求めていた世界観
ロンドン!
そのメッセージをSさんは映画「パディントン」から受け取った。
「友人に誘われてロンドン旅行をすることになり、舞台がロンドンだというので見てみたら、もう……」
もう、たまらなく好きになった。
ハッピーなストーリーはもちろんだが、パディントンの住むロンドンの街──建物、通り、家や店のインテリア、ファッション、雑貨──、「すべてが私好みで、求めていた世界観がここにあったと思いました」
現実のロンドンもSさんの期待を裏切らず、素晴らしかった。しかし、映画のファンタジーはロンドンの魅力をさらに煮詰めて昇華し、完璧な形で見せてくれる。帰国して「パディントン」を観直すたびにハマっていったそうだ。