2023.04.11 更新 2019.01.04 公開
【決定版】独身を謳歌するマンション購入のススメ!購入価格・広さ・タイミングの正解

「このまま家賃を払い続けるのはムダになるんじゃないかな」
「この先の暮らしも安心できる住まいがほしいな」
この記事を読んでいる方は、そんな思いからマンション購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
昨今は独身生活を謳歌する生き方も当たり前になりました。ゼロリノベでもそういったお客様は年々増加しており、一人で暮らすためのマンション購入を検討する方も、増加傾向にあります。
しかしマンションは高額であるため、「買ってから後悔したらどうしよう」と不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、予算立てからマンション選び、リノベーションまでをワンストップでサポートするゼロリノベが、独身者がマンションを購入するメリットや後悔しないためのポイント、おすすめのマンションなどを紹介します。
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目次
独身者がマンションを購入した理由とは
マンションを購入する独身者が増えているのにはどのような理由があるか気になる人も多いはず よく挙げられる購入理由は、次の3つです。
- 家賃がもったいないと思ったから
- 老後の支出を減らすため
- 社宅使用の入居期限がきたから
どのような内容か、順番に紹介します。
1-1.家賃がもったいないと思ったから
独身者のマンション購入理由としてもっとも多く挙げられるのは、「毎月の家賃がもったいないと感じた」ことです。
例えば東京の都心であれば、賃貸物件の家賃相場*はワンルームマンションでも6〜10万円、1Kで7〜11万円、1LDKなら11〜19万円といわれています。年間にして72万円〜228万円も家賃に費やしている計算です。しかも家賃は単なる支出であり、自身の資産となることはありません。
一方、同じ額を支払うにしても住宅ローンは、自身の資産となるマンションへの対価です。長い目でみた資産形成という意味で、賃貸マンションではなく購入を選ぶ方が賢い、と考える方も増えています。
*参考:UR賃貸住宅
1-2.老後の支出を減らすため
老後の支出を減らすために、マンション購入へと踏み切る方も多くいます。マンションを購入すれば、住宅ローンの支払いが終わった後は、管理費・修繕積立費と固定資産税などの維持費を払うだけでよくなるためです。
多くの人は定年退職後の収入は年金のみになります。平均寿命が伸び続け、何歳まで生きるかわからないなか、老後に毎月の家賃を払って暮らしていくのは大きな不安とストレスとなるかもしれません。一方、マンションを購入しておくと、住宅ローンが計画的に完済できれば、老後は月々の住宅費をグッと減らすことができ、不安を軽減することができます。
1-3.社宅使用の入居期限がきたから
勤務先の社宅の入居期限がきっかけとなり、マンション購入に踏み切る人もいます。
多くの企業は、社宅の使用期限を6〜10年程度の定年制とし、年齢では40代半ば程度*を上限に定めています。大卒でそのまま社宅に入った場合は30代前半で、結婚してから社宅に入居したとしても40代になれば、次の住まいを考えなければなりません。
あらかじめ期限がわかっているので、住居費用が抑えられる社宅で暮らしている間に預貯金を増やし、それを頭金にしてマンション購入するケースが多いようです。
*参考:日本の人事部
独身者がマンション購入するメリットとは
先ほど挙げたような動機をもつ人たちがマンション購入に踏み切メリットは、主に以下の4つです。
- 賃貸にかけるお金をマイホームのために使える
- 老後の住居費負担を抑えられる
- 資産として売却・賃貸経営できる
- 「自分の家」がある安心感を得られる
メリットを詳しく見てみましょう。
2-1.賃貸にかけるお金をマイホームのために使える
マンションを購入すれば、賃貸の家賃や更新費用などにかかるお金を、すべて「自分の持ち家」に使えるようになります。
賃貸物件というオーナーからの「借り物」に使うのではなく、自分の資産のために使うお金は支出ではなく投資です。購入したマンションは資産となりますし、自分が働いて得たお金を、自分の暮らしをより良くしたり、リノベーションして自分好みの家にするするために使うことは満足感につながります。
2-2.老後の住居費負担を抑えられる
賃貸の場合は、死ぬまで家賃を支払い続けなければならず、その負担は高齢になるほど重くのしかかります。それまでにどれだけの貯蓄ができるかにもよりますが、年金暮らしのなか減り続けていく貯金通帳を眺める生活は、誰もがしたくないと思うものでしょう。
マンションを購入すれば、住宅ローン完済後は月々の住居費負担が減るので心配も低減できます。もちろん生活費や管理費・固定資産税などの支払いは続きますが、家賃がないだけでも負担は大幅に軽くなるのがメリットです。
2-3.資産として売却・賃貸経営できる
資産価値が高いマンションを購入すれば、必要となったときに売却して現金化したり、単身者向け賃貸として運用したりできるのも、賃貸にはないメリットです。
今後開発が進みそうだったり、最寄り駅までの距離が近く生活や通勤の利便性が良かったりと好条件が揃っている物件なら、将来売却する場合でも下落は少なくなります。
賃貸にした場合でも、周辺環境が整った需要が高いエリアにあるような条件が良いお部屋なら借り手も見つけやすく、入居者が途切れにくいので安定した家賃収入も期待できます。
2-4.「自分の家」がある安心感を得られる
マンションを購入すると、「死ぬまで住める自分の家」を確保できたことで、大きな安心感を得られます。
高齢になると、賃貸物件を借りるのが難しくなるのが一般的です。孤独死などのリスクを恐れ、高齢者の入居を避けたいと考える大家さんが多くなるため、入居審査に通りにくくなるでしょう。子どもがいれば保証人になってもらったり、一緒に住んだりといった選択肢もありますが、将来どうなるかはわかりません。
また購入したマイホームは賃貸ではないので、自分好みにリフォームなどができ、家自体に愛着が湧きます。自由に家を使えることでストレスフリーになるのもメリットです。
【年収別】おすすめのマンション購入価格
マンション購入に際しては、無理な資金計画は禁物です。ここでは年収ごとにおすすめのマンション購入価格を解説します。
3-1.返済比率20〜25%程度を『返せる額』の基準にする
マイホーム購入においては、返済比率を年収(手取り額)の20〜25%に設定し、購入できるマンション価格を逆算して返済計画を立てるのがおすすめです。
返済比率とは、年収に対する住宅ローンの返済額が占める割合を指します。年収(手取り額)の20〜25%程度の返済負担であれば、生活を圧迫することなく返済していけると考えられています。
具体的な年収ごとの購入できるマンション価格と月々の返済額は以下のとおりです。
上表から、自身が購入するマンションの適正価格を見極めてみてくださいね。
独身者が選ぶべきマンションの広さ
続いて独身者がマンションを購入するときに、どのような広さと間取りが良いのか、選び方を考えてみましょう。
4-1.暮らす人数によっておすすめの広さがある
マンションには人数に応じた広さの目安があり、都市とその周辺に住むのであれば、単身者は40㎡が豊かな住生活を実現するために必要な面積とされています。
二人暮らしになる可能性があるなら55㎡程度の物件を中心に探しても良いでしょう。家族が増えた場合には間取りに悩む可能性がありますが、子どもはいつまでも一緒に暮らすとは限りません。リフォームやリノベーションで必要となったタイミングで子ども部屋を追加したり、部屋を広くすることを考えるのがおすすめです。
参考:住生活基本計画における居住面積水準|国土交通省
4-2.住宅ローン控除を受けるなら50㎡以上
2023年は、住宅ローン控除をはじめ税制優遇の対象になるためには、マンションの床面積50㎡以上が要件(*1)とされています。各優遇制度を受けたい場合は、床面積にも注意しましょう。
とくに住宅ローン減税は、年末のローン残高の0.7%が新築の場合最長13年間、中古の場合で10年間も所得税から控除されるため、適用条件を満たすかどうかで購入するマンションを決める人もいます。のちのちの売却を視野に入れるうえでも、50㎡以上のマンションは需要が高いのでおすすめです。
なお原則として30㎡未満のマンションは、住宅ローンの対象にならないため、購入する際には現金が必要になる点に注意しましょう。
*1:新築住宅については、所得金額1,000万円以下の場合に限り、2023年以前に建築確認を受けた場合の床面積要件が40㎡以上に緩和される
*2:新築の場合住宅の種類により3,000万円〜5,000万円、中古の場合2,000万円〜3,000万円など借入限度額が定められている
住宅ローン控除について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
何歳までにマンション購入すべき?
「もしかしたら結婚するかもしれないから広さを決められない。ギリギリのタイミングまで待って、購入するか判断したい」と考える方もいるかもしれません。ここではマンション購入にタイムリミットはあるのかを解説します。
5-1.35年ローンを組むなら40代半ばがタイムリミット、ただし…
35年の住宅ローンを組むのであれば、40代半ばがタイムリミットとなります。なぜならローンの完済時期は一般的に、75歳〜80歳程度とされているためです。
ただしそれは、定年後もローン返済ができる蓄えがあることが前提です。働いているうちに完済するなら、30代半ばのうちに長期ローンを組むことをおすすめします。例えば35歳で30年の住宅ローンを組めば、65歳で返済を終えられます。
40代でマンションを購入するのなら、頭金を多く入れるなどしてローンの返済期間を短くすると将来的な返済負担が抑えられます。
5-2.今は賃貸に住んで資金を貯め、老後に一括購入する選択肢も
どうしてもマンション購入に踏み切れない場合には、今は賃貸で暮らして預貯金を蓄え、老後に一括購入する選択肢もあります。ただしその場合、月々の家賃の支払いに加え、住宅の購入資金を貯めていかなければならないため負担は大きくなります。
その点も踏まえ、マンション購入するのが良いのか、このまま賃貸暮らしを続けたほうが良いのか、ライフプランを考えてみることをおすすめします。自分で考えるのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーなどのプロに相談することも検討しましょう。
中古を買うならおすすめは築25年以降の築古マンション
2章で「資産価値の高いマンションなら、いざというときに売却・賃貸経営できる」と解説しましたが、通常、新築マンションは購入した瞬間に「中古マンション」となり価格がガクッと下がるのが一般的です。
そこでおすすめしたいのが、将来的な価格の下落が小さく売却時に損しない築25年以上の築古マンションです。
6-1.築25年以上の中古マンション購入がおすすめな理由
築25年以上の中古マンションがおすめなのは、中古マンションの価格は築25年以降から安定する傾向があることが理由です。下記は、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が発表した、首都圏における中古マンションの築年数別㎡あたりの価格推移をまとめたものです。
【参考】首都圏中古マンション・中古戸建 地域別・築年帯別制約状況【2022年04〜06月】|東日本不動産流通機構(1頁)を元に作成
グラフからわかるように、築25年を過ぎると価格の減少率が小さくなります。つまり築25年以上のマンションは、購入時と売却時の価格差が大きくなりづらいのです。
また購入するマンションのメンテナンス状況を確認するためには、ある程度の築年数が過ぎ大規模改修がおこなわれていないと判断が難しくなります。その点築25年以上なら十分に確認が可能です。メンテナンスさえしっかりしていれば、売却や買い換え時にも、価格差は少なくて済むでしょう。
6-2.築古マンションで購入価格を抑え、リノベを楽しむ
築古マンションは、基本的に購入価格が抑えられるのもメリットです。住宅金融支援機構が発表した「2021年度 フラット35利用者調査」によると、首都圏における新築分譲マンションの平均所要資金は4,913万円。一方中古マンションは3,295万円となっており、その差は1,618万円にもなります。
中古マンションを購入してそこで節約できた差額をリノベーション費用に充て、自分の理想の部屋作りをすることを、ゼロリノベではおすすめしています。
独身でのマンション購入を後悔した人に学ぶ失敗と対策
ここまでいろいろ見てきましたが、独身でマンション購入するかは今後のライフステージがどう変化するのかわからないため、迷って当然です。そんな時は経験者の声が頼りになるでしょう。独身でマンション購入をした際に後悔したポイントを赤裸々に教えてもらったので、彼らの失敗談をもとに考えられる対策を紹介していきます。
7-1.無理な資金計画で購入し、生活が苦しくなった
最初の話は、マンションはのちのち資産になると思って購入したものの、生活が苦しくなったAさんの経験談です。
Aさんは、どうせならちょっと良い物件にしようと考え、貯金を切り崩して頭金を捻出しマンションを購入したところ、予算を数百万円もオーバーしてしまいました。その結果、月々の返済が苦しくて日々の生活を切り詰めて暮らしている現状です。
【対策】
購入するマンションの金額は、返済比率を年収(手取り額)の20〜25%として逆算し、無理のない返済計画を立てることが鉄則です。購入を検討しているマンションの物件価格が、自分の年収とあっているかをよく見極めましょう。
最も重要なのは購入後に生活を圧迫しないよう余白を残した予算決めを行うことです。「3.【年収別】おすすめのマンション購入価格」にある年収別一覧表を参考にしてみてください。
7-2.予定していなかった結婚で手放すことに
Bさんは、生涯独身でいるつもりでマンションを購入しましたが、数年後に良きパートナーに出会いました。購入したマンションは売却することになったものの、売れるかどうか不安を抱えているそうです。
【対策】
マンションを購入するときには、将来的な資産価値が下がりにくいような資産性の高い物件選びが重要です。駅から徒歩10分圏内で通勤が快適な場所にあるなど、将来結婚することになったとしても売却しやすいマンションを選びましょう。すでに「3.おすすめは築25年の築古マンション」でも触れた通り、築年数によっても物件価格の下落率が変わってきます。中古マンションを検討する場合には築年数も考慮に入れておきましょう。
7-3.転職先が転勤の多い会社で、引っ越しを余儀なくされた
Cさんは、マンション購入後に全国転勤のある会社に転職しました。ずっと就きたい仕事だったので転職に後悔はしていませんが、マンションを売却したところ大幅に物件価格が下がっていたのでマイナスになってしまい、売却費用でまかないきれなかった住宅ローンの残りは貯金から支払いました。
【対策】
マンション購入後に転居することになった場合、必ずしも売却しなければならないとは限りません。いずれ戻ってきて住む可能性があるのなら、賃貸に出しての資産運用も考えられます。交通利便性が高くニーズが高いマンションなら、賃貸に出す際に利用者を見つけられる可能性は高いでしょう。
そのためには、購入時点で転勤などによる転居を視野に入れ、売却や賃貸に出しやすく資産価値が下がりにくいマンションを購入することが鉄則であることは変わりません。
7-4.売却したいのに、価格が下落して住宅ローン返済できず断念
Dさんは、マンション購入後に結婚することになりました。共働きするパートナーの職場から遠かったため、独身時代に購入したマンションの売却を考えましたが、査定を受けたところ購入時から価格がガクンと下がっていて差額の支払いができませんでした。そのため結婚後は引っ越しをあきらめ、立地を我慢して二人で住んでいますが、一人住まいを想定していたので狭くて困っているそうです。
【対策】
マンションの価格が下がりローンの返済ができない場合でも、マンションの買い換えであれば「住み替えローン」を使える可能性があります。住み替えローンは新居の購入資金に、旧居のローン残債を上乗せして新しく住宅ローンを借りる方法です。住み替えローンが使えずそのまま住み続ける場合でも、リノベーションで間取りを変えれば2人でも住みやすい空間にできることも。リノベーション会社に相談してみるのもおすすめです。
まとめ
では改めて独身者が納得してマンションを購入するために抑えておくべきポイントを紹介しておきます。
独身者がマンションを購入するメリットは4つありました。
- 賃貸にかけるお金をマイホームのために使える
- 老後の居住費負担が減る
- 資産価値の高いマンションなら、いざというときに売却・賃貸経営できる
- 「自分の家」がある安心感を得られる
独身者がマンションを購入するときの主なポイントは以下のとおりです。
- 資産価値が安定し、以降価格が下がりにくい築25年以降の築古マンションがおすすめ
- 返済比率20〜25%を「返せる額」の基準にする
- 住宅ローン控除を受けるなら50㎡以上のマンションを選ぶ
- 35年の住宅ローンを組むのなら、40代半ばがタイムリミット
中でも築25年以降のマンションは、新築マンションよりも安価に購入できるのがメリットです。新築との差額をリノベーションに充てれば、自分好みの空間に生まれ変わらせることができますよ。
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Q.独身者がマンション購入して後悔しないためには?
人生の想定外を考慮して資産価値が下がりにくいマンションを選ぶ、年収に対して安心な予算計画をする、2点が特に重要です。詳しくは「独身者がマンション購入して後悔するパターン」「独身者がマンション購入するメリットはある?」をご確認ください。
Q.どれくらいの年収なら購入しても大丈夫?
年収に制限があるというよりは、年収に対する住宅ローンの「返済比率」を重視しましょう。安心できる返済比率は20〜25%が目安。返済比率に関する詳しい説明は「どれくらいの年収ならマンション購入に踏み切ってもいい?」をご確認ください。
Q.独身者が選ぶべきマンションの広さや間取りって?
ひとり住まいに適した広さは35-45㎡と言われています。間取りについて2LDKか3LDKか迷う場合は不確実な将来に合わせるより「今に合った間取り」を基準に選びましょう。詳しくは「独身者が選ぶべきマンションの広さや間取りって?」をご確認ください。
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