2023.08.15 更新

賃貸でも叶う!北欧テイストの部屋をつくるインテリアのコツ3選

リノベーションでつくった北欧風の部屋

インテリア好きから根強い人気のある北欧テイスト。しかし、案外イメージが漠然としている人も多いのではないでしょうか。

実際にゼロリノベでリノベーションするお客様にも北欧テイストが人気ですが、設計相談の際に「北欧風のインテリアを空間にどう馴染ませたらいいか分からない」「北欧風に憧れるけど、何をどうすればいいかわからない」といったご相談も多く寄せられます。

実は、北欧風の部屋をつくるコツは3つだけ。賃貸でも気軽に始められます。

今回は、ゼロリノベでリノベーション設計とインテリアコーディネートを担当する設計デザイナーが、北欧風のお部屋をつくるポイントをお教えします。

Advisor

一級建築士 アドバイザー 西村 一宏

[監修]一級建築士

西村 一宏

リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。著者の詳しいプロフィール

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

元銀行員・宅地建物取引士・一級建築士が在籍して「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール



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北欧風の部屋に共通する5つの特徴

北欧の人々は日照時間が短く冬が長いために、家で過ごす時間を心地よくしたいという価値観が根付いており、インテリアにも日常を慈しむための工夫がされています。

北欧風のお部屋の特徴は次の5つです。

  1. 自然素材を使用している
  2. ミニマルなデザインの北欧家具を選ぶ
  3. 自然な光の照明を多灯づかいする
  4. 温かみのある色や特徴的な柄のファブリックをアクセントに使う
  5. ナチュラル、ポップの2つのテイストがある

1-1.自然素材を取り入れる

北欧風の部屋の特徴その1「自然素材を使用する」北欧風の部屋では、床板や家具に自然素材を使います。北欧諸国は森林資源が豊富で自然が身近なことから、環境に対する意識が特に高いです。そのため、質の高いものを長く使う考えが浸透しており、経年変化を楽しめる木材が愛されています。

厳しい冬にも木のぬくもりや自然素材の肌触りを楽しめるよう、オイル仕上げやソープ仕上げのものがよく選ばれます。

1-2.ミニマルなデザインの北欧家具を選ぶ

北欧デザインの家具は、丈夫で美しく機能的、装飾が少なくシンプル。見た目の美しさも重要ですが、それよりも使い心地を中心に設計されています。肌触りがよい天然素材を使用し、体のカーブに沿う曲線が特徴的です。

特にソファや脚付きのキャビネットなどは、都市部の小さな住宅でも空間を広く見せるために低めに設計されていることが多く、現代の日本のマンションにも合うデザインになっています。

北欧家具のルーツはデンマーク

北欧家具の発祥はデンマーク

良質な北欧デザインの家具が一般に広く普及するようになったきっかけは、デンマークの生活協同組合連合会に家具部門が設立されたことでした。そこで生まれたのがデンマークの老舗ブランド、FDBモブラーです。

「丈夫で、美しく、機能的、そして手軽な価格」を開発条件に開発された良質な家具は、後に北欧家具の模範となる名品として一般市民に愛され、北欧家具の黄金期を築き上げました。

1-3.自然な光の照明を多灯づかいする

北欧ではフロアライトやペンダントライトなど、複数の照明を組み合わせ、小さく数カ所で照らす多灯づかいが一般的です。日が暮れ始めると一灯ずつ、キャンドルを灯すように明かりをつけます。

北欧風の部屋の特徴その2「自然な光を多灯づかいする」

少し暗く感じる程度の明るさの照明を室内に点在させることで、部屋に表情や奥行きが生まれ、リラックスできる空間を演出します。

1-4.温かみのある色や特徴的な柄のファブリックをアクセントに使う

北欧風の部屋の特徴その3「温かみのある色やファブリックをアクセントに使う」インテリアで自分らしさを表現するのも北欧テイストの特徴です。

ソファなどの大型家具はもちろん、敷物やクッションカバー、ブランケットといった小物も好みのものを選びます。ファブリックや壁に取り入れるカラーは、その人らしさを演出できる大きな要素になるため、特に重視されます。

1-5.ナチュラル、ポップの2つのテイストがある

北欧インテリアの中でも、テイストはナチュラルとポップ、2つに大別されます。前者は落ち着いた色味を中心に構成され、後者はIKEA(イケア)やHAY(ヘイ)のように明るい色使いのアイテムを多く取り入れるのが特徴です。

おしゃれな北欧風の部屋にする3つのコツ

おしゃれな北欧風の部屋をつくるコツは次の3つです。取り入れやすいものから挑戦してみましょう。

  1. 北欧デザインの家具を際立たせるシンプルな内装に
  2. シーリングライトをやめて多灯づかいする
  3. アクセントカラーを取り入れる

2-1.北欧デザインの家具を際立たせるシンプルな内装に

北欧風の部屋の特徴その4「北欧デザインの家具を引き立たせるシンプルな内装」

空間の主役はなんと言っても北欧家具。その魅力を引き立たせるため、床や壁といった内装は極力シンプルにするのが鉄則です。モダンな印象にしたい場合は、床材を壁と同系色のタイルにするとさらに洗練された雰囲気になります。

家具は妥協せずこだわりのある品を選びましょう。トータルコーディネートで一気に買い換えるのが難しい場合は、まずは一脚のデザインチェアから始めるのがおすすめです。

椅子は他の家具に比べて価格帯も手に届きやすく、一脚だけで置いても絵になるアイテム。有名なartek(アルテック)のスツール60は3万円台から購入できます。

北欧デザインの家具

北欧の人々は初任給で椅子を買うと言われるいうほど、こだわりのある家具。お気に入りの一脚に合わせて、ポスターや照明など他のアイテムを少しずつ集めるのも楽しいですよ。

ゼロリノベでは、リノベーションのご相談とあわせてインテリアコーディネートのご相談も承っております。どんな会社か気になるという方は、以下の記事でゼロリノベの最新の評判や口コミをまとめていますのでご参考ください。

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2-2.シーリングライトをやめて多灯づかいする

シーリングライト1灯で隅々まで明るく照らすと、人工的でのっぺりした印象の部屋になりがちです。複数の間接照明を組み合わせて使うだけで、おしゃれで落ち着いた空間を簡単に演出できます。天井付けのシーリングライトを外して、自然な光のペンダントライトやデスクライト、フロアスタンドなどを配置してみましょう。

シーリングライトをやめて多灯づかいする

1灯だけでは暗いな、と思う程度の明るさの照明を必要な場所だけに絞って点在させることで、空間に表情と奥行きが生まれます。

賃貸でも、照明の根元が引掛シーリングであれば、工事不要で簡単に取り付けられるライティングレールが販売されています。

2-2.アクセントカラーを取り入れる

大きな面に好みのアクセントカラーを取り入れるだけで、おしゃれで自分らしい空間が簡単に演出できます。貼って剥がせる壁紙や、カーテン、ソファの背面といった面積の広いファブリックなどで取り入れると簡単に印象を変えることができておすすめです。

近年はくすみカラーが流行していますが、中でも下の写真のような明るいローズカラーや、目を引くグリーンカラーがインテリアのトレンドになっています。

アクセントカラーを用いる

トレンドカラーは人々の気分を反映するもの。過去数年は落ち着いたグレーがトレンドでしたが、流行が変化し始め、優しさや温かみを感じる明るい色合いに注目が集まっています。

2-3.北欧インテリアが映えるリノベーション事例

実際にゼロリノベでリノベーションした北欧テイストの事例を動画でご紹介します。北欧インテリア好きのお施主さまのこだわりが詰まった空間には、名作家具やヴィンテージ照明が素敵に取り入れられています。ぜひ、お部屋づくりの参考にしてみてください。

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日本の住宅にも取り入れやすい北欧テイスト

北欧テイストには、住空間をより自分らしく・心地よくするためのヒントが詰まっています。その魅力は見た目だけにとどまらず、都市部での生活の品質向上や環境保全など、日本にも共通するような、暮らしを根本から豊かにするためのアイデアに溢れています。

シンプルな北欧インテリアは日本の住宅にも馴染みやすく挑戦しやすいはず。まずは一脚、お気に入りの椅子さがしから始めてみてはいかがでしょうか。

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