2021.09.14 更新 2021.09.13 公開

対面式キッチンとは?メリット・デメリットとおすすめな人を解説

対面式キッチンとは、ダイニングやリビングに対面して作業ができるスタイルのこと。

開放感がありおしゃれに見えるキッチンスタイルであることや、家族や来客とコミュニケーションを取りながら料理や片付けができることから、料理を楽しみたい人にとって人気があるキッチンスタイルです。

このように対面式キッチンとはダイニングやリビングに向いて設計されているキッチンで、料理をしながら家族や来客と会話をしたり、テレビを見ながら作業ができます。

さらに部屋の雰囲気が一気におしゃれになるので、対面式キッチンはとても人気です。そのため、壁付きキッチンから対面式キッチンにリフォームしたい人は増えています。

対面式キッチンと一言で言っても形式はさまざまです。種類は主に、

  • I型
  • L型
  • アイランド
  • ペニンシュラ
  • セパレート
  • コの字

6種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

対面式キッチンにリフォームするためには、対面式キッチンの種類や対面式キッチンのメリットデメリットなどを知り、どの形が自分に合うのかを判断することが大切です。

そこでこの記事では、

  • 対面式キッチンとは
  • 対面式キッチンへのリフォーム事例
  • 対面式キッチンにリフォームするメリット・デメリット
  • 対面式キッチンのデメリット対策法
  • 対面式キッチンのリフォーム費用の相場
  • 対面式キッチンにリフォームするのにおすすめな人・おすすめできない人
  • 対面式キッチンを取り入れるのに気をつけるべき点

など、対面式キッチンについての知識を解説していきます。最後までお読みになると、対面式キッチンについて深く知ることができ、リフォームするのに対面式キッチンが最適なのか、またどの種類の対面式キッチンを選べば良いのかが分かるようになるでしょう。

この記事があなたのキッチンリフォームにとって、良い選択の手助けになれれば幸いです。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

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対面式キッチンとは

「リフォームするなら対面式キッチンがいい!」

と考えている人は多いですよね。

家族とコミュニケーションを取りながら料理や片付けができる、おしゃれなキッチンに見える、といった理由から対面式キッチンにリフォームしたい人は多くいます。

対面式キッチンと一言で言っても種類が豊富で、それぞれに特徴があります。

対面式キッチンにリフォームしたい場合は、それぞれの特徴を知り自分の家の間取りに合うかどうかを判断することが大切です。

そこでこの章では

  • 対面式キッチンとは
  • 対面式キッチンの種類
  • 壁付きキッチンとの違い

の3つについて説明していきます。

1-1.対面式キッチンとはダイニングやリビング向きのキッチン

冒頭でも説明した通り、対面式キッチンとはダイニングやリビングに対面して作業できるキッチンスタイルのことです。

この画像のように家族や来客とコミュニケーションを取ったり、リビングにあるテレビを見ながら料理や片付けをすることができます。

対面式キッチンはダイニングテーブルとの距離が近くなるため、片付けが楽になったり、家族が進んで手伝ってくれるというメリットもあります。

さらに、キッチンに開放感が生まれるほか、部屋全体がおしゃれに見えるとして人気を集めています。

1-2.対面式キッチンの種類

対面式キッチンの種類は主に6種類あります。具体的に説明すると、

  • I型
  • L型
  • アイランド
  • ペニンシュラ
  • セパレート
  • コの字

です。それぞれについて特徴を見ていきましょう。

1-2-1.I型キッチン

I型キッチンとは、コンロとシンクが一直線上に並んでいるタイプのものを言います。対面式キッチンの中でもっとも人気があるタイプなので、「対面式キッチン=I型キッチン」のイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

コンロとシンクが一直線上にあるため、作業しやすいスタイルです。背面に食器棚などを設置するパターンが多いので、リビング側から見た時にスッキリ見えることもポイントです。

さらに、I型キッチンにはカウンター(腰壁)が必要なので、基本的には手元を隠せるというメリットがあります。

「対面式が良いけど生活感は隠したい」

「シンクの中のごちゃごちゃ感や汚れたコンロを覗かれるのはちょっと…」

とお悩みの方には最適の対面式キッチンだと言えるでしょう。

I型キッチンのデメリットは、キッチンとダイニングテーブルが近い場合に、油はねや水はねが気になることです。その場合はコンロの位置を壁側にずらしたり、キッチン前のカウンター(腰壁)を高く設定すると良いでしょう。

【おすすめな人】

  • 料理と洗い物、片付けを同時進行して家事の時間を短くしたい
  • 対面式が良いけど生活感は隠したい

1-2-2.L型キッチン

L型キッチンとは、壁の一面または二面にキッチン(コンロ、シンク)をL字型に配置するスタイルです。一般的にはコンロを壁側、シンクをダイニング側に置くことが多いようです。

コンロとシンクが近い位置にあるため、I型キッチンと同様作業しやすいというメリットがあります。コンロを壁側に配置することで油はねのデメリットを解消しつつも、作業台やシンクをダイニング側に配置し家族とコミュニケーションを取りながら料理や片付けができるという対面式キッチンのメリットを生かしています。

さらには、複数での料理が楽しめるというのもL型キッチンの魅力。キッチンのスペースが広くなるので作業台やコンロに複数人いても窮屈感を感じさせません。

L型キッチンのデメリットとしては、設置するためにスペースが必要なことです。現在の壁付きキッチンのスペースの壁側に余裕があれば問題ないのですが、ドアやインターホン、給湯スイッチなどがある場合は移動が必要となる可能性があり、L型キッチンの配置が難しくなるかもしれません。

また、L型のコーナー部分が死角になってしまうこともあり、掃除やディスプレイに工夫が必要です。

【おすすめな人】

  • 効率よく料理をしたい
  • 対面式キッチンにしたいが、コンロをダイニング側に置くのが不安
  • 家族や友人と一緒に料理することが多い

1-2-3.アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、キッチンのどの部分も壁に付かず、独立しているスタイルのこと。リビング全体を見た時に島(アイランド)のように見えることからそう呼ばれています。

キッチンが独立しているスタイルは、おしゃれでインパクト大。まるで海外ドラマのセットのようですね。

周りに壁がない分、キッチンとは思えないほどの存在感。アイランドキッチンの存在感・開放感はどのスタイルにも勝ります。

アイランドキッチンはキッチンの周りを360度自由に移動することができるので、料理の準備や片付けがスムーズです。スペースが広いので、複数人での作業も楽々。ホームパーティーを楽しみたい方や、家族が良くお手伝いをしてくれる家庭にはピッタリのスタイルですね。

高級感がありおしゃれな雰囲気を演出するアイランドキッチンですが、デメリットもあります。それは、キッチンが丸見えになってしまうこと。

アイランドキッチンには目隠しがないので、シンクやコンロ、作業台の様子が見えてしまいます。こまめに掃除をするのが好きな人にとっては問題ありませんが、生活感を出したくない人や作業中や洗い残しのごちゃごちゃ感を見せたくない人には向いてないかもしれません。

また、アイランドキッチンは設置スペースを広く取る必要があるので、広いLDKが必須です。狭いスペースに無理をして設置してしまうと圧迫感を感じてしまうことになるので気をつけましょう。

【おすすめな人】

  • ホームパーティーを楽しみたい
  • こまめにキッチンの掃除をするのが得意

1-2-4.ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンとは、アイランドキッチンの左右どちらかが壁に付いているスタイルのことです。

ペニンシュラとは半島という意味。アイランド(島)キッチンの一部が壁に付いていることでペニンシュラ(半島)キッチンと呼ばれていて、コンロを壁に付けるのが一般的なスタイルです。

ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンに比べて使い勝手が良いとされています。アイランドキッチンのような開放感がありながらも、コンロを壁に付けることで油はね・油汚れに強い仕様となります。

さらに、アイランドキッチンは設置するためにかなり広いスペースが必要なのに対し、ペニンシュラキッチンは一般的なキッチンの広さがあれば設置が可能。一般的な住宅で実現しやすいキッチンスタイルと言えるでしょう。

ペニンシュラキッチンもアイランドキッチンと同じように、調理や洗い物の手元が見えてしまったり、シンクや作業台の汚れは隠せません。ペニンシュラキッチンも、こまめに掃除をすることが苦ではない人に向いているスタイルです。

【おすすめな人】

  • インパクトのあるキッチンにしたいが、アイランドキッチンを置けるほどの広さはない
  • こまめにキッチンの掃除をするのが得意

1-2-5.セパレートキッチン

セパレートキッチンとは、コンロとシンクを分けたスタイルのことです。二列になるのでⅡ型キッチンとも呼ばれます。

シンクとコンロの横にスペースを広く取れるので、それぞれの作業にゆとりが生まれます一人で作業をする時はもちろん、複数人で料理をする時も調理する人と洗い物をする人に分担して楽しめますね。

コンロ側が壁付けになっている場合は、ダイニングへの油はねや油汚れの心配がありません料理に集中できますし、掃除もしやすい造りです。

また、二列に分かれている分、設置スペースは広くなくても大丈夫。通常のキッチンの設置スペースがあればセパレートキッチンへのリフォームが可能です。

セパレートキッチンを設置する時はシンクとコンロの位置に気をつけましょう。振り返った時にどちらかがあると、作業効率が上がります。

【おすすめな人】

  • 限られたスペースで対面式キッチンを実現したい
  • 対面式キッチンにしたいけれど、コンロをダイニング側に置くのは安全面や衛生面で不安

1-2-6.コの字型キッチン

コの字型キッチンとは、名前の通り「コの字」に設計されているキッチンのことです。U字型キッチンと呼ばれることもあります。

画像を見ても分かる通り、コの字型キッチンはカウンター、壁付け、対面の3面で構成されています。それぞれのキッチンの良さを併せ持ったスタイルだと言えるでしょう。

コの字型キッチンはキッチン自体の面積が大きいので、作業スペースや収納スペースが広くなります。シンク脇のスペースやカウンターのみのスペースは、ゆとりを持って料理をしたい人にとってとてもありがたいスペースです。収納場所も多く取れるので、食器や食品ストックが多い人にとっても使いやすい設計だと言えます。

また、コの字型キッチンはコンロ・シンク・冷蔵庫に囲まれているため、とても作業しやすいスタイルです。

一般的に、コンロ・シンク・冷蔵庫の距離の三点を線で結ぶとできるトライアングル(ワークトライアングル)の辺の合計が、3.6〜6.0mに収まるように設計すると良いと言われています。

もう少し詳しく言うと

冷蔵庫からシンクが1.2m〜2.1m

冷蔵庫からコンロが1.2m〜2.7m

シンクからコンロが1.2m〜2.8m

 に収めると作業効率が上がります。

3面設計のコの字型キッチンは理想的なワークトライアングルが組みやすいスタイルであり、効率よく料理や片付けをしたい人にとって、メリットの大きいスタイルでしょう。

一方、キッチンの面積が大きい分設置スペースを広く取らなければならいので、リフォームする際はリビングの広さに注意しましょう。

【おすすめな人】

  • 効率よく作業をしたい
  • ゆとりを持って作業をしたい

1-3.対面式キッチンと壁付きキッチンの違い

キッチンの種類はは大きく2つに分けられ、「対面式キッチン」と「壁付きキッチン」に分類されます。

それぞれの違いは、

  • 対面式キッチンはダイニング・リビング向き
  • 壁付きキッチンは壁向き

といった点です。

【対面式キッチン】

対面式キッチンはダイニング・リビングに向いている設計なので、家族や来客とコミュニケーションを取りながら料理や片付けができるスタイルです。

料理をしながらカウンター越しにリビングを見渡せるので、あまり目を離せない幼い子どもがいる時期はとても便利です。

【壁付きキッチン】

壁付きキッチンとはコンロやシンクが壁側にあり、料理や洗い物をする時に壁側を向いて作業するキッチンスタイルのことを言います。

料理に集中したい人にとっては最適なスタイルです。また、コンロが壁に付いているので、間取りによっては窓を開けながら料理をすれば換気も抜群です。

リビングの一部である対面式キッチンに対し、壁付きキッチンはキッチンが独立している場合やダイニングの一部となる場合が多いです。

そのため、料理スペースとリビングを区別でき、料理の匂いが広がりにくくなるというメリットがあります。急な来客の時に生活感を見せたくないという人にはおすすめです。

対面式キッチンと壁付きキッチンのメリット・デメリットをまとめると、

【メリット】

【デメリット】

となります。対面式、壁付き、どちらが良いということはなく、ご自身の生活・料理スタイルや優先順位を考慮して決めると良いでしょう。

壁付きキッチンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

「壁付きキッチン」とは?向いている人や取り入れ方を解説

対面式キッチンのリフォーム事例4選

先ほど対面式キッチンの種類やそれぞれの魅力を紹介しましたが、実際に設置した時にどのような雰囲気になるのか気になりますよね。

実際の対面式キッチンの画像をたくさん見ることは、リフォームのイメージを固める上でも大切ですし、家族とイメージを共有するためにも重要です。

そこでこの章では、実際に壁付きキッチンから対面式キッチンにリフォームした例を4つ紹介します。あなたの対面式キッチン選びの参考になれば幸いです。

2-1.壁付きキッチンから開放的なアイランドキッチンへ

こちらは1977年築の中古マンションを購入してリノベーションした例です。採光のない壁付きキッチンから明るく開放的なアイランドキッチンに生まれ変わりました。

施工前のキッチンの様子はこちらです。

キッチンの位置を大胆に変更し、インパクト大のアイランドキッチンにしました。採光がまったくとれない以前の壁付きキッチンからは想像もつかないほど明るくなり、開放感も抜群です。

住人からは、「リビングの中にアイランドキッチンがあることで、隙間時間に片付けや洗い物ができるようになり、家事が楽になった」と喜びの声が寄せられています。

2-2.壁付きキッチンからカウンターキッチンへ

1982年築の中古マンションをリノベーションした例。壁付きキッチンを小窓付きのカウンターキッチンに変更しました。

家族とのコミュニケーションが取りやすくなったほか、作業スペースが広くなりゆとりを持って料理ができます。

施工前のキッチンの様子はこちらです。

薄暗く寂しい感じが漂う壁付きキッチンの位置を少しずらし窓をつけることで、一気に開放感のあるカウンターキッチンに生まれ変わりました。

住人は広くなった作業スペースを大活用していて、奥さまはケーキ、旦那さまはパンやピザを作って料理を楽しんでいるのだそうです。

2-3.壁付きキッチンをI型カウンターキッチンに

1982年築の中古マンションをリノベーションした例。壁付きキッチンをI型カウンターキッチンにリノベーションしています。

施工前のキッチンの様子はこちらです。

窓がなく薄暗い印象の壁付きキッチンの位置を大体に変更し、腰壁の高いI型カウンターキッチンにリノベーションしています。

キッチンにたっぷりと光が入り、開放的な気分で料理ができるようになりました。I型カウンターキッチンの脇にダイニングスペースを設けているので、準備や片付けもスムーズにできそうです。

2-4.壁付きキッチンを変形カウンターキッチンに

1996年築の中古物件の壁付きキッチンを、間取りに合わせた「へ」の字型の変形対面式キッチンにリノベーションした例です。複雑な形の間取りを上手に生かし、開放的な対面式キッチンを取り入れています。

施工前の間取り図はこちらです。

間取り図からも分かるように、施工前はキッチンが壁に付いていました。それをLDK側を向くように位置を変え、L字型に近い「へ」の字型の対面式キッチンに生まれ変わっています。

「へ」の字型キッチンになったことでキッチン内にスペースが増え、作業がしやすくなりそうです。

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対面式キッチンにリフォームするメリット

壁付きキッチンから対面式キッチンにリフォームするメリットは、

  • コミュニケーションを取りながら料理ができる
  • 作業・収納スペースが広くなる
  • 動線を工夫して作業効率を上げられる

という点です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

3-1.コミュニケーションを取りながら料理ができる

対面式キッチンはダイニング・リビング側を向いているので、家族と会話をしながら料理ができるというメリットがあります。

料理や洗い物をしながら家族の様子を伺えたり、会話をすることができるため、以前は「ご飯を作らなきゃ」「洗いものをしなきゃ」と重い腰を上げていたのが、団らんの一貫として楽しく作業することができるようになります。

さらに家族が進んで料理を手伝ってくれたり、できたご飯を配膳したり、食べ終わったらお皿を下げてくれるという変化が見られることも。「毎日の家事がしんどい…」と感じていた人も、家族の存在を感じながら楽しく料理ができるようになるでしょう。

3-2.作業・収納スペースが広くなる

対面式キッチンは、作業スペースや収納場所を広く取ることが可能です。

コンロの脇に調味料や調理器具を置いたり、シンクの脇に食器洗い洗浄機や洗いカゴを置いても圧迫感を感じません

作業スペースも広くなるので、料理のしやすさが格段に上がります。

さらに、カウンターをおしゃれにディスプレイするのも楽しみの一つですよね。作業スペースが限られていた壁付きキッチンに比べて余裕を持って料理や片付けをすることができるようになるでしょう。

3-3.動線を工夫して作業効率を上げられる

対面式キッチンは理想的な動線を組みやすいスタイルです。

冷蔵庫・コンロ・シンクの3点を結んだ線の合計が3.6〜6.0m以内になるように設置を工夫すれば、キッチン内での作業効率が上がるとされています。

体の向きを変えるだけでコンロからシンク、コンロから冷蔵庫、シンクから冷蔵庫に移動することができるようになれば、準備から料理中、片付けまでスムーズに行うことができますよね。

このように、対面式キッチンでは動線を工夫することで作業効率を上げられるというメリットがあります。

対面式キッチンにリフォームするデメリット

壁付きキッチンから対面式キッチンにリフォームするデメリットは、

  • リビングに料理の匂いが広がりやすい
  • 生活感が丸見えになる
  • 子どもがウロウロすると危ない

という点です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

4-1.リビングに料理の匂いが広がりやすい

対面式キッチンはリビングの一部として設計されることが多いため、どうしても料理の匂いが部屋の中に広がってしまいます。

このようにリビングが近い場合だと、揚げ物や匂いの強い料理をした時は気になることが多そうです。さらに料理中、床やテーブルへの油ハネも注意が必要です。

4-2.生活感が丸見えになる

対面式キッチンは、基本的に手元が丸見えになってしまうので、シンクの中やカウンターの上、コンロの様子はすべて見えてしまいます。

掃除が好きな人にとっては問題ないのですが、小まめに洗い物や掃除をすることが苦手な人、時間がない人にとっては、注意しなければならない点かもしれません。

4-3.子どもがウロウロすると危ない

対面式キッチンの中でもアイランドキッチンなどはキッチンの周りを360度移動できるので、小さい子どもが歩きまわると危険な場合もあります。

対面式キッチンにリフォームする時は、家族構成やライフスタイルを考慮した上で、対面式キッチンにするかどうか、するとしたらどんな種類が良いかを決めた方が良いでしょう。

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対面式キッチンのデメリット対策法

先ほど対面式キッチンにリフォームするデメリットをお伝えしましたが、実は少しの対策をするだけでそのデメリットを解消できます。それは

  • 腰壁を設置する
  • コンロは壁側に

です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

5-1.腰壁を設置する

腰壁というのは、人の腰くらいの高さに板材を貼り付けて仕上げた壁のこと。実際に腰壁のある対面式キッチンの画像を紹介します。

画像を見て分かるように、対面式キッチンに腰壁を設置することでシンクからの水ハネやコンロからの油ハネを防ぐことができます。

さらに腰壁に高さを出せばシンクら調理スペースの手元を隠すこともでき、急な来客があった際に生活感が丸見えになって恥ずかしい思いをすることがありません。手元を少し隠す程度なら高さは20cmほど、完全に隠したいのであれば30cm以上が必要です。

腰壁を設置することで、もう一つメリットが生まれます。それは、収納スペースを増やせること。

腰壁の内側にくぼみを作り収納スペースを設計すれば、調味料を収納でき、その分作業スペースを広く確保することができます。外側に収納スペースを設計すれば、食器や雑貨をディスプレイすることも可能です。

まとめると、腰壁を設置することで

  • ダイニング側への水ハネや油ハネなどの汚れ
  • シンクや調理スペースが丸見え

といったデメリットを解消することができます。

5-2.コンロは壁側に設置する

対面式キッチンのデメリットとして、油ハネ・油汚れが気になる」「料理の匂いが部屋に広がる」「子どもがコンロの周りをウロウロすると危ない」という点がありました。

これらのデメリットを解決する方法として、コンロを壁側に設置するという対策があります。

コンロを壁側に設置することで調理中の油ハネは壁に向かうので、イニングやリビングのテーブルや床への汚れを気にすることはありません

さらに、ダイニング・リビングからコンロ部分が直接見えずらくなります。そのため、調理している最中のごちゃごちゃ感が丸見えにならず、プライベート感を保てます。

また、対面式キッチンのデメリットとして料理の匂いが部屋に広がるという点がありますが、コンロが壁側にあれば直接匂いが流れでるのを防ぐことができます。

さらにコンロの位置が奥になることで、知らず知らずのうちに子どもが自由にウロウロすることもありません。

以上の点をまとめると、コンロを壁側に設置することで

  • ダイニングやリビングへの油ハネ
  • 調理中の手元が丸見え
  • 料理の匂いが部屋に広がる
  • 子どもがコンロの周りをウロウロする

といったデメリットを解消することができます。

コンロを壁側に設置できない場合、またはしたくない場合、コンロ前に油よけを設置する方法もあります。

油よけでも油ハネを防ぐことはできますが、料理の匂いが広がるや手元が見えてしまう点は避けられないでしょう。

対面式キッチンのリフォーム費用の相場

「対面式キッチンにリフォームしたいけれど、どのくらい費用がかかるんだろう」

と不安に感じている人も多いですよね。

そこでこの章では、対面式キッチンのリフォーム費用の相場についてお話していきます。

まず、壁付きキッチンを対面式キッチンにリフォームする場合、

  • キッチン本体の価格
  • 工事費

がかかります。

デザインや性能が高いキッチンを選んだ場合や、工事が複雑で施工費が上がる場合は合計のリフォーム費用も高くなります。

壁付きキッチンを対面式キッチンにリフォームする場合、全体的な費用の相場は60万円〜265万円です。オーダーメイドキッチンの場合はさらに費用が上がり、350万円程度が相場となります。

具体的な価格は対面式キッチンの種類やキッチンの性能、素材などによって費用が変わりますので、それぞれの相場を見ていきましょう。

6-1.I型キッチン

対面式のI型キッチンはメジャーなタイプなので、在庫が豊富で価格が安定しています。

壁付きキッチンからI型キッチンにリフォームする場合は100万円ほどが相場です。性能の良いキッチンを選ぶと、さらに50万円〜100万円ほど上がります。

6-2.L型キッチン

L型キッチンにリフォームする場合の相場は、151万円〜230万円程度です。

内訳は、本体の相場が100万円〜170万円、取付け費用の相場が51万円〜60万円ほどになります。こちらも、キッチンのグレードを上げれば全体の費用も上がります。

6-3.アイランド型キッチン

アイランド型キッチンにリフォームする場合の相場は、155万円〜220万円ほどです。

本体の相場は120万円〜180万円ほどで、グレードが高いキッチンいにする場合や、収納量を大きくする場合は金額が高くなり、200万円〜350万円以上する場合もあります。取付け費用の相場は、35万円〜40万円ほどになるでしょう。

6-4.ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンにリフォームする場合の相場は、125万円〜215万円ほどです。

内訳をみると、キッチン本体が90万円〜170万円程度、取付け費用が35万円〜45万円程度になります。

6-5.セパレートキッチン

セパレートキッチンにリフォームする場合の相場は、65万円〜265万円ほどになります。

キッチン本体の相場は50万円〜250万円、取付け費用の相場は15万8000円〜27万円ほどです。

6-6.コの字型キッチン

コの字型(U字型)キッチンにリフォームする場合の相場は、115万8000円〜207万円ほどです。

内訳は、キッチン本体の相場は110万円〜180万円、取付け費用の相場が15万8000円〜27万円ほどになります。コの字型キッチンは面積が大きいので、キッチン本体の価格が上がります。

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対面式キッチンへのリフォームがおすすめな人・おすすめじゃない人

開放感があり料理が楽しくなりそうな対面式キッチンですが、リフォームするのにおすすめな人とおすすめではない人がいます。「おすすめ」と「おすすめじゃない」理由を知ることで、対面式キッチンにリフォームするかどうかの判断の助けになれば幸いです。

7-1.対面式キッチンへのリフォームがおすすめな人

対面式キッチンへのリフォームがおすすめなのは、

  • 家族とコミュニケーションを取りながら料理がしたい
  • 掃除が得意、好き
  • リフォームする部屋のスペースが広い

このようなポイントを満たす人です。

対面式キッチンはダイニングやリビングに対してオープンなので、

  • 家族と会話しながら料理がしたい
  • 小さい子どもの様子を見ながら家事がしたい
  • テレビを見ながら料理や洗い物をしたい

といった人には最適なキッチンスタイルでしょう。

また、対面式キッチンは生活感が丸見えになってしまう点がデメリットですが、掃除が得意で小まめに洗い物をすることが苦ではない人ならいつでもおしゃれに保てるのでおすすめです。

リフォームする部屋に十分なスペースがあり、いつも綺麗に保てる人にはおすすめなキッチンスタイルです。

7-2.対面式キッチンへのリフォームがおすすめできない人

対面式キッチンへのリフォームがおすすめできないのは、

  • 料理に集中したい
  • 掃除が苦手
  • 部屋が狭い

このような人です。

対面式キッチンは、料理中にテレビが見えたり家族の様子が伺えるので、料理に集中したい人にとっては不向きかもしれません。

また、掃除が苦手な人にもおすすめできません。対面式キッチンはダイニングやリビングの一部としてデザインされているので、基本的にはシンクやカウンター、コンロがよく見えるタイプが多いです。

小まめに掃除をすることが苦手だと、洗い物がシンクに溜まっていたり、カウンターに調理器具や食器が置きっぱなしになってしまい、突然の来客の際に恥ずかしい思いをしてしまいます。

さらに、部屋が狭い場合は要注意。「おしゃれだから」という理由だけで対面式キッチンにリフォームしてしまい、実際に過ごしてみると圧迫感が強く窮屈になってしまったという例もあります。

このように、掃除が苦手な人や対面式キッチンを設置するのに十分な広さがないリビングには、対面式キッチンをおすすめできません。

対面式キッチンを取り入れるのに気をつけるべき点

ここまで、対面式キッチンの魅力や実例、メリット、おすすめなケースを紹介してきました。「ぜひ対面式キッチンにリフォームしたい!」とワクワクしている方も多いのではないでしょうか。

最後に、対面式キッチンを取り入れる場合に注意しておかなければならない点をご紹介します。

対面式キッチンを取り入れるために気をつけるのは

  • 部屋の広さ
  • 壁のコンセントやインターホンなどの位置

です。

対面式キッチンは壁付きキッチンよりも広いスペースを必要としますので、リフォームする際は広さが十分か確認しておく必要があります

キッチン内でストレスなく動作できる通路幅は約1.2mだとされています。さらに効率の良い動線を確保できるのが、冷蔵庫・コンロ・シンクの3点を結んだ線の総和(ワークトライアングル)が360cm〜600cm以内であることです。

1.2mの通路を確保しつつ、ワークトライアングルを生かした配置ができるスペースがあるのであれば、問題なくリフォームできそうです。

アイランドキッチンが置けなくても、I型やL型、セパレートなどであれば設置できる場合もあります。部屋が狭いからとすぐに諦めずに、実際にリフォームを依頼する業者に相談しながら決めると良いでしょう。

また、壁に付いているコンセントやインターホン、給湯器スイッチなどの位置も重要です。現在の壁付きキッチンを対面式キッチンにリフォームする際、設置する場所の壁に何かが付いていれば、移動工事が必要になるか、もしくは設置できない可能性もあるからです。

対面式キッチンにリフォームすることを決める前に、実際にリフォーム業者に現場を見てもらい、対面式キッチンの設置が可能か確認してもらうことをおすすめします。

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まとめ

いかがでしたか?対面式キッチンとはどのようなものかを理解でき、キッチンのリフォームをする際にどのタイプのキッチンを選ぶべきかを検討できたと思います。

最後にこの記事をまとめると

◎対面式キッチンとは、ダイニングやリビングに対面して作業できるキッチンスタイルのこと。

◎対面式キッチンは主に、

  • I型
  • L型
  • アイランド
  • ペニンシュラ
  • セパレート
  • コの字

の6種類があります。それぞれ特徴が違うので、自身の家の間取りやライフスタイルを考慮して決めると良いでしょう。

◎対面式キッチンにリフォームするメリットは、

  • コミュニケーションを取りながら料理ができる
  • 作業・収納スペースが広くなる
  • 動線を工夫して作業効率を上げられる

という点です。

◎対面式キッチンにリフォームするデメリットは、

  • リビングに料理の匂いが広がりやすい
  • 生活感が丸見えになる
  • 子どもがウロウロすると危ない

という点です。

デメリットは対処方法次第で解消することができ、その方法は、

  • 腰壁を設置する
  • コンロは壁側に

という方法です。腰壁を高く設置することで手元を隠し、水ハネや油ハネを防ぐことができます。

◎壁付きキッチンを対面式キッチンにリフォームする場合、

全体的な費用の相場は60万円〜265万円です。オーダーメイドキッチンの場合はさらに費用が上がり、350万円程度が相場となります。

これらのことを総合すると、対面式キッチンにリフォームするのがおすすめな人は

  • 家族とコミュニケーションを取りながら料理がしたい
  • 掃除が得意、好き
  • リフォームする部屋のスペースが広い

という人です。

一方、おすすめではない人は

  • 料理に集中したい
  • 掃除が苦手
  • 部屋が狭い

という人です。

◎対面式キッチンにリフォームする際に知っておくべきことは、

  • 部屋の広さ
  • 壁のコンセントやインターホンなどの位置

です。

対面式キッチンは壁付きキッチンよりも広いスペースを必要としますので、リフォームする際は広さが十分か確認しておくことが必要。

さらに壁に付いているコンセントやインターホン、給湯器スイッチなどの位置も確認しておきましょう

この記事をもとに、キッチンのリフォームをする際に対面式で良いのか、対面式ならどの種類にするか、対面式キッチンのメリットデメリットを理解し、今より使いやすくおしゃれなキッチンに出会えることを願っています。

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