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中古物件 2020.11.23 公開

RC造マンションとは?SRC造等と比較、メリット・デメリットを解説

rc マンション画像
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  • マンションを買う予定だが、RC造というのはどんな意味?
  • 家を建てるのにRC造、SRC造、木造などの中からRC造を勧められたが、本当にそれがベストなのか?

そんな疑問や不安を抱いている人はいませんか?

RC造とは「鉄筋コンクリート造」のことです。

鉄筋を中に入れて強化したコンクリートで建物のフレームを組んだり、壁や床をつくったりした構造のことを指します。

建物の構造にはRC造のほかにも木造、S造、SRC造などいくつかの種類がありますが、特にマンションなどの集合住宅によく用いられるのがRC造です。

というのも、鉄筋コンクリートは耐久性、耐震性、断熱性、耐火性、防音性などさまざまな面で優れているからです。

一方で、費用が高い、結露が出やすいなどのデメリットもあります。

そこでこの記事では、RC造について知っておきたい以下のことをわかりやすくまとめました。

  • RC造とは何か
  • RC造と他の構造との特徴比較
  • RC造のメリット、デメリット
  • RC造マンションの注意点

以上を理解すれば、自分がマンションを選ぶときRC造にすべきか、他の構造にしたほうがいいかが判断できるようになるでしょう。

この記事を最後まで読んで、あなた納得するマンション選びをできるよう願っています!

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RC造とは?

まず最初に知っておかなければいけないのは、「そもそもRC造とは何なのか?」ということです。

言葉の定義、何を表わしているのか、他の構造との違いは何かなど、RC造に関する基礎知識を解説していきましょう。

1-1.RC造とは「鉄筋コンクリート造」のこと

「RC造」の「RC」とは、「Reinforced Concrete」の略で、直訳すると「強化コンクリート」となります。

また、「造」とは「構造」のことで、要するに「RC造」とは鉄筋を入れて強化したコンクリートの構造=「鉄筋コンクリート造」のことを指す言葉です。

具体的にはどんな構造かというと、建物の骨格となる柱や梁、床や壁を、鉄筋を中に入れて補強したコンクリートでつくるものです。

このような鉄筋を柱や梁、床や壁などの形に組んで、

rc マンション画像型枠にコンクリートを流し込み、柱や梁、床や壁をつくります。

rc マンション画像コンクリートは耐震性、耐火性、遮音性、耐熱性、耐久性などが高い優れた建材ですが、「引張力(ひっぱりりょく)」=引っ張られる力に対しては弱いという弱点を持っています。

それに対して鉄は引張力に強いので、両者をあわせることで建物の強度を高めることができます。

つまり、鉄筋コンクリート造=RC造なら、丈夫な建物をつくることができるというわけです。

RC造の中でも、鉄筋コンクリートの柱と梁をフレームのような形に作る「ラーメン構造」と、柱でなく平面上の壁を鉄筋コンクリートで作る「壁式構造」の2種があります。

柱や梁が室内に出っ張っているラーメン構造に対して、壁式構造のほうは壁が柱を兼ねているため内部がすっきりしているのが特徴です。

1-2.RC造とその他の構造の特徴比較

建物の構造は、もちろんRC造だけに限りません。ほかにもさまざまな種類があります。

そこでその主なものを挙げ、それぞれの特徴を比較してみましょう。以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

【建物の構造の主な種類】

種類 木造(W造) S造(鉄骨造) RC造(鉄筋コンクリート造) SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
強度
耐久性

耐震性

地震の揺れは小さい

地震では大きく揺れやすい

地震の揺れは比較的小さい

耐久性:〇

耐震性:◎

断熱性

気密性

防音性
耐火性 × ×

耐火被覆が必要

コスト 軽量鉄骨:△

重量鉄骨:×

× ××
工期 ×
よく使わ

れる用途

一般住宅、アパート 重量鉄骨:工場、商業施設、マンション

軽量鉄骨:一般住宅、アパート

マンション 高層マンション、

オフィスビル

ではひとつずつ、特徴を説明しましょう。

木造(W造)

柱や梁に木材を使う構造です。

木材は、軽くて丈夫、柔軟性もあるのが特徴で、水分を吸収・発散するため、通気性がよくカビが発生しにくいというメリットがあります。

また、コストはもっとも安く、工期も短くて済みます。

一方で、耐火性には劣るという弱みもあります。

S造(鉄骨造)

鉄骨を芯として、コンクリートでかためて柱や梁をつくる構造です。

鉄骨は強度が高くしなやかなため、大きな空間をつくるのに適しています。

ただ地震の際には大きく揺れるのと、熱で変形しやすいため耐火性が低いのはデメリットです。

RC造(鉄筋コンクリート造)

鉄筋を芯として、コンクリートでかためて柱や梁、床や壁をつくる構造です。

耐久性、耐火性などに優れたコンクリートに、引張力に強い鉄筋を加えて強度を高めています。

鉄筋のまわりにコンクリートを流し込むため、さまざまな形に形成でき、設計やデザインの自由度が高いというメリットもあります。

ただし建物の重量が重くなるため、地盤が緩い場所には適しません。

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

鉄骨を組んで、そのまわりに鉄筋を配置、コンクリートでかためて柱や梁をつくる構造です。

鉄筋コンクリート造の耐久性と、鉄骨のしなやかさを兼ね備えた非常に丈夫な構造で、大型の建物に適しています。

このほかにも、

  • アルミ造(AL造)
  • コンクリート充填鋼管構造(CFT造)
  • コンクリートブロック造(CB造)

などの構造があり、建物によって使い分けられています。

RC造のメリット

前章の表のように、建物の構造にはRC造以外にも種類があり、それぞれ長所があります。

その中で、特にRC造が優れている点とは何でしょうか?そのメリットを挙げてみましょう。

2-1.耐久性、耐震性が高い

コンクリートは、耐震性、耐火性、遮音性、耐熱性、耐久性に優れた建材ですが、残念ながら引張力=引っ張られる力や曲げる力には弱いものです。

それを補うために、RC造では鉄筋を中に入れています。

というのも、鉄には引張力に強いという特性があるからです。

それにより、地震の際の揺れなどで引っ張る力や曲げる力がかかっても、耐えられる強度が得られるのです。

ちなみに耐震性は、RC造よりSRC造のほうがさらに高いのですが、最近ではSRC造に匹敵する性能を備えたRC造も出てきました。

SRC造には建築コストが非常に高く工期も長いというデメリットがあるため、両者を比較してRC造が選ばれるケースも増えるかもしれません。

2-2.断熱性、気密性が高い

コンクリートは、熱をため込みやすい素材でもあります。

言い換えると、外気温が暖かくても冷たくても、内部の空気は影響を受けにくい、つまり断熱性に優れているということになります。

またRC造の場合、床と柱、梁は流し込んだコンクリートで一体化しているので、気密性も高くなります。

特に、壁まで一体化した壁式構造は、気密性の点では非常に優れているといえます。そのため暖房や冷房がよく効き、夏は涼しく冬暖かく過ごすことができます。

2-3.防音性が高い

RC造の特徴として、防音性の高さもよく挙げられます。

これは、コンクリート自体が防音性が高いためで、壁まで鉄筋コンクリートでつくる壁式構造の建物は、特に防音・遮音が期待できるでしょう。

ただ、ラーメン構造では壁部分に木材を使うことも多く、そうなると木造と防音性に大差はありません。

その場合、構造自体よりも壁板の厚さや材質のほうが防音性に影響します。

ラーメン構造の建物で高い防音性が欲しい場合は、防音性の高い素材で厚みのある壁材を使い、壁の間や天井などに断熱材、吸音材などを入れ込む必要があるかもしれません。

2-4.耐火性が高い

実は鉄は耐火性、耐熱性が低く、火や熱にさらされると曲がってしまいます。

同じ強度の木材と鉄を火で加熱すると、木は表面が焦げても中まで燃えず、鉄のほうが先に変形してしまうそうです。

が、RC造の場合、耐火性の高いコンクリートという建材で鉄筋を覆うことでその弱点を補っています。

もし火事にあっても、耐火性と断熱性に優れたコンクリートが鉄筋に熱が伝わらないよう守ってくれるので、鉄筋が変形しにくくなるというわけです。

2-5.間取りや内装の自由度が高い

柱や梁に硬くて厚みのある鉄骨を使うS造やSRC造、木材を使う木造では、構造が直線の組み合わせになりやすいものです。

一方RC造の場合は、柔軟性のある鉄筋とどんな形にも成型できるコンクリートで構造をつくるので、設計の自由度が格段に広がります。

壁や開口部を曲線にしたり、建物自体を円形や変則的な形にすることも可能です。

また、鉄筋コンクリート自体に強度があるので、壁式構造にして柱のない大空間をつくることもできます。

RC造であれば、のちのちリフォームをしたくなった場合にも、鉄骨や木材の柱を気にする必要なく大胆に間取りを変更する楽しみもあるのです。

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RC造のデメリット

一方で、RC造にはデメリットもあります。

以下の3点は、マイナス面として知っておいたほうがいいでしょう。

3-1.建築費、賃料が高い

現場で鉄筋と型枠を組み、コンクリートを流し込んでつくるRC造は、木造やS造に比べて建築コストが高いのが難点です。

国土交通省の「建築着工統計調査 / 住宅着工統計」(2019年)によると、新築住宅の構造別の建築費は、平均で以下の通りでした。

【新築住宅の構造別平均建築費(全国平均・2019年)】(持ち家の場合)

構造別 木造 S造 RC造 SRC造
工事予定額 18万円/㎡

(59.4万円/坪)

27万円/㎡

(89.1万円/坪)

28万円/㎡

(92.4万円/坪)

31万円/㎡

(102.3万円/坪)

出典:国土交通省の「建築着工統計調査 / 住宅着工統計」(2019年)をもとに作成

これは戸建てからマンションまで住宅として利用される建物すべてを平均した金額なので、個人宅であれば多少安くなると考えていいでしょう。

しかし、いずれにしろRC造は木造に比べて費用が高くなることがわかります。

「とにかく建築費を抑えたい」という場合には、RC造はあまり適さないと言えそうです。

3-2.地盤が軟弱だと危険

RC造は他の構造に比べてもっとも重量が大きいものです。

S造やSRC造に使われる鉄はコンクリートよりも比重が重いので、一見鉄骨を使った構造のほうが重そうに感じますよね。

ですが、中空の鉄骨というものがあり、中が空洞な分だけ重さは減りますし、そもそも鉄筋コンクリートよりも鉄骨鉄筋コンクリートのほうが強度が高いため、柱や梁を細くして軽量化することもできます。

それに比べて構造全体がコンクリートでびっしりかためられたRC造の建物は、どうしても重くならざるを得ないのです。

そのため、地盤が弱いと建物の重さで沈下してしまう恐れがあります。

RC造を建てる際には、地盤の固い土地を選ぶか、弱い土地なら十分に地盤をかためる必要があるでしょう。

3-3.結露しやすい

RC造は気密性に優れています。その反面、湿気もこもりやすく結露が出やすいという欠点も持っています。

結露があると室内がカビたりして不快ですが、それ以外にも重大なリスクがあります。

RC造ではコンクリートの中に鉄筋が埋められているため、もし構造にひびが入って水分が中にしみ込めば、やがて鉄筋を錆びさせてボロボロにしてしまうかもしれないのです。

これを防ぐには、日ごろから十分に換気をして結露を防ぐ、鉄筋コンクリートに防錆加工をするなどの対策が必要です。

RC造マンションの注意点

これらのメリット、デメリットを踏まえた上で、「やっぱり丈夫で安全なRC造のマンションに住みたい」と考える人も多いでしょう。

そんな人のために、この章ではRC造のマンションについて事前に知っておきたい注意点をお伝えしましょう。

4-1.固定資産税が高く、年数が経ってもあまり下がらない

RC造の建物は、木造と比べて評価額が高いため固定資産税も高くなってしまいます。というのも固定資産税は、その建物の毎年の評価額に対して税率をかけて算出するからです。

また、建物が築年数を重ねるにつれ、評価額は下がっていきますよね。そのため固定資産税もだんたん下がるのが通例です。

特に木造住宅は他の構造に比べて耐久性が低いため、評価額もどんどん下がり、それに比例して固定資産税も安くなっていきます。

ところがRC造の建物は耐用年数が長いため、木造よりも評価額の下落が緩やかです。

これは、不動産=資産として考えればメリットなのですが、こと固定資産税に関しては、長年あまり下がらない額を払い続ける覚悟が必要になるでしょう。

4-2.リフォーム時に大きな変更ができない可能性がある

RC造にはフレームを鉄筋コンクリートで組むラーメン構造と、壁を鉄筋コンクリートでつくって柱を省く壁式構造があります。

もし将来リフォームしたくなったときに、ラーメン構造であれば強度に影響ない範囲で柱を外したり移動したりすることが可能なので、間取りを大胆に変更することもできます。

一方、壁式構造の場合は、壁自体が柱の代わりに建物を支える構造になっているので、間仕切り壁を外してしまうと天井を支えきれなくなるなど、あまり大きな変更は加えられない可能性もあることを知っておいてください。

4-3.水道の音や振動音が聞こえる場合がある

防音性に優れたRC造、特に壁がコンクリートでできている壁式構造の場合、室外の音や隣の生活音などが聞こえにくいという利点があります。

しかし、マンションの場合、壁の内側を通っている配管を伝わって水の流れる音が漏れてきたり、構造自体を経由してさまざまな音が伝播し、振動音となって聞こえてくる場合もあるのです。

「RC造のマンションなら騒音問題は起こらない」と思い込まずに、もしこんなケースに当たってしまったら、管理会社に原因を探してもらうなど適切に対処してください。

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まとめ

いかがでしょうか?RC造とは何か、どんなメリット、デメリットがあるのかよく理解できたことでしょう。

では最後にもう一度、記事のポイントをまとめておきましょう。

  • RC造とは「鉄筋コンクリート造」のこと
  • RC造は耐久性、耐震性、断熱性、気密性、防音性、耐火性に優れ、設計やデザインの自由度も高い
  • 一方で、建築費用が高い、重量が大きく軟弱な地盤には向かない、結露しやすい
  • 注意点は、固定資産税が高いこと、リフォーム時に大きな変更ができない可能性があること、水音や振動音が気になる場合があること

以上を踏まえて、あなたがマンションを購入する際にはRC造にするかどうか判断してください。

この記事が、あなたのマンション選びのお役に立つことを願っています!

 

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