2022.04.25 更新

リノベーションに役立つアプリ9選と効果的に使うポイント3つ

「リノベーションで間取りが変わったら、どんな雰囲気の部屋になるんだろう?」
「家具はどうやって置くのが良いかな?」

このように悩んでいませんか?

スマホやタブレットで利用できるアプリを使うことで、リノベーションに必要な間取り図を作成したり、リノベーション後の部屋に家具を配置したりとシミュレーションすることができます。

カタログを見たり頭の中で想像したりしているだけでは、リノベ後の住まいをリアルにイメージするのが難しいため、想像と違った場合は、後悔してしまうかもしれません。

そのような事態を避けるためにも、アプリを上手に使い、リノベーションを成功させていきましょう。

この記事では、以下についてお伝えしていきます。

  • リノベーションに便利なシミュレーションアプリの紹介
  • リノベーションアプリを使うときのポイント
  • リベーションアプリの利用で出来ること
  • リノベーションアプリを使用するときの注意点

記事を読み終えたら、気になったアプリを早速ダウンロードして使ってみてください。

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール



\一級建築士監修のWEBセミナー/

リノベーションに便利なシミュレーションアプリ

リノベーション後に、家全体や部屋の見た目がどうなるかは気になるところでしょう。

以下でご紹介するアプリを使うと、間取り図の作成はもちろん、家具の配置をしたり家全体を3Dで表示したりと、リノベーションで発生する作業を総合的にシミュレーションできます。

それでは以下で、アプリの特徴やどんな人におすすめかについてお伝えしていきます。

1-1. プランナー5D

プランナー5DはAR表示も可能なアプリで、2階部分を含めた間取り図の作成はもちろん、家全体のインテリアシミュレーションが行えます。

1-1-1. プランナー5Dの特徴

2階部分の設計も簡単!3D対応アプリ
アプリでの作成が難しいといわれる2階部分の設計も行えます。カーブがかかっている部屋なども問題なく間取り図を作成でき、本格的な家づくりシミュレーションが可能になっています。

AR表示や家具のカスタマイズが可能
有料プランのみとなりますが、作成後にAR表示させることができます。また、多くの家具や装飾をカスタマイズして配置できるため、より実際に近い部屋づくりが可能です。

1-1-2. プランナー5Dの基本情報

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1-2. Home Design 3D

Home Design 3Dは、3Dの間取り図を簡単に作成できるアプリです。3D画面の中を歩き回ることもでき、リノベーション後の様子をよりリアルに体験できます。

なお、無料版では新規で間取り図を作成したり、データを保存することができません。リノベーションの用途で用いる場合は、インストール後に課金をして機能を開放することをお勧めします。

1-2-1. Home Design 3Dの特徴

日当たりのシミュレーションが可能
日付と時間を設定すると、1日の中で部屋のどの部分に日が差し込むかが分かります。昼と夜でどう雰囲気が変わるのかや、机やベッドの位置を決める際にも便利でしょう。また、窓のリノベーションを検討している場合は、窓の位置を決めるためにも役立つ機能といえます。

家具の種類が豊富
Home Design 3Dでは、数千種類の家具やカーテンを配置できるため、実際に使用している製品に近いものを選ぶことができます。そのため、リノベーション後の様子もイメージしやすいでしょう。

1-2-2. Home Design 3Dの基本情報

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1-3. なぞってリフォーム

なぞってリフォームは、リノベーションを希望する場所をiPadで撮影して指でなぞるだけで、簡単に外壁や壁紙、床材などの塗り替えや張り替えのシミュレーションができるアプリです。

1-3-1. なぞってリフォームの特徴

直感的に簡単操作
iPadでリノベーションしたい場所を撮影し、該当箇所を指でなぞって希望の壁紙や床材などを選んで貼り付けるだけの簡単操作です。屋根の塗り替えやドア、窓についても、リノベーション後のイメージをすぐに確認できます。

壁紙や床材など素材が豊富
なぞってリフォームには、壁材・外部床・壁紙・敷材・内装材・床材・天井材・屋根材などの素材が多数収録されており、無料会員でも約1,000点を利用できます。カメラロールに保存している画像を素材として利用することもできるため、とても便利です。

有料課金することで、TOTOやパナソニック、日比谷花壇などの素材を追加でき、最大約11,000点の素材が利用できるようになります。

1-3-2. なぞってリフォームの基本情報

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間取り図作成ができるアプリ

リビングルームのスペースを広げたり、新しく部屋を作ったりする場合は、間取り図を新たに作成し家具の配置などを事前に考えておくことで、スムーズにリノベーション作業を進められます。

以下の3つは、間取り図の作成をメインで行うアプリです。

それでは、ひとつずつ特徴やどんな人におすすめかについてお伝えしていきます。

2-1. 間取りTouch+

間取りTouch+は、パーツを組み合わせるだけで間取り図が作成できるiOSアプリです。3Dには非対応ですが、家具の配置やサイズ変更にも対応しているなど、細かい調整が可能です。

2-1-1. 間取りTouch+の特徴

タッチ操作でカラーの間取り図を作成
間取りTouch+は、あらかじめ用意されているリストから部屋や窓などをタッチ操作で組み合わせるだけで、簡単に間取り図を作成できます。サイズ変更もタッチ操作で可能なので、部屋の形が斜めになっている場合などでも問題ありません。

図面の印刷や出力に対応
作成した図面を印刷したり、JPEG画像として出力したりできます。出力時には、スマホのアルバムやDropboxへ保存したり、メール添付で画像を送ったりすることも可能です。

2-1-2. 間取りTouch+の基本情報

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2-2. 間取りー図

間取りー図は、簡単に間取り図を作成できるAndroidアプリです。3Dには非対応で、白黒のモノクロ画像で作成するシンプルな設計になっています。

2-2-1. 間取りー図の特徴

操作が簡単、初心者でも安心
直感的な操作で間取り図を作成し、フロアや壁、ドア、窓などをタップ操作で配置できます。種類は少なめですが、テーブルやソファなど基本的な家具を配置することも可能です。

操作方法に迷った際は、ホームページに掲載されているマニュアルを参照できるため、アプリ操作に不安がある場合でも安心です。

2-2-2. 間取りー図の基本情報

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2-3. magicplan

magicplanは、スマホで部屋を撮影するだけで本格的な間取り図の作成が可能なアプリです。作成した間取り図は3D対応しており、家具の配置もできるため、全体像の把握にも便利でしょう。

2-3-1. magicplanの特徴

メジャー不要、写真を撮るだけで間取り図を作成
ほかのアプリとは異なり、magicplanでは部屋の四隅をカメラ撮影するだけで、自動的にサイズを計測し図面を作成してくれます。テーブルやソファなどの家具を配置する際にはサイズ変更も可能なため、より実際に近い間取りを作ることができるでしょう。

有料プランで機能開放
magicplanは無料利用では機能が限られているため、有料プランで利用することをおすすめします。有料プランでは3D機能が使えるほか、作成した画面をPDFなど気に入った形式で出力し、第三者と共有することも可能です。

2-3-2. magicplanの基本情報

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 リノベーションの実例や記事をチェックできるアプリ

「ほかの人はどのようなリノベーションを行っているのだろう?」
「リノベーションが完了したら、どのようなインテリアにしたら良いのだろう?」

このように感じている場合は、実例や特集記事をチェックできるアプリを使うと便利です。

以下の3つのアプリを使うと、リノベーションに役立つ実際の部屋画像やインテリア画像をチェックできます。

それでは、ひとつずつ特徴やどんな人におすすめかについてお伝えしていきます。

3-1. Houzz

Houzzは、世界中の住宅やインテリア写真を閲覧できるアプリです。また、リノベーションやインテリアなどに関する記事が定期的に更新されるため、情報収集にも向いています。

3-1-1. Houzzの特徴

気に入った写真をコレクションできる
世界から集められた2000万枚を超える家や庭の写真、家具などのインテリア画像が掲載されています。気に入った写真をアイデアブックへ集めて、マイコレクションとして保存することも可能です。保存した写真は、家族などほかの人へシェアすることもできます。

リノベーションに関する記事が豊富
リノベーションやインテリア、レイアウトなどに関する特集記事が定期的にアップされます。また、記事を読むだけではなくユーザーが質問を投稿できる機能もあり、専門家や他のユーザーとのやりとりも可能です。

3-1-2. Houzzの基本情報

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3-2. RoomClip

RoomClip(ルームクリップ)には、実際の部屋の写真が500万枚以上もアップされており、コメント機能や買い物機能も備わっています。

おしゃれな部屋のインテリアを見たり、実際のレイアウトの参考にしたい場合におすすめのアプリです。

3-2-1. RoomClipの特徴

写真を通してインテリア好きな人と繋がる
RoomClipには、実際に住んでいる部屋の雑貨や家具などの写真が多数アップされています。気に入った写真を参考にするのはもちろん、コメントすることで投稿した人と繋がることもできるため、インテリア好きな仲間を作りたい人にもおすすめです。

インテリアに役立つ記事を掲載
無印良品やイケアといったお店で購入できる家具や雑貨の紹介記事があり、気に入れば実際に購入も可能です。そのほか、100円ショップなどで揃うグッズを利用した収納やデザイン、インテリア記事なども充実しています。

3-2-2. RoomClipの基本情報

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3-3. Pinterest

Pinterest(ピンタレスト)は、キーワードに関連した写真をまとめて閲覧できるアプリです。気に入った画像はフォルダに分けて保存できるほか、アプリ側で好みを分析し、まだ見ていない写真を提案してくれる機能もあります。

3-3-1. Pinterestの特徴

写真をテーマごとに仕分けできる
インテリア画像など、気に入った写真を保存していくと、枚数が増えてしまい目的の写真を見つけづらくなることがあります。しかしPinterestでは、テーマごとに題名をつけてまとめて保存できるため、枚数が増えても安心です。

AIが新しい写真を提案してくれる
Pinterestでは、画像や動画の閲覧・保存履歴を分析して、見る人が好むであろうと判断した新しい写真や動画を提案してくれます。膨大な枚数の写真の中からお勧めをピックアップしてくれる便利な機能です。

3-3-2. Pinterestの基本情報

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リノベーションアプリを使うときの3つのポイント

便利な機能が備わっているリノベーションアプリですが、使用するときには以下の3つのポイントを意識することで、より満足度が高くなります。

それでは、以下でひとつずつ解説していきます。

4-1. 3D表示を利用する

3D表示できるアプリを利用することで、実物に近い見え方ができるようになります。

平面上の表示だけでは、たとえば家具を配置した時にどのくらい圧迫感があるのかが分かりません。しかし立体表示になることで、「思ったよりも家具が大きすぎてきゅうくつに感じる」など、部屋の広さだけではなく家具を含めた全体のイメージを再現できるのです。

「平面図では何も問題がなかったのに、実際にリノベーションしてみたらイメージと違った」という事態を避けるためにも、3D表示できるアプリを積極的に利用していきましょう。

4-2. 家具や壁紙は実物に近いものを選ぶ

リノベーションアプリでは、家具や壁紙などの種類が豊富で、実際に使っている製品に近いものが選べるアプリを使いましょう。その理由は、実際にリノベーションしたあとに「イメージと違った」という事態を避けるためです。

アプリによって利用できる家具の種類が異なりますが、すべての家具を網羅することは不可能なので、アプリ内で色やサイズを変更できるものを選ぶと、実物に近い表示ができて便利です。

また、和室がある場合は海外製のアプリは不向きと言えます。その理由は、海外製のアプリはタンスなど、和室に合うような家具には対応していないことがほとんどだからです。

壁紙や床の色合いについても、種類が多いアプリ、もしくはカラー変更ができるアプリを選べば、より部屋の様子をイメージしやすくなるでしょう。

4-3. 日当たりや防犯面にも気を配る

リノベーションアプリを利用する際には、日当たりや防犯上の問題がないかどうかも意識しましょう。

アプリ上では理想的な状態に感じても、実際には日が全く当たらなかったり、外からのぞかれてしまったりしたら、快適に生活できません。

アプリの中には、リノベーション後にどのような日当たりになるのかを視覚化できるものもあるので、積極的に利用していきましょう。

外から中をのぞかれないかどうかを確認できるアプリはありませんが、日当たりを確認する際に、合わせて防犯面も意識するようにしてみてください。

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リノベーションアプリの利用で出来ること

リノベーションのアプリを使うと、大きく分けて以下の2つのことができるようになります。

どちらも、リノベーションを成功に導くために大切なポイントです。

5-1. 部屋のイメージを視覚化できる

アプリを利用すると、リノベーションした後の部屋のイメージを視覚化することができます。

頭の中で想像するだけでは、ぼんやりとしたイメージしか浮かばなかったり、ハッキリとしたイメージが浮かんだとしても、リノベーション業者にうまく言葉で伝えられなかったりする可能性があります。

「だいたいこのくらいで良いかな」というざっくりとしたイメージのままリノベーションを進めて、「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、アプリを利用してイメージをきちんと視覚化しておきましょう。

5-2. 複数のリノベーションプランを保存できる

アプリの中には、複数のリノベーションプランを保存できるものがあります。

実際に工事を始める前に、「こういう部屋にしたい」というイメージをリノベーション業者に伝える必要がありますが、最初からひとつのプランに決まっているケースは少ないでしょう。

たとえば、リビングの続きの和室をそのまま和室として利用しようか、リビングに変更しようか悩んでいる場合、両方のプランをアプリに保存して業者に提案することができます。

この場合、業者は提案されたプランを見ながら予算に合わせて工事内容を説明できるため、お互いのミスコミュニケーションも起こりづらく安心です。

リノベーションアプリを使用するときの注意点

便利なリノベーションアプリですが、使用する際にはあくまでもシミュレーションで、実際の工事後の様子とは異なる可能性があることを理解しておきましょう。

アプリを使うことで、まるでその場で見ているかのように3D表示をしてくれたり、とても便利なのは確かです。しかし、作った図面に間違いがあって家具の配置にズレが出る可能性があるかもしれませんし、壁紙や床の色も、アプリで見ていたものとは異なった仕上がりになるかもしれません。

アプリはあくまでもシミュレーションだということを忘れずに、上手に利用していってください。

そして、実際にリノベーションの計画を立てていくうちに、細かい疑問点などが多数出てくることでしょう。

ゼロリノベでは必ず、担当者がどういう内容のリノベーションにしたいか?というヒアリングを行い、疑問点があれば直接話しをして不安を解消できます。コミュニケーションをしっかり取って、満足いくリノベーションを実現させましょう。

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まとめ

本記事では、リノベーションの際に使用すると便利なおすすめアプリを中心にご紹介してきました。

リノベーションアプリは、以下のように利用目的ごとで分けることができます。

また、リノベーションアプリを使うときに意識したいポイントは以下の3点です。

アプリで出来ることを簡潔にまとめると、以下の2点になります。

アプリを利用する際には、あくまでもシミュレーションで、実際の工事後の様子とは異なる可能性があることを理解しておきましょう。

アプリを上手に使えば、自分のしたいリノベーションのイメージが見つかったり、具体的にすることができるかもしれません。また、リノベーション会社にイメージを伝えるためのツールとして活用するのもよいでしょう。

イメージ通りのリノベーションが出来るよう願っています。

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