になるシステムキッチンを厳選して「そのまま」配置する

    2つ目は、絵になるシステムキッチンを厳選して、そのまま配置するという方法です。

    最近のシステムキッチンは優れた機能性や使い勝手を維持しながら、グレードや素材も多様になっています。

    そこで、好みに合う素材、デザイン性をもつシステムキッチンを厳選し、腰壁などを造作をせずにキッチン本体をそのまま見せ、背面収納をキッチン本体のデザインに合わせて設けたり、オリジナリティのある空間にするという工夫もできます。

    方法1で説明したシステムキッチンに造作を施す方法に比べると、システムキッチンのデザインや仕様がそのまま空間に影響するため、デザインやグレードにこだわると割高にはなります。しかし、キッチン本来の美しさをダイレクトに魅せられる方法です。

    では、以下実例を見ていきましょう。

    事例5:存在感抜群の美しいステンレスキッチン

    絵になるステンレスのシステムキッチン

    キッチンがLDKの中心になるよう位置を移動し、アイランド型にという発想で選んだのは、オールステンレスのキッチン。

    腰壁が不要でトップをフラットに仕上げたキッチンはフラット対面タイプといわれ、対面専用のキッチン。なので、壁付けタイプと違って前面も美しく仕上げてあるのが特徴です。

    腰壁がないことでステンレスの素材感があらわになり、キッチンの存在感が強調されました。シンプルなステンレス素材感が白くペイントした空間になじんでいますね。

    背面の壁面収納

    背面に木製の収納を造作することで、ほんのり温もりを添えて、ステンレスのクールな感じを和らげています。

    事例6:人気のフレームキッチンでざっくりとした雰囲気を

    シンプルなステンレスキッチン

    フレームだけで構成されたステンレスキッチンも人気です。キャビネットがないので、対面にも壁付けにも違和感なく用いることができます。

    圧迫感のない、ざっくりした感じが持ち味なので、インテリアも取り澄ました感じのないラフな空間にマッチします。

    リビングから見たステンレスキッチン

    余白のある空間に飾らない雰囲気のフレームキッチンがしっくりなじんでいますね。

    事例7:家具のようなしつらえのキッチン

    家具のようなしつらえのシステムキッチン

    既製品ながらオリジナルキッチンのようなテイストで人気のメーカーもあります。

    事例は、ショールームで一目惚れしたというグラフテクトのL型キッチンをシンク側を対面にして設置、まるで家具のようなしつらえで空間に安らぎを与えているリノベーション空間です。

    背面にパントリーを造作して十分な収納も確保しています。

    裏側からみたキッチン

    間口の狭い空間ですが、L型にすることで通路を確保。キッチンの調理スペースもゆとりがありますね。

    キッチンの腰壁

    コンロ前のキッチンパネルもモノトーンの内装に溶け込んでいます。

    事例8:扉付きで生活感が出ない、シンプルキッチン

    シンプルなアイランドキッチン

    フラット対面キッチンのデザインはキッチンにありがちな生活感を払拭したものが多いです。

    この実例で採用しているのもキッチン前面を扉付きの収納にして、吊り戸棚もないことから開放感とスッキリした持ち味のキッチン。

    天井を高くしてむき出しになった換気ダクトも白く覆っているので気になりません。

    ルーバーのあるキッチン横の収納

    キッチンの右側に梁下いっぱいを使ってルーバー扉をつけた収納を造作。表に出しているのは背面の棚に置かれた調味料などだけで、きちんと片付いた印象になりますね。

    [方法3]キッチン自体を造作して、完全オリジナルにする

    おしゃれなキッチンづくり、3つ目は、システムキッチンではなくオリジナルのキッチンをリノベーション会社に造作してもらう方法です。

    造作キッチンのメリットは、サイズ、形と素材が自由になることです。

    購入した中古物件の部屋が変形している場合は、それに合わせて空間を有効に活かせたり、規格ハズレのサイズでキッチンの存在感を出したり。あるいは、既製品では使われていないモルタルなどを使えるのも造作ならでは。

    コスト的には、一般にシステムキッチンより高くなることが多いのですが、下部収納を省くなどシンプルなつくりでコストダウンすることが可能です。

    では、以下実例を見ていきましょう。

    事例9:大胆に配置された「規格外」のオリジナルキッチン

    規格外の造作キッチン

    キッチンを空間の中心に。そんな思いで既製品にはないサイズのアイランドキッチンを造作してもらったのがこの実例。

    サイズは横幅が2760cm、奥行きが1050cm。システムキッチンにはないサイズです。仕上げはモールテックスで、この素材もシステムキッチンには見られません。

    住まいの中心にあるキッチン

    玄関を入るとすぐキッチンで、手前と向こう側に2つのリビングがあり、それをつなぐのが圧倒的な存在感のキッチンです。

    キッチンを囲んでみんなでワイワイできる空間が、造作ならではのサイズ感で実現しました。

    事例10:ぴったりと仕立てのいいキッチン

    ぴったりと仕立てのいい造作キッチン

    この実例で採用している造作のL型キッチンもシステムキッチンには見られないサイズ。空間にぴったり納めています。

    無駄のない空間活用はサイズを自由にできる造作ならではです。

    素材は合板製のキャビネットにステンレス天板を載せたシンプルなつくりで、収納は全てオープンな棚にすることでコストを抑えています。造作は必ずしも高くならないという好例でしょう。

    L型キッチンの手前に造作した作業台を設置し、調理スペースや配膳台、収納として活用しています。

    L型の造作キッチン

    壁面に取り付けた扉付き収納以外は収納は全てオープンに。棚板を設けることで取り出しやすく整理しやすくなっています。

    事例11:オリジナルの五角形キッチン

    五角形の造作キッチン

    造作ならサイズだけでなく形も自由にできますが、この実例はなんと五角形のキッチン。

    Ⅱ型キッチンのシンク側を対面型にして、五角形にすることで、造形のおもしろさを味わえ、空間にゆとりも与えています。

    五角形部分はLDKへの出入り口付近にあり、マガジンラック部分が斜めになっていることで、ドアがぶつからず、人の行き来もスムーズです。モルタルでざっくり感のある仕上げにしました。

    シンプルなオープン収納

    壁付けのコンロ部分は、1枚の木製天板を渡しただけの超シンプルなつくりになっていることに注目です。

    事例12:ミニマルなシンプルキッチン

    ミニマルなシンプル造作キッチン

    一見、フラット対面型のシステムキッチンにも見えて、瀟洒なイメージのキッチンですが、使い勝手をカスタマイズした造作キッチンです。

    裏側を見るとわかりますが、システムキッチンのようにスライド収納などがなく、シンク下の足元も空いています。合板のキャビネットに人造大理石の天板を載せただけのシンプルなつくりです。

    横から見たキッチン

    フラット対面のアイランドキッチンは高額商品が多いのですが、こうしたつくりの造作なら、かえって低コストでできます。

    シンプルな空間に存在感を強調しすぎない白いキッチンが溶け込んでいますね。

    2.これだけは押さえておきたい、キッチンリノベの5つのポイント

    ここまでは、バリエーション豊かでおしゃれなキッチンも、実はシンプルな3タイプの方法に分類できることをお伝えしてきました。

    ここからは、中古物件を購入してキッチンリノベーションをする際に、だれもが悩みがちなことを参考に、事前に知っておくといい内容を厳選して処方箋をお伝えします。

    • 憧れの「対面キッチン」をかなえるためのコツ
    • 構造によっては移動に制限があるケースがある
    • 収納計画はまとめてざっくり、を基本に
    • 費用を抑えるなら、キッチン本体の価格で調整するとインパクト大
    • 迷ったら目的に立ち返る、が成功の要!

    それぞれ解説していきましょう。

    2-1.憧れの「対面キッチン」をかなえるためのコツ

    中古物件の既存キッチンは、奥まった場所にあり壁で囲まれた個室型や壁付けが多く、対面でも吊り戸棚のついたセミクローズタイプが多く見られます。

    個室型やセミクローズタイプだと、家族と会話しながら、あるいは子どもを見守りながらキッチンに立つのは難しいため、開放的な対面キッチンに変更したいという人も多いでしょう。

    まずは、既存キッチンを対面キッチンに変える場合のコツを紹介しましょう。

    [コツ1]狭いスペースの場合は、キッチンとダイニングを兼ねる

    対面キッチンにしたいけど、スペースが狭くなりそう、とお困りの方は、上記実例にも出てきたように、キッチンとダイニングを兼ねられるようカウンター・テーブルを造作するのがおすすめ。

    カウンターに続けてダイニングテーブルを造作すれば、ダイニングスペースはいらなくなり、狭くてものびのびくつろげる部屋になりますよ。

    カウンターを造作したキッチン

    [コツ2]空間が狭い場合は、Ⅱ型のキッチンを選択する

    キッチンのタイプの一つにⅡ型があります。Ⅱ型はシンク側とコンロ側を分けたセパレートタイプのキッチンです。

    間口が狭くて通路幅が確保できないときはコンパクトなスペースでも対面キッチンにすることができる、Ⅱ型がオススメです。

    セパレートになっているのでシンク側とコンロ側で高さを変えることもできます。鍋を上げたりおろしたりするコンロ側はやや低く、洗い物はかかがまなくてもよい高さにして腰の負担をラクにするなんてことができるのもⅡ型のメリットですよ。

    Ⅱ型のキッチン

    [コツ3]壁付けキッチンにしてカウンターやテーブルを造作にする

    中古物件によっては、「対面キッチンにしたい、でもその分リビングが狭くなってしまうのはちょっと…」といった悩ましい広さの物件もあるでしょう。

    その場合は思い切って壁付けにしてカウンターやテーブルを設ける、というのも手です。

    壁付けは、対面よりもダイニングスペースを広く取れるという利点があります。狭い空間であれば、振り向けばすぐそこに子どもがいるし、家族とのコミュニケーションも問題ありません。

    50㎡〜60㎡台くらいのマンションだと検討の価値ありです。

    壁付けキッチンとテーブルの造作

    [コツ4]対面と壁付け、どちらの良さも兼ねるならL型キッチンがおすすめ

    奥まったところにある壁付けキッチンには、人目を気にせず落ち着いて料理ができるという良さがあります。その利点を享受したいが対面キッチンも捨てがたい、そんな悩みをもつ人にはL型キッチンがオススメです。

    L型は、シンク側を対面にし、コンロ側を壁付けにできます。つまり落ち着いて料理ができる壁付けのよさと、対面キッチンの特徴を兼ね備えているのです。コンロ側が壁付けならダイニング方向への油ハネの心配もありませんね。

    なおL型キッチンはⅠ型キッチンやⅡ型キッチンに比べるとサイズが大きく、マンションだとサイズの関係で搬入が難しい場合があるので、事前にリノベーション会社に相談してから決めましょう。

    L型キッチン

    2-2.構造によっては移動に制限があるケースがある

    中古マンションをリノベーションする際、キッチンの移動は自由というわけではありません。

    床下の排水勾配を確保しながら共用配管のあるパイプスペースから、排水管をどれだけ延長できるか、排気のための換気ダクトは換気口からどれだけ延長できるかという制約があるからです。

    キッチンの移動は、その制約の範囲での移動が可能になります。とくに換気ダクトはマンションの場合、梁が邪魔をすることも多いのです。

    しかし制約がありながらもリノベーションの工夫やアイデアで、ガラリと雰囲気や使い勝手を変えることも可能です。

    キッチンがどこまで移動できるかに関しては、中古物件の内覧時にリノベーション会社に同行してもらって、一緒に確認してもらいましょう。

    中古マンションのキッチンの移動に関する詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

    2-3.収納はまとめてざっくり、を基本に

    最近のシステムキッチンはスライド(引き出し)収納が主流で、以前の扉式と比べると驚くほど収納力も整理のしやすさもアップしています。

    なので、キッチン本体の収納にかなり委ねることができ、少人数の家庭なら、あとは食器類、家電類の収納スペースを確保できればいいくらいです。

    ですので、背面収納も天井いっぱいまでつくらなくても腰高のカウンタータイプの収納をつくり、その上部はオープンな棚にして、ディスプレイを楽しむというのもキッチンをおしゃれにするポイントのひとつになります。

    キッチン背面の飾り棚

    また、オープン棚は、既製品のカゴや箱を置けば整理も行き届きますし、扉がない分費用を抑えることができます。

    また、食品を多めにストックしたい場合はパントリーがおすすめです。 半畳から1畳弱くらいのスペースがあれば十分。出し入れに手間もかからず、他のスペースにものが散らからずスッキリします。

    キッチン横のパントリー

    2-4.費用を抑えるなら、キッチン本体の価格で調整するとインパクト大

    キッチンリノベに関連する費用は、キッチン本体の費用が多くを占め、ほかは内装費や給排水・ダクト工事、収納造作、木工事などです。

    こだわりだすと、ついつい予算オーバーになりがちなキッチンの場合、キッチン本体から見直すことで効果的に費用を見直すことが可能です。

    キッチン本体の価格は、I型→Ⅱ列→L型→アイランドの順で高くなります。同じI型でも、腰壁を要しないフラット対面キッチンは、サイズが大きく、仕上げに凝った高級品が多くなります。

    [方法1]一般的な壁付けのシステムキッチンに「造作」をプラスする」で紹介した、腰壁の造作の費用は、仕上げによって変わります。クロス仕上げの場合が最も安く、数万円からできますが、タイル張りなどの高級仕上げは高くなります。

    とはいえ施工面積は限られているので、10万円程度で済むことが多いでしょう。

    造作キッチンは一品生産なので、基本的には既製品のシステムキッチンより高くなります。

    しかし、収納をオープンにしたシンプルな造作キッチンなどは、システムキッチンよりも割安でできる場合もあります。予算と突き合わせて、リノベーション会社に相談してみましょう。

    壁付けのシンプルな造作キッチン

    2-5.迷ったら目的に立ち返る、が成功の要!

    さて、キッチンのリノベーションを考えていると、夢もふくらみ、いろいろと迷うことも多いと思います。

    迷ったときこそ原点に戻って、自分のリノベーションの目的は何だったのかをあらためて考えてみましょう。

    作業がしやすいキッチン、すっきりときれいに片付けやすいキッチン、料理好きなので思う存分料理ができるキッチン、人を招いてキッチンを中心に楽しみたい……

    まずは目的をはっきりさせることが大事です。家族で話し合ったり、設計者に話してみることで、自ずとどういうキッチンを選べばいいのかが見えてきますよ。

    3.まとめ

    おしゃれなキッチンをつくるリノベーションの方法について述べてきましたが、いかがでしたか。

    読む前はぼんやりとおしゃれなキッチンにしたいな、と考えていた人も、実は3つの方法を押さえれば、おしゃれで自分の目的にかなうキッチンに無理なくたどりつけそう、と思っていただけたのではないでしょうか。

    中古物件の場合は、部屋の広さや構造的な部分といった制約が、理想のキッチンをつくる上での妨げになることもあるでしょう。あるいは、予算という制約もあるかもしれません。

    しかし、そういった制約を大前提に理想のキッチンを叶えるのが、リノベーションの醍醐味。

    記事で紹介した実用的でかつ低コストでおしゃれにできる方法を参考に、予算に合わせて、満足いくキッチンリノベーションをしてくださいね!

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