更新:2023.01.11

【2022年最新版】不動産売却はどこがいい?大手と中小を徹底比較|仲介実績ランキング

不動産 売却 大手

はじめて不動産を売却するときには、どんな不動産会社を選ぶべきなのか迷いますよね。いろいろな不動産会社があるなかで、「大手の不動産会社ならなんとなく安心」というイメージをもつ人が多いのではないでしょうか?

もちろん大手ならではの魅力や安心感などはありますが、単純に大手だから、知名度があるからといった理由で不動産会社を選ぶのはおすすめしません。不動産売却は、自分の物件の特性にあった不動産会社を選び、戦略的に売却を進めることが成功のポイントだからです。

今回は、不動産を早く・高く売ってくれる不動産会社を選ぶ方法やポイントを、大手不動産会社・中小不動産会社のメリット・デメリットを踏まえて解説します。最後まで読めば、不動産売却の強い味方となる会社を見つけられるようになるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

[監修]宅地建物取引士

市野瀬 裕樹

中古マンション売買仲介を累計1200件以上監督。株式会社groove agentにおいて不動産売買の業務に3年従事。買い手をサポートしてきた経験を活かし、どうすれば高く売れるのか?を、買い手目線で不動産売却仲介のアドバイスを行う。

目次

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    1.不動産売却は大手と中小の両方を検討するのが鉄則

    不動産を売却することになり何から手をつけたらいいのかわからないとき、多くの人の頭に思い浮かぶのは、テレビCMや電車広告などでよく目にする大手不動産会社でしょう。しかし安直にその会社の門を叩くことはおすすめしません。不動産売却に際しては、大手と中小の両方を検討することが相性の良い会社を見極めるための近道だからです。

    ここではその理由について詳しく説明していきます。

    1-1.不動産売買は、依頼する不動産会社を間違えると損をする

    単に「大手だから」という理由で不動産会社を決めることをおすすめしない理由は、大手に依頼したとしても損をするケースがあるためです。

    たしかに大手不動産会社は多くの支店があり、相当数の顧客を抱えています。広告を打つだけの資金力もあるので、相談すればすぐに売却を開始して、買主もすんなり見つかりそうに思えますよね。

    しかし、特定の条件下では大手にはない強みを売り出している中小の不動産会社の方がより早く・高く売れる場合があるのです。

    例えば大手不動産会社は、地方よりも都市部の不動産から優先的に取り扱う傾向があります。そのため郊外や地方の物件は、エリアや周辺環境を熟知している地元の不動産会社のほうが強いといえます。同様に、リノベーション向きの物件売買を得意とする会社ならばノウハウを活かして築古でも大手より早く買い手を見つけてくれる可能性があります。

    このように、不動産会社は「大手であるか否か」ではなく、自身が売却する物件に適した会社を選ぶことが大切です。

    1-2.大手・中小から2〜5社に査定依頼してから不動産会社を決めるべし

    大手だけでなく、中小も検討範囲に入れるべきというのは先ほどお伝えした通りです。加えてこんなデータがあります。2社以上の不動産会社に査定を依頼した際、会社ごとに「差額があった」と回答した人は約7割以上に上ります。

    2社以上に査定を出したときの差額

    さらに「不動産会社によって出す査定額が違う」「売却売る物件やエリアによって不動産会社を選ぶべき」といった事実を知っている人は、大手・中小を問わず2〜5社に査定を依頼しています。その結果、最終的に大手不動産会社に売却を依頼している人は約4割程度というデータもあります(PRTIMESより)。

    その一方で、1社にしか依頼しない人も約3割いるのが現状です。2社以上に査定を依頼すれば100万円以上高く売れるかもしれないのに、他社と比較せずに売却してしまうのはとてももったいないですよね。

    大手不動産会社にも中小不動産会社にも、それぞれいい面と悪い面、得手不得手があるので、両方を並行して検討することが、少しでも高値で不動産を売却するポイントです。

    2.ランキングで見る、依頼が多い不動産会社

    とはいえ数ある不動産会社の中から、自分にとってのベストなパートナーを見つけるのは難しいですよね。ここでは不動産会社の人気ランキングを紹介していきます。

    2-1.不動産売買仲介実績ランキング2022

    不動産流通推進センターでは、不動産の売買仲介の実績がわかるランキングを毎年発表しています。2022年5月に発表されたデータでは、仲介手数料実績が多いトップ10は以下の不動産仲介会社となっています。

    1位:三井不動産リアルティ(三井のリハウス)/手数料収入767億円

    2位:住友不動産販売/手数料収入623億円

    3位:東急リバブル/手数料収入578億円

    4位:野村不動産グループ/手数料収入347億円

    5位:三井住友トラスト不動産/手数料収入174億円

    6位:みずほ不動産販売/手数料収入151億円

    7位:三菱UFJ不動産販売/手数料収入147億円

    8位:オープンハウス手数料収入133億円

    9位:積水ハウス不動産/手数料収入111億円

    10位:東宝ハウスグループ/手数料収入104億円

     【参考】2022不動産業統計集(3月期改定)|不動産流通推進センター(17ページ)

    テレビCMなどでよく見る有名な大手仲介会社が軒並みランクインしていますね。

    ただ、1-2でも触れましたが、ランキングに入っているからと言って、依頼するべき不動産会社とは限りません。ランキングはあくまで参考程度にし、自分に合った不動産会社を見極めることが大切です。

    次章からは、不動産売却で知っておきたい、大手不動産会社と中小不動産会社のそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

    3.大手不動産会社で売却するメリット・デメリット

    まず、不動産を大手不動産会社で売却するときのメリットとデメリットからご紹介します。

    3-1.4つのメリット

    大手不動産会社に売却を依頼するメリットは、以下の4つです。

    • 豊富な実績や経験から色々な提案ができる
    • 資金力があり広告を出しやすい
    • 無料サービスが充実している
    • ブランド力の高さゆえの安心感がある

    1つずつ詳しく説明していきます。

    3-1-1.豊富な実績や経験がある

    大手不動産会社は取り扱い件数が多く実績が豊富で、多種多様なケースへの対応や、売却方法についてさまざまな選択肢の提案が期待できます。

    幅広い顧客層を持っている大手不動産会社は店舗数も多く、各エリアの支店ごとの情報を社内ネットワークで共有しているため、広範囲に渡って買い手を集められるのもメリットです。

    3-1-2.資金力があり広告を出しやすい

    大手不動産会社は、大手企業ならではの豊富な資金力を活かして広告費を払い、テレビCMやラジオCM、雑誌広告、インターネット広告など多くのメディアで宣伝できます。大手ならではの宣伝力と広告力により認知度が高くなるため集客力があり、より多くの買主をスピーディーに集められることが強みです。

    3-1-3.無料サービスが充実している

    大手不動産会社は、競合する会社と差別化を図るためにさまざまなサービスやサポートを用意しています。ただ売却するだけでなく、設備検査やハウスクリーニングなど売却する際に必要なものを無料で提供してもらえるのもメリットです。

    以下は大手不動産会社が無料で提供しているサービスの一例です。

    大手不動産会社の無料サービス

    ※有資格者=住宅診断士や一級建築士など

    ※瑕疵担保保険や修繕などのサービスは数ヶ月〜2年間などの期限付きです。

     無料サービスの内容は会社によって異なりますが、これらを自力でおこなうとなると5万円〜数十万円かかり、売却費用から差し引かなければなりません。これらを完全無料で受けられると、コストを抑えた売却を実現できるので満足度も高まります。

    3-1-4.ブランド力の高さゆえの安心感がある

    社会的な認知度や評判が高く、多くの人が利用している大手不動産会社はやはり安心感があります。日常的に使う洗剤や食品などを買うときも、名前も知らない会社のものよりは、誰もが知っている大きな会社の製品のほうが安心と感じる人は多いのではないでしょうか。

    大手不動産会社は「みんなが知っているから安心」「みんなが利用しているから安心」と思ってもらえるよう、評判を落とさないように努力もしているはずです。そのため多くの人が「安心して任せられる」と感じられるのです。

    3-2.4つのデメリット

    多くのメリットがある大手不動産会社ですが、一方でこんなデメリットもあります。

    • 囲い込みや後回しにされる可能性がある
    • マニュアル通りの営業で柔軟な対応ができない
    • 対応をドライに感じてしまうことがある
    • 営業店以外の地域情報に疎い

    「囲い込み」など聞き慣れない言葉もあると思うので、1つずつ説明していきますね。

    3-2-1.大手に限らず囲い込みや後回しがある

    囲い込みとは、不動産会社が自社以外の買主に契約させないことを言います。

     囲い込み

    囲い込みをしている不動産会社は、自社と契約していない買主が来ても勝手に断ったり、そもそも広告に掲載しなかったりすることも。そうすれば、売主と買主の両方から、仲介手数料を得られるようになるからです。これを「両手仲介」といいます。

    両手仲介

     売り手と買い手の両方が自分の顧客なら、1つの不動産で2倍の手数料収入を得られますよね。

    けれども売主にとっては、囲い込みされると紹介してもらえる購入希望者が減るためデメリットにしかなりません。

    また大手不動産会社では、会社の利益を効率的に上げることを優先しがちです。そのため郊外や地方、あまり人気のないエリアにあるなど、手間がかかるわりには利益の薄い不動産などは相手にしてもらいにくく、基本的には後回しにされてしてしまう傾向もあるようです。

    3-2-2.マニュアル通りの営業で、柔軟な対応ができない

    たくさんの営業担当がいる大手不動産会社では、適切な社員教育を施しサービスの品質にばらつきが出ないように営業内容をマニュアル化しているため、柔軟な対応は苦手です。

    相談しても「申し訳ありませんが、それはできません」「それに関してはやっていません」と言われてしまうことも。ただ、最近ではこのようなデメリットを補うため、地域密着型の営業をに注力している大手不動産会社も中にはあります。

    3-2-3.対応をドライに感じてしまうことも

    先ほどもお伝えしたように、大手不動産会社では自社にとってより良い条件の不動産から優先的に扱っていきます。そのため営業担当の対応をそっけなく感じたり、早口で説明されて聞きたいことを聞けなかったりすることで、対応がドライだと感じる人も多いようです。

    大手不動産会社は取り扱う不動産の量が多く、1人の営業担当が同時にいくつも担当しているのが一般的。そのため、1人の顧客に対してかける時間が少なくなってしまうのは、残念ながら仕方がありません。

    3-2-4.営業店以外の地域情報に疎い

    大手不動産会社は、地域に根付いた情報や地域特有の特徴などを把握しきれていない場合もあります。全国展開しているような大手不動産会社では、営業所は都心や地方都市の駅前など利便性のいい場所に集中している傾向があるためです。そのため売却する不動産の近くに営業店がない場合は、遠くから営業担当がやって来ることも珍しくありません。

    担当者が地域情報に疎い場合、近くの学校や病院、スーパーマーケット情報など地元の人なら知っている“売れる条件”などを取りこぼしてしまうかもしれないのがデメリットです。

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    4.中小不動産会社で売却するメリット・デメリット

    続いて、地元の中小不動産会社で売却する際のメリットとデメリットを説明します。大手とはまた違ったメリットとデメリットがあるので、比較しながら読んでみてくださいね。

    4-1.4つのメリット

    まずはメリットからです。地元の中小不動産会社のメリットは以下の4点です。

    •  大手より高値で売却できる可能性あり
    •  柔軟な対応が可能
    • 個別の事情に合わせて親身に対応してくれる
    • 地元に強い中小の場合、地域情報に詳しい

    1つずつ確認しましょう。

    4-1-1.大手より高値で売却できる可能性あり

    中小不動産会社のなかには長年地元で不動産業を運営しているような会社も多く、大手よりも高額で売却できる可能性があるのが最初のメリットです。なぜなら地元の信頼と信用を得ている不動産会社なら、優良な顧客層を保有している可能性があるためです。

    また大手が把握していない地元情報やエリアの特性に精通している場合、物件価格をより高く査定してもらえることも期待できるでしょう。

    4-1-2.柔軟な対応が可能

    中小不動産会社は取り扱う案件も大手に比べると少なく、1人の営業担当が負担する案件も限られるため、柔軟でアットホームなサービスを受けられる傾向があるのもメリットです。

    打ち合わせの急な予約変更などにも融通をきかせてくれるなど、要望を聞いてもらいやすくなるでしょう。また煩雑な手続きで分からないことなどがあれば、書類を取り寄せて書き方を教えてくれたりと、サポートが丁寧なところもるようです。

    4-1-3.個別の事情に合わせて親身に対応してくれる

    大手と比べて社員数が少なく会社規模や組織力こそ劣りますが、小さな不動産会社は営業担当が1人の売主に対して親身に対応してくれることはメリットです。

    不動産と一口に言っても、売主が抱える事情は人それぞれ。大手不動産会社は扱う件数が多く、画一的な対応になってしまいがちなのに対し、地元の中小不動産会社なら事情を理解して提案してくれる傾向があるので安心です。

    「こんなことを質問してもいいのだろうか?」と思うようなでも丁寧に相談に乗ってくれるので、初めて不動産を売却する人にとっては心強い味方になるでしょう。

    4-1-4.地元に強い中小の場合、地域情報に詳しい

    地元の不動産会社は、営業担当が周辺の安いスーパーや小中学校や病院、ドラッグストア、図書館、さらには家具店などにも精通し、情報量が多い傾向があります。何十年も前からその土地で事業を営んでいる会社も多く、営業担当自身がそのエリア出身のこともあるためです。

    そのため地域特性もよく把握しており、どういうアプローチが地域住民に好まれ受け入れられやすいかを知っている可能性が高く、購入検討者に対してより効果的な売却活動ができるでしょう。

    売りたい不動産が地方にある場合、どのように売れば高く売れるかを把握している分、販売力が高いのは地元の中小不動産会社と言えます。

    4-2.3つのデメリット

    一方、地元の中小不動産会社のデメリットは以下の3つです。

    • 知名度が低い
    • 地元の中小企業の場合、他エリアに弱い
    • 買主へのリーチが限定的になる

    こちらも詳しく説明しますね。

    4-2-1.知名度が低い

    大手と違い知名度が低いのは、中小不動産会社のデメリットです。不動産を買いたいと思ったとき、買主がすぐに思いつくのは知名度の高い大手不動産会社だからです。テレビCMなどで会社名を頻繁に見る機会がなければ、買主の目に止まりにくくなってしまうでしょう。

    ただし不動産を買いたい人が本腰を入れて不動産会社を探す場合は、インターネット検索するか、買いたい地域の不動産会社を訪れるケースがほとんどです。そのため知名度が低いからといって、不動産が売れないわけではありません。

    4-2-2.地元の中小企業の場合、他エリアに弱い

    地元の中小不動産会社は地元の不動産を多く扱っていますが、近隣エリア以外の不動産はあまり扱っていないケースも少なくありません。

    地元の中小不動産会社は、「○○エリアならこの不動産会社!」などというオンリーワンを目指しているところが多く、他社との差別化のための販売戦略として近隣のエリアなどに絞って不動産を扱っているからです。

    そのため不動産会社から遠方にある都市部の不動産の売却を依頼しても、買主に提供できる情報を持っていない場合が多く、積極的に売ってくれない可能性があります。

    4-1-3.買主へのリーチが限定的になる

    中小不動産会社は、大手不動産会社のように全国的な営業網を持っていません。そのため買主へのリーチが限定的になりがちな点には注意が必要です。

    例えば3LDKのマンションを売却したい場合、大手ならば全国の転勤族をターゲットとして支店間で情報を共有し、スムーズな売却へと繋げることができます。

    5.【ケース別】不動産売却をする際におすすめの不動産会社の種類

    ここまで紹介してきたように、不動産の売却を依頼するときに大手がいいのか中小がいいのかは、自身の売却する物件の特徴やエリアによって異なります。ここではさらに詳しいケース別におすすめの不動産会社の種類についてご紹介します。

    5-1.築年数が浅い不動産、駅近の不動産を売却する場合

    建物に傷みがあまりない築浅の物件や、交通の便が良く駅から近いなど立地条件がいい物件は、いつでも人気があります。需要が高い物件は、大手不動産会社に依頼したほうが広く購入希望者を集めやすくなるでしょう。

    5-2.郊外や地方の不動産を売却する場合

    郊外や地方の不動産を売却するときには、中小不動産会社がおすすめです。

    とくに大手不動産業者の対応エリア外となっている郊外や地方の田舎などでは、大手よりも地元の中小不動産会社のほうが情報や販売パイプをたくさん持っているはずです。まずはメールなどで問い合わせをし、足を運んでみると良いでしょう。

    5-3.築年数が古い不動産を売却する場合

    築年数が20年以上の古い不動産を売却する場合は、地元の中小不動産会社がおすすめです。このような不動産は利益が少なく、大手不動産会社は敬遠しがちなのでなかなか話が進まないためです。

    大手の情報ネットワークで買い手がつかないような築古物件でも、地域独自の人脈やパイプを持っている地元の不動産会社なら、その地域に住みたい買い手を確保してもらえる可能性が高くなるでしょう。

    5-3-1.人気エリア・物件の場合は一般媒介契約という選択肢もある

    仲介を依頼するときに不動産会社と結ぶ媒介契約には、1社だけに依頼する「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」と、複数の不動産会社に同時に仲介を依頼できる「一般媒介契約」があります。

    不動産売却においては、不動産会社と信頼関係を築きやすい専任系の媒介契約を結ぶことが多いのですが、人気エリアにあるような需要が高い物件なら、一般媒介契約を選択するのも方法のひとつです。一般媒介契約なら1社に絞る必要はなく、複数の不動産会社を通して広く買主を探せます。

    なお不動産会社に支払う仲介手数料は、一般媒介で複数社に依頼した場合でも、実際に売買契約を結ぶ買主を見つけてくれた1社にしか支払う必要はありません。そのため不動産会社選びに迷ったときには、一般媒介で複数社に同時依頼してみてもよいでしょう。

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    6.自分に合った不動産会社選びの6つのポイント

    大手・中小不動産会社のどちらかを選ぶときには、メリットやデメリットを考慮しつつも、最終的には会社の規模だけにとらわれずに自分に合った会社を見極めることが大切です。ここでは自分に適した不動産会社選びのポイントを6つ紹介します。

    • 不動産売却の実績が豊富
    • 対応が早く親切で丁寧
    • 売主の利益を第一に考えている
    • 営業担当に信頼と実績がある
    • 売却したい不動産の条件に合う不動産会社
    • 売却したい不動産の近くに店舗がある

    1つずつ詳細を確認しましょう。

    6-1.不動産売却の実績が豊富

    不動産売却の実績の多さは、不動産会社を選ぶ重要なポイントです。売却実績は、売却件数の多さで分かります。売却件数を調べるには以下の方法を試しましょう。

    • 売却件数を営業担当に直接聞く
    • 売却件数を会社の公式サイトで調べる
    • 不動産ポータルサイトで調べる

    6-2.対応が早く親切で丁寧

    不動産会社のレスポンスの早さや丁寧さ、コミュニケーションの取りやすさにも注目しましょう。

    初めての不動産売却は、手順や必要書類など、分からないことが多いものです。売却に熱心な不動産会社なら売主への対応も早く、こまめに連絡してくれるなど親切で丁寧に対応してくれるので、安心してスムーズに売却を進められます。

    査定を依頼した際のメール連絡の早さや打ち合わせ時の対応をよく観察し、「この人なら任せられる」と思える担当者がいる会社を選びましょう。

    6-3.売主の利益を第一に考えている

    売主の利益を第一に考えてくれる不動産会社であるかどうかも、大切なチェックポイントです。見分け方のポイントとしては、先ほどお伝えした「囲い込み」をしていないかで判断しましょう。

    囲い込みをしている不動産会社は、買主からも仲介手数料をもらえるよう、売却価格を値引きしてでも買主をみつけようとする場合があります。不動産会社の目的は、最終的に売買両方の利益を得ることだからです。

    囲い込みをしない不動産会社は、売却分から利益を得ようと売主の利益を第一に考えてくれます。適正価格以上で売ることを目指し、独自の売却ノウハウの元に販売活動に注力してくれるでしょう。

    たとえば売却用の写真は、いわば買主の第一印象を決める大事な物件情報です。売主の利益を第一に考えている不動産会社は、プロのカメラマンが売却用の撮影をしてくれたり、モデルハウスのような家具や小物を貸してくれたりといったサービスをおこなうところも多いです。

    6-4.売却したい不動産の近くに店舗がある

    不動産を売却するには、不動産の近くにある不動産会社を選ぶと有利になります。買主に対して「子育てしやすい」「地域活動が盛ん」など、詳しい地元情報を伝えて購入を促すことができるためです。

    昨今のリモートワークの拡大では、長野県など人気が急上昇した地域もありました。その陰には、都心からの移住者の動向に俊敏に対応するなど、その地域特有のニーズと売るタイミングなどを心得ている不動産会社の存在があります。

    不動産を売却するときには、物件の近くにある大手の営業店、あるいは地元の中小不動産会社を選びましょう。

    6-5.営業担当に信頼と実績がある

    不動産売却の依頼先は、大手不動産会社、中小不動産会社に限らず、最終的には営業担当者を重視して選びましょう。それは不動産会社自体が良いところであっても、結局のところ営業担当の知識や力量、能力などがともなわなければ良い成果につながらないためです。

    不動産の売却は一生のうちに何度もあるものではありません。話を進めていくうちにさまざまな疑問点などが出てくるでしょう。そんなときに、営業担当が的確かつ真摯に対応してくれるかどうかが、不動産売却成功の成否を分けます。

    長く営業をしている営業担当は実力があり、豊富な売却経験に基づいたアドバイスを期待できるのもメリットです。

    信頼と実績があり、対応力に優れた営業担当が揃っているところかどうかを調べるには、ホームページの「お客様の声」や口コミサイトなどを見てみましょう。営業担当の人柄や不動産会社の評価などが分かりますよ。

    6-6.売却したい不動産の条件に合う不動産会社

    不動産会社選びに際しては、自身が売却したい不動産に合っているかどうかを考えることもポイントです。不動産会社と一口に言っても、マンションの売買が中心なところ、土地売却に特化しているところなど、得意分野はさまざまです。

    なかには商業施設や林業用地など、一般的でない不動産を得意としている不動産会社もあります。そういった不動産会社に一般の不動産の売却を頼んでも、売却を引き受けてはくれないでしょう。仮に引き受けてくれたとしても、希望通りに売却してくれる可能性は低くなってしまいます。

    不動産をできるだけ高く・早く売りたいときには、不動産会社の得意分野・不得意分野を事前に確認し、売却したい不動産の種別を得意としている会社を探しましょう。

    6-7.6つのポイントを踏まえて、さらに確認したい5項目

    ここまでで紹介した6つのポイントをクリアしたら、さらに踏み込んだ5つの確認項目とも照らし合わせてみてくださいね。

     不動産会社選びのポイント

    まとめ

    不動産会社は、大手・中小それぞれメリット・デメリットがあります。パートナーとなる業者選びにおいてはそれらを踏まえたうえで、最終的には大手か中小かにとらわれず、自分が売却したい物件を得意とし、信頼できる担当者がいる会社を慎重に選ぶことがもっとも大切です。

    本記事で紹介した内容を押さえて不動産会社を比較検討し、納得のいく不動産売却をおこなってくださいね!

    なお売却するのがマンションなら、マンション売却の知識と経験、取引実績豊富なsumnaraにお声掛けください。プロライターが物件を取材して隠れた魅力を引き出すことで、中古マンションを現状のまま、早く・高く売るお手伝いをいたします。

    しつこい営業電話などのセールスもないので、安心して売却相談していただけます。まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

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