【最優秀賞受賞】Renovation of the year「家具美術館な家」

リノベーション市場の主戦場であり、最もエントリー数が多い激戦区の1000万円以上クラスを制した「家具美術館な家」は、住まいづくりの新しい潮流を予感させる作品だ。(中略)この作品は、住まいづくりとして本来まっとうなアプローチであり、リノベーションの仕事を通じてインテリアの地位を向上させる流れを作り出す契機になるかもしれない。
審査員の「Casa BRUTUS 編集長」西尾様より講評
家具を展示作品に見立て、深みのある木の色や有機的なフォルム、ファブリックの色合いを際立たせる方向に注力したからだ。しかも、家具の寸法と配置と用途を改修の基準にすることで、部屋のどこからも家具が視界に入るという設計の緻密さ。「家具美術館な家」というコンセプトをやり切った見事なリノベーションだった。
各審査員の詳しい講評はこちらです。

- リノベ費用:PLUSプラン
- 専有面積:97.21平米
- 築年月:1982年 8月






CONCEPT
- 家具を眺められるような開けた空間
- 料理の準備がしやすいキッチンカウンター
- 荷物は普段は見えないようにウォークスルー式の棚に
- 壁構造を利用したドアのない風が抜ける間取り
リノベーション前
間取りを自由自在に
お客様インタビュー
家を買おうと思ったキッカケは?
<奥様>
ずーと賃貸っていうことはそもそも無くて、買うんなら今だな、40だなっていうのはありました。もともとデンマークに4年住んでて日本の物件をリサーチはしてたんですよ。それでここのエリアの物件を買う前提で近くのアパートを社宅として借りてそこでとりあえず住んで。でリノベ会社をどうするかっていうのはまだ決めていなかったんだよね。
<ご主人>
うん。そうなんですよね。
最初からリノベーションを前提としていましたか?
<ご主人>
考えてた。結局、とにかく新築で狭いのは絶対に良くないっていう話だったんだよね。住んでたのもヨーロッパで、築100年とかね、そういうのも普通なので、リノーベーションして住んでみたいのが当たり前だったので、日本でもそんな生活でも良いんじゃないかと思って。
<奥様>
広さは絶対条件でしたね。最初は部分リノベーション、リフォーム的なのも視野には入れていましたけどね。でもリノベーションの事例見るのは私の趣味でした。
住宅購入にあたっての不安はありましたか?
<奥様>
お金の問題とやっぱり耐震性ですよね。お金の面は、ファイナンシャルプランナーさんに相談させてもらって、上限が分かってそれでローンを組んだ感じです。
<ご主人>
耐震面も、まぁ結局ここの物件は壁構造で。
<奥様>
むしろなんか、抜けないから嫌だなとは思っていたんですけど、その耐震性が強いって言う面で決めたっていうのはありますね。
住むエリアはどう決めましたか?
<ご主人>
結局デンマーク行く前なんですが、関東で一番住んでいたのが川越周りだったので。
<奥様>
うちの実家も隣町なんです。実家と元々住んでいたっていう愛着の部分と半々、利便性ということですね。川越エリアは何と無くわかっているんですよ。
ゼロリノべを知ったきっかけと決め手は?
<奥様>
ネットで色々事例を見てる中でいきあたりました。一番食いついたのはゼロさんの事例ですね。事例でキッチンが浮いてるキッチンあるじゃないですか。わかります?誰だったかな。あのキッチンをやりたくて。最終的にはぜんぜん違う事になりましたけどね。笑
物件探し担当とのやり取りはいかがでしたか?
<奥様>
担当さんの行動が早かったですね。条件がそこまで全部決まってるんだったら見に行きましょうみたいな。ビビりましたね。私はビビるタイプなんで。
<ご主人>
でもエリアなんかの条件に照らしていったら、明らかにここくらいしかなかったよね。90平米~って探してても。
<奥様>
「1階が良い・広さが必要」ってなった時にあまりなかったですね、確かに。それで決められたってのもあります。
この空間のコンセプトは?
<ご主人>
デンマーク家具を集め始めて、これを一番最初に買ったんですよねシングルソファ。蚤の市がものすごいあるんですよ、年2回ぐらいで。日本人のバイヤーもすごく来るくらいの。フィンランドとデンマークってすごいんです家具の王道っていうか。その地区の木の良さに目覚めて、チークっていうんですが。
<奥様>
私は結構ブランドあんまり好きじゃ無くて、でも彼は好きなんです、有名系が。私はアングラが好きで、アングラっていうか、良いなって思ったものが好きなんです。で、この空間は住んでたデンマークの家みたいな感じを参考にしているんです。
<ご主人>
実際、まったくこんな感じなんです。デンマークの家、どこに行ってもこんな感じです。
<奥様>
キッチンのタイルとかも。
<ご主人>
壁とかも真っ白だよね。
<奥様>
自分たちで考えたわけじゃなくて、デンマーク人に学ばせてもらった感じです。
設計の打合せはいかがでしたか?
<奥様>
設計担当さん良い人でしたよ。否定がなかったです。なんか全部褒めてくれるよね。家具の写真とかサイズ送っても、あぁ良いですね~。かわいいですね~って。
<ご主人>
結構詰めがうまかった。
<奥様>
ぴっちりインタビューていうか紙にびっちり私が要望を書いたので、どうしたいかっていう。それを汲んで設計書見せてもらった時の案だったんです。
<ご主人>
最初は収納のスペースも白色だったんだよね。でもグレーあったら面白いですよねみたいな。
<奥様>
言ってくれたのも設計担当さんでしたね。あの発想はなくて、さすがって思いましたね。
実際に住んでみて気に入っている場所はどこですか
<奥様>
キッチン好きですね一番ね。作業スペースがあるのが一番良いですね。夫婦どちらも使っていて、私はどっちかって言うとケーキですね。彼はパンとかピザとか作りますね。
住宅購入を検討されている方へ
<奥様>
やりたいことは諦めない方が良いと思います。ネットに乗らない物件は無いってみなさんおっしゃったんですよ。だからめっちゃリサーチした方が良いと思います、自分で。すっごい見ました私。
<ご主人>
ずーっと見てました。笑
<奥様>
ずーっと見てました。趣味ぐらいまで見てましたもんずーっと。物件で想像するんです。リノベーションするとこの物件で私だったらどうやるだろうって。そういうのは大事かなと思います。
<ご主人>
やっぱり家具も重要かなと思います。真っ白な空間でも家具がいいと間が持ちます。たぶん家具にこだわらないのって日本人だけなんじゃないかと思いますし。日本人の家具意識を高めたいと思っているので。
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